この世は、我々の身体の細胞も含めて、分子、原子、電子などの素粒子から出来ている。そして、このような物質の各要素は宇宙の創造の時にできたのです。しかし、我々の心、精神は宇宙の創造の時に存在していたものではないし、物質の要素から生まれたものでもない。精神を生み出す原子は存在しないのです。
真実は、この世は霊界のエネルギーから生まれたものであり、霊界のエネルギーが物質的エネルギーとなり、物質の各要素が作られたのです。そして、我々の精神(霊、魂、心)も霊界から来たのです。我々は、この世(物質界)を中心にして考えているが、この世は霊界からの霊的エネルギーと霊で生まれたのです。これを認めない現代科学は、この世の謎を完全に解明することはできない。つまり、あの世(霊界)が主で、この世(物質界)は従なのです。
従って、「我々は霊界から物質界に来て、また霊界に帰る」のです。
実際、我々の精神(心)がどのようにして生じたのか、宇宙はどのようにして生じたのかについて、現代科学は正解を与えられない。この世の物質や精神は、全て霊界から生じたのです。これを信じるのが正しい信仰心です。それを認めなければ、「我々はどこから来て、どこに行くのか」と悩み続けることになる。
つまり、キリスト教の聖書が「神様が世界を言葉で作った」というのが正しい。万物の創造主の神様は、その言葉と想念で、霊的エネルギーを動かし、霊界から物質界を作り、物質界の人間の脳に、霊界の霊を魂として入れ、心(精神)を発生させたのです。従って、物質界での肉体の死後、人間の魂は心と共に、霊として霊界に帰るのです。物質界で肉体(物質)は死んでも、心と魂は霊界で生き続けるのです。
なお、霊界は物質の世界ではないので、霊的な目で見なければ理解できない。ただし、特別な霊的能力のある人間(心と霊が緊密に結びついている人)は、物質界の向こうの霊などが見える。宗教の教祖や密教の僧侶、神道の行者、修行者などは、この能力を持っている者が多い。
例えば、空海などは霊能力で、霊的エネルギーを使うことができ、さまざまな奇跡を行った。また、聖書にはイエス・キリストが霊能力で霊的エネルギーを使って多くの奇跡を起こしたことが記されている。本来、キリスト教は仏教や神道以上に、霊的な宗教なのです。
明治維新以来、日本は欧米の科学・技術を取り入れて来たが、キリスト教の霊性も積極的に研究すべきだった。しかし、日本仏教や皇室神道にこだわりすぎて、キリスト教の研究が遅れ、昭和にはキリスト教国のアメリカと戦争し、敗北した。この日米戦争は、日本の霊能者とアメリカの霊能者の間の戦いでもあった。日本政府は、国内で大本(教)などを弾圧し、皇室神道を強要したが、愚かにも日米戦争に突入していった。戦後は、皇室もアメリカに追従し、生き残りを図るという哀れな国になった。これは、日本人の間に霊的な混乱をもたらし、さまざまな新宗教の発生が見られた。しかし、キリスト教の研究は進んでいない。これでは、一神教が主流の世界で日本はリーダーになれない。だから、戦後50年たった1995年にオウム真理教事件が起き、阪神大震災が生じた。日本霊性の混乱がもたらしたものです。
霊的エネルギーは、今も物質界で働いており、優れた宗教者、僧侶、神官、修行者、巫女などは、その霊能力を通して、霊的エネルギーを使い、超常現象や奇跡を起こすことができる。鎌倉時代に、日本が強大な元帝国の侵攻を防げたのも、当時の仏教徒などの霊能力のお陰です。しかし、昭和の日米戦争では、もはや日本の皇室神道は、キリスト教国アメリカの霊性には対抗できないことが明らかにされた。そして、21世紀の東日本大震災や福島原発事故で、日本の霊性の危機が明らかになった。しかも、欧米のキリスト教国の霊性も低下している。世界の物質文明が危機に直面している。
当然、今世紀中には世界の物質文明に危機が生じる。人類の霊性が低下したからです。第三次世界大戦や自然大災害が迫っている。これに対抗するには、霊性を高め、霊的エネルギーを利用して、物質文明の問題を解決するしかない。
20世紀の心霊研究家の故塩谷信男(医学博士)や故政木和三(工学博士)は、21世紀中の文明の崩壊を予測していた。塩谷は正心調息法を実践して世界平和を祈れと言い、政木は欲を捨てて神仏に過去形で祈れと主張した。いずれも、霊的エネルギーを利用することにつながる。
日本の神仏も霊界に存在するが、歴史を見ても、世界に影響力を持つのはイエス・キリストの霊なのです。この霊的エネルギーを利用して、アメリカは世界一の強国になった、日本人はキリスト教の霊的エネルギーをもっと研究すべきです。日本の霊性も唯一の絶対神につながるキリスト教の霊性と統合されるべきです。そのためには、アメリカのように大統領制を導入し、唯一の絶対神を崇めるべきです。
唯一の絶対神とつながらない霊能力で霊的エネルギーを利用するのは危険です。核エネルギー以上の威力を持つエネルギーが利用できれば、UFOなども飛ばすことができる。しかし、イエス・キリストの霊力で人類が守られている間は、宇宙人も地球に手を出すことはできない。しかし、人類自身が霊的に成長し、霊的エネルギーを利用できるようにならなければ、人類の未来は保証されない。
霊的知識がこのままでは、人類は、物質界と霊界の関係も理解出来ないまま、今世紀中に第三次世界大戦と自然大災害で亡びることになる。しかし、霊性を高めて霊的エネルギーを利用できるようになれば、多くの問題を解決し、霊的文明を打ち立て、22世紀以降も人類は存続できる。
この世の物質界でも霊的エネルギーは働くが、正しい宗教心のある人間だけが霊的エネルギーを使えるようにならなければ、悪魔が不信仰な人間を利用して、人類に厄災をもたらす。霊能者は、まず正しい信仰心を持つべきです・・・