2025年1月9日木曜日

死を恐れるな! 神様を怖れよ!

 


人間は死を恐れるが、魂には死はない。これが、世界中の宗教の結論です。

むしろ、肉体の死後も、魂(心)は霊界で生き続けるのを教えるのが宗教なのです。

しかし、霊界にはさまざまな霊がいる。神様、天使、善霊だけでなく、悪魔や悪霊もいる。神様の世界や天使の世界は天国と呼ばれるが、悪魔や悪霊の世界は地獄と呼ばれる。その区別を教えるのも宗教です。

さらに、善良で信仰心のある人間の霊は天国に受け容れられるが、悪魔と結びついた霊は地獄に落ちるというのが、どの宗教でも共通の教えです。

この真理に気付いた人間が、さまざまな宗教、宗派を打ち立てるが、神様自身が宗教を与えるのではなく、神様の霊を与えられた人間が他の人間に、この真理を教えるのが宗教だということになる。真理は1つだが、それを解釈する人間によってさまざまな宗教が生じることになる。そして、他の解釈を認めない人間が宗教戦争を起こす。しかし、真理が明らかにされる霊界では、もはや人間的な解釈の余地がないので宗教の必要もない。真理を認めて、天国に受け容れられか、真理を拒絶して地獄に行くかしかない。

つまり、人間は生きている間に、自由意思で真理を認め、真理を愛し、神様に従う心を持つか、真理と神様を拒絶して、悪魔と結びつく心を持つようになるのが人生だということになる。そして、死後はその心に従って、人間の霊は霊界の天国に行くか、霊界の地獄に行くかが決まる。

だから、イエス・キリストは「死を恐れるな。人を殺そうとする者を恐れるな。」と教えておられる。また、神様は霊界で魂を完全消滅させることもできる。神様は霊界の地獄自体を消滅させることもできる。だから、イエス・キリストは「魂を霊界で消滅させることのできる神を恐れよ。」と教えておられる。

つまり、この世の死は本当の死ではなく、霊界で地獄に行った者に本当の魂(心)の死が生じることになる。悪魔も悪霊も神様の意思で完全に消滅することになる。悪魔はいずれ自分が神様によって消滅させられることを知っているが、できるだけ多くの人間霊を道ずれにしようとしている。つまり、悪魔は狂っており、どこまでも神様に反抗し、悪を貫徹しようとする。だから、悪魔に魂を売った人間はどこまでも悪に徹し、神様の真理や愛を認めない。いずれ神様によって魂を滅ぼされる悪魔などは、狂って絶望になりながら、できるだけ多くの人間の霊を道ずれにして、神様に復讐しようとしている。これが、この世と霊界を貫く真の状況です。まさに、この世の死よりも神様を恐れ、凶悪な悪魔と戦わなければならないのです。

しかし、多くの人間が悪魔に魂を売って、死後は、地獄に行くのを聖母マリアは霊界で見て、心を痛め、人間を救おうとしてこの世に姿を現わして警告を出している。これが、ファチマやメジョゴリエなどでの聖母の出現です。

つまり、死後は誰でも霊界に行くが、その後に天国に行く者と地獄に行く者に分かれる。そして、イエス・キリストが述べたように、天国に受け容れられた者は、永遠の命と幸福を得るが、神様の教えに反感を持ち、悪魔とつながった者は、地獄に行き、最後には悪魔と共に完全に亡ぼされる。しかし、聖母マリアの霊は出来るだけ多くの霊が天国に入ることを望んでおられる。そのために、この世に何度も現れて警告を発されている。これが、過去にスウェーデンボルグなど多くの霊能者が見た霊界とこの世の真実です。

ただし、霊界には多くの霊がいて、それぞれ人間に働きかけている。そして、さまざまな宗教が生まれるている。しかし、天国の支配者は唯一絶対紳の万物の創造主の神様だけです。悪魔は聖霊や神様の真似をして、人を騙すが、いずれ、天使に打ち負かされる。神様への信仰心を強めることで、人間は救われる。

いずれにしても、死後に本当の死が生じる。天国に受け容れられた者は、永遠の生を得るが、悪魔と結びついた者は、地獄で本当の死を経験し、完全に消滅する。

この真理を信じて、この世では死を恐れずに生きることです・・・