今、21世紀となり、人類は歴史的な危機に直面しようとしている。聖母マリアは、19世紀半ば以降、各地に出現して「時の終わり」が来ると警告している。第二次大戦以降の比較的、平和な時代が終わろうとしている。
実際、今ほど核戦争の危機が叫ばれた時代は1962年のキューバ危機以来です。聖母マリアはロシアに対する懸念をずっと示してきたが、現在のウクライナ戦争でもロシアによる核兵器の使用が懸念されている。そこで、この百年の歴史を振り返る必要がある。
1920年代・・・第一次世界大戦が終わり日本は世界の強国となり、国際連盟の理事国となって国際的な地位を高めるが、関東大震災や世界恐慌に見舞われて大正デモクラシーの民主化の時代から軍部独裁体制に向かい、天皇神道への全面的信仰が強制される。
1930年代・・・アメリカ発の大恐慌が世界の分断につながり、ナチスがドイツで勢力を伸ばし、ドイツはポーランドを侵攻し第二次世界大戦がヨーロッパで始まり、日本は中国への軍事介入を強化し、満州国を打ち建て、世界から警戒される。
1940年代・・・日本の中国進出に対するアメリカの介入によって日本はアメリカとの開戦を強いられ、日本も第二次世界大戦に参加するが広島・長崎への原爆投下によって敗戦し天皇神道は崩壊する。
1950年代・・・米ソの冷戦が始まり、朝鮮戦争で米中が衝突するが、日本はアメリカと同盟し、全面的に民主化する。
1960年代・・・アメリカは反共政策からベトナム戦争を推進するが、日本はその戦争特需で経済の高度成長時代を迎え、東京オリンピックも成功させるが、日米欧で学生運動や反体制運動が拡大し、アメリカは黒人などの社会進出が始まる。
1970年代・・・アメリカはベトナム戦後の低迷状態に入るが、日本は経済を拡大しハイテク産業を伸ばし、中国との国交も再開し中国への経済支援を強化する。
1980年代・・・日本の経済はアメリカに脅威を与えるほどに成長し、GDPも世界第二位となって戦後の発展の頂点に達するが、昭和天皇が崩御し、やがてバブル経済も崩壊する。
1990年代・・・ソ連が崩壊し冷戦が終息するが、IT技術で立ち直ったアメリカはイラクとの湾岸戦争や日米の金融摩擦を超えて世界唯一の超大国となり、世界はアメリカの一極支配の下で安定するが、日本は平成時代となって長期デフレに陥る。
2000年代・・・イスラム急進派とアメリカの対立が激化するが、ロシアはアメリカとの協調を促進し体制崩壊から立ち直り、中国は日米の支援で経済の拡大をはかる。
2010年代・・・アメリカは金融危機で世界を激動させ、黒人の大統領が就任しリベラル派が実権を握るが、リベラル化の反動で保守右翼も復活し、国民の分断が顕著になる。中国はGDPで日本を抜き軍事大国化するが、日本では東日本大震災/福島原発事故で混乱し、政権交代で権力を握ったサヨク勢力に国民は幻滅し再び保守体制に戻る。
2020年代・・・アメリカでは国内の分断が進み、覇権を狙う中国とアメリカの対立が激化し、ロシアも軍事大国化を目指しウクライナに侵攻する。コロナ大感染の影響で日本も世界経済も低迷する・・・
要するに、経済発展=>震災=>経済混乱=>世界大戦の流れが歴史に見られる。聖母マリアや聖書が述べる「時代の終焉」が近づいている。
さらに、心霊研究家の故塩谷信男や故政木和三が予言したように、腐敗した物質文明の危機が迫っている。ウクライナ戦争の後には、第三次世界大戦が生じ、その後には、地軸移動などの世界的な自然大災害の可能性もある。
今からでも、日本人は聖書を読んで、今世紀の人類の危機に備えるべきです。天皇神道に象徴される日本の霊性よりもキリスト教の霊性が優位することは、第二次世界大戦で証明されている。仏教や神道は否定するべきではないが、聖書の教えが人類全体の霊性を象徴する。
その意味で日本も大統領制を採用して、万物の創造主の霊界と物質界を支配する一神教の神様を認め、日本国憲法が志向する唯一の絶対神に従うべきです・・・