宗教は人を救い、家族を救い、社会を救うためにある。
しかし、人や家族や社会は、「カネがなければ救われない」との考えを信じている。
そこで、宗教とカネの関係が本質になる。あるいは、宗教をカネ儲けの手段とする者が出てくる。
「我々の宗教を信じれば、カネが得られて救われ、幸福になる」と人々に信じ込ませ、お布施や寄付金で多額のカネを宗教団体に入金させる。つまり、救われるのは宗教団体だということになる。
これが、悪魔の支配です。
しかし、本来、本当の宗教家は人々からカネを取ることはない。
逆に、人々の精神を救い、カネ儲けができるように元気にするのが本当の宗教家です。貧乏人にはカネを与えるのが本来の宗教なのです。神様はカネを必要とはしないのです。
イエス・キリストは、人々に貧乏人にはカネを与えるように勧めていた。そして、カネではなく神の義、神様の教え、隣人への愛を実行するように勧めているのです。そして、初期のキリスト教徒の団体は貧乏団体だった。
ホームレスとして町や村を訪ね歩き、神の教えを伝え、病人を癒し、悪魔や悪霊を人々から追い出すのがイエス・キリストとその弟子たちの活動だったのです。そして、イエス・キリストは、「人は神様と富とに兼ね仕えることはできない」と述べ、「カネを求めないように」と教えたのです。
つまり、無料のコンサルタント、医療機関、人生の相談員の役割を果たしていたのです。イエス・キリストによって悩みが解決し、病が癒され、生きる道を示された人々は、謝礼や寄付金を要求されることはありませんでした。これが、キリスト教の出発点なのです。立派な教会や教団組織とは無縁の宗教だったのです。
仏陀も、人生の真理を理解せず盲目的に生きる人々を憐み、自らは乞食として無料の教師として、ホームレスとなって真理を人々に教え、人生の苦しみから救われる方法を教えたのです。立派な寺院や教団組織とは無縁の宗教だったのです。
しかし、悪魔が宗教団体に入り込み、「悪魔自身を神だとして」人々に拝むようにさせ、カネを崇拝させるようにさせたのです。
実際、人間社会でも、事実上、カネや富を人々は神だとして崇拝するようになったのです。このような富の裏付けによる社会体制の最上部には悪魔が君臨しているのです。政府でも大統領や首相の上には悪魔がおり、企業でも社長や会長の上には悪魔がおり、宗教団体でも教祖や理事長の上には悪魔がいるのです。つまり、悪魔が支配する社会なのです。
しかし、悪魔は神様に勝つことはない。これが真理なのです。悪魔のカネによる支配は、神様の愛の教えに勝つことはない。これが真理なのです。
それでも、悪魔はこの世のあらゆる場所に入り込んでいます。政府、企業、宗教団体も悪魔の直支配下にあるのです。従って、政府、企業、宗教団体が人々を本当に救うことはない。カネが人々を本当に救うことはないのです。政府、企業、宗教団体、社会のエリートは全て、悪魔に洗脳され、富の支配、悪魔の支配を受け入れているのです。悪魔の影響は、この世だけでなく、霊界にも及んでいます。だから、霊能力者の多くも悪魔の支配下にあるのです。イエス・キリストや仏陀の教えを伝えながら、その教えを裏切って、富やカネを求める宗教家が大部分です。ホームレスのような宗教家、宗教団体のみが信用できるのです。
このように悪魔に支配された人間社会を、神様が見捨てたときが本当の人類の危機です。そして、19世紀以来、聖母マリアがこの世に現れて人々に警告を与えてきた。20世紀の末から、ファチマやメジュゴリエなどで聖母マリアがこの世に現れて人々に警告を与えてきたのはよく知られています。ノストラダムスの世紀末の予言より、聖母マリアの予言が重要なのです。
「悪魔が支配する人間社会を神様が見捨てて、21世紀の前半に、世界は人類史上最大・最悪の危機に襲われる」というのが、聖母マリアの予言です。
この危機を乗り切るには、「人々はカネを捨て、富に背を向け、聖書を読み、神様の教えに従うこと」なのです。
イエス・キリストは、「この世の貧乏人は、死後、天国で幸福に生きる」と述べています。そして、「この世のエリート、富裕層や幸福な人々は、死後、地獄に落ちる」と警告されているのです。イエス・キリストが伝道してから、2千年がたっています。神様が人間社会を判断するときが迫っています。
聖書を読み、聖母マリア、イエス・キリスト、神様に祈ることで、人々はこの危機の時代を切り抜け、22世紀以降も人間社会は発展するかもしれない。これが、唯一の希望なのです。人類の文明の危機にはカネは役に立たないのです・・・