日本人の優秀性はノーベル賞の受賞者数にも表れている。
1位 アメリカ 352人 (2016年まで)
2位 イギリス 119
3位 ドイツ 82
4位 フランス 58
5位 スウェーデン 32
6位 日本 23
7位 スイス 22
8位 ロシア・ソビエト連邦 20
9位 オランダ 17
10位 イタリア 14
2位 イギリス 119
3位 ドイツ 82
4位 フランス 58
5位 スウェーデン 32
6位 日本 23
7位 スイス 22
8位 ロシア・ソビエト連邦 20
9位 オランダ 17
10位 イタリア 14
産業革命を始めたイギリスもシェークスピアのような文学的伝統があって科学技術は花開いた。日本の技術・経済の発展も文学に支えられていたと言える。文化レベルを象徴する文学を振り返ってみると、例えば、ネットのサイトなどでは次のような例がある。
日本の名作小説おすすめランキング
1位:日本人に愛されている!夏目漱石作品
2位:リズムを感じる!宮沢賢治作品
3位:作品に苦悩がにじむ!芥川龍之介作品
4位:生き様も無頼!?太宰治作品
5位:直木賞唯一の辞退者!山本周五郎作品
6位:日本人初のノーベル文学賞!川端康成作品
7位:悲劇の闘士!三島由紀夫作品
8位:軍医のちに小説家!森鴎外作品
9位:耽美の極み!谷崎潤一郎作品
あるいは、日本の近代・現代の十大小説として、
愛の不可能性―夏目漱石『明暗』
女の孤独と聖性―有島武郎『或る女』
故郷と山と狂気―島崎藤村『夜明け前』
愛と超越の世界―志賀直哉『暗夜行路』
四季をめぐる円環の時間―谷崎潤一郎『細雪』
愛と戦争の構図―野上弥生子『迷路』
根源へ向う強靱な思惟―武田泰淳『富士』
暗黒と罪の意識―福永武彦『死の島』
人間の悲惨と栄光―大岡昇平『レイテ戦記』
魂の文学の誕生―大江健三郎『燃えあがる緑の木』
紫式部の源氏物語が日本人の知性にどのような影響を及ぼしたのかは分からないが、万葉集が日本文化の基礎にあることは間違いない。あるいは鎌倉時代の方丈記、鎌倉末期の徒然草などは今の日本人にも理解できる感性が現れているし、日本の文化性も示している。
海外では、近代10大小説では、
1 ヘンリー・フィールディング、トム・ジョーンズ、イギリス1749年
2 ジェイン・オースティン、高慢と偏見、イギリス1813年
3スタンダール、 赤と黒、フランス1830年
4オノレ・ド・バルザック、ゴリオ爺さん、フランス1834年〜1835年
5チャールズ・ディッケンズ、デイヴィッド・コパフィールド、イギリス1849年〜1850年
6ギュスターヴ・フロベール、ボヴァリー夫人、フランス 1856年
7ハーマン・メルヴィル、 白鯨、アメリカ 1851年
8エミリー・ブロンテ、嵐が丘、イギリス 1847年
9フョードル・ドストエフスキー、カラマーゾフの兄弟、ロシア 1879年
10レフ・トルストイ、戦争と平和、ロシア 1865年〜1869年
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%A4%A7%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
英国、フランス、アメリカ、ロシアといった大国がノミネートされている。しかし、ドイツではゲーテ、イタリアにはダンテ、スペインにはセルバンデスがいる。大国は文学によって大国なのだ。カフカやプルーストというユダヤ人もいる。
しかし、最大の物語は聖書のイエス・キリストの言行録だ。日本最大の作家、夏目漱石にもキリスト教は何らかの影響を及ぼしているはずだ。欧米では、旧約・新約の聖書の物語が決定的な影響を及ぼしている。
逆に、欧米の文学、そして、文明を理解するには聖書の研究が不可欠だ。それが明治以降きちんと行われていれば、太平洋戦争もなかったかも知れない。