2012年11月5日月曜日

「この世の最後には偽キリストが現れる」、政治にスターは無用?


聖書に曰く、「この世の最後には偽キリストが現れる」。

この世の最後とは、個人にとっては自分の人生の最後かも知れない。

第二次大戦で戦った兵士や、空襲で戦死した人々にとっては、そのときが世の終わりです。

1995年の阪神大震災で亡くなった人にとっては、そのときが。

2011年の東北太平洋岸大震災で亡くなった人のとっては、そのときが。

いや、角田に殺害された人。エレベータ事故で死亡した人。毎年自殺する3万人の日本人にとってはそのときが、この世の終わりです。

つまり、いつでも世の終わりなのです。宗教的にも、2千年前にキリストがローマ軍に殺害されてから・・・



そして、いつでも偽キリストが現れる。

今の日本も政治スターの仮面をかぶって、偽救世主が現れます。

かつては、1970年代の初期の田中角栄。庶民宰相から、あっという間に金権政治家に墜落。その後はCIAを敵にまわす政界の闇将軍。

そして、1990年代初期の細川護熙。

そして、2000年代の小泉純一郎。

今も、橋下や石原慎太郎が政治スターを狙っています。

政治家にはスターを求めないこと。付和雷同しないこと。群衆化すないこと。政治の流れに乗らないこと。風に参加しないこと。これが、古代中国の教えであり、日本の伝統的教養です。

ただし、アメリカには、政治のスーパースター・オバマが生まれた。これは、1860年代まではアフリカ人を奴隷にしていたという、ヨーロッパ系アメリカ人の過去の償いという意味もあります。

もちろん、アメリカでも大統領がスター化することは好ましくない。

ましてや、日本では、弊害が多すぎる。

小泉首相のあとの年金問題や、後継自民党首相の劣化、また、鳩山の首相就任後の無能ぶり。これは大きな教訓です。

小泉や鳩山でもダメなら、橋下や石原ではどんな弊害が起きるか分からない。例えば、日中武力衝突、暴力組織の活動拡大などです。

政治は退屈なときが安全です。一見、退屈な政治状況の中で優れた施策を行わせる、これがポイントです。


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□ 2007年に大きく報道された年金インチキ処理問題は有権者によって大きな衝撃であり、それが2009年の政権交代に直結した。しかし、今回は3・11震災と原発事故、それに尖閣だ。 年金ならまだ民主党でもなんとかなったが、この3大問題は自民党にやらせるしかない、有権者はそう考えている。

□ 前回の総選挙の主役は有権者だった。 政権交代は民主党の個々の議員の努力や能力ではなく、自民党を野党転落で罰した有権者が主役でした。 しかし、民主党議員はそれが未だに理解できない?

□ いいですか、野田は実直さを演じ、一人前のセリフを駆使するが、震災復旧の予算は活用できず、放射能の恐怖から国民を解放できず、おまけに、交付金ストップで国民を不安がらせている。 そして、解散権は自分にあると陶酔感に浸っている・・・

□ 異常な人間は異常な環境で正常に振る舞う。  オウムの松本、尼崎の角田、大阪の橋下?  石破のような正常な人間は、異常な政局では当然、異常に見える、「それが人間のやることか(コラッ、野田!)・・・」 

□ 才に走る橋下は若い。  ボケる芝居もできない。 なぜ、自分が大阪の有権者にうけたか分かっていない。 「インテリやくざを首相に」こういう大阪の有権者は健全ではない。 アホ! 

□ 橋下は反体制だ、基本は。  ただし、体制派の大御所の石原慎太郎や安倍晋三にちやほやされるのも気に入っている。  大阪の底流は反東京、反体制です。 皆、見方が甘い。




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Tokyo Station Street...