2022年4月17日日曜日

「世の終わりの時代」の日本の貢献とは?

富士山、日の入り

2022年2月(202202)のロシアによるウクライナ侵攻によって、日本の「平和ボケ」と言われる雰囲気が変わって来た。

世界でも、ウクライナの戦況が毎日報じられ、アメリカやNATO諸国が大量の兵器をウクライナに供給している。2001年9月(200109)の同時多発テロの発生時以上の危機感が世界を覆っている。21世紀は、「戦争の世紀」と言われた20世紀を超える「危機の世紀」になる予感が感じられる。つまり、聖書に書かれた「世の終わり」の世紀になる。ただし、人類は再臨するイエス・キリストによって救われ、存続を許される・・・

聖書の「ヨハネの黙示録」には、「世の終わり」を予言する記述がある。

(第8章)
小羊が第七の封印を解いた時、半時間ばかり天に静けさがあった。
2 それからわたしは、神のみまえに立っている七人の御使を見た。そして、七つのラッパが彼らに与えられた。
3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。
4 香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。
5 御使はその香炉をとり、これに祭壇の火を満たして、地に投げつけた。すると、多くの雷鳴と、もろもろの声と、いなずまと、地震とが起った。
6 そこで、七つのラッパを持っている七人の御使が、それを吹く用意をした。
7 第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった音と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
8 第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、
9 海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。
10 第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。
11 この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ
12 第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。
13 また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。

 この予言の「第三の御使」に関係する「苦よもぎ」は、ロシア(ウクライナ)語で「チェルノブイル」と言われるとされており、ウクライナの「チェルノブイル」はソ連時代の1986年に原発事故を起こしたことでよく知られている。(ただし、正確には「チェルノブイル」はヨモギに近縁のハーブである オウシュウヨモギ)つまり、「第三の御使」は、ウクライナに関わるものと考えられる。

この予言によれば、現在は「第三の御使」の時代だということになる。「第一、第二の御使」は、「第一次、第二次世界大戦」を意味しているとすれば、「第三の御使」は「第三次世界大戦」を意味することになる。従って、現在のウクライナ戦争は第三次世界大戦につながると考えられる。しかも、この後にはまだ4人の御使いが控えている・・・

それでは、日本は第三次世界大戦に備えて軍備を増強すべきか、ということになる。確かに「21世紀中に世界大戦が生じるとしても、日本は平和の努力は怠るべきではない」、というのが正解です。中国やロシアという独裁体制の国が民主化されるプロセスが第三次世界大戦と考えれば、中国やロシアで体制が変わった後で、最後には世界に平和が訪れるのです。今世紀末には、そのような平和が生じると考えるべきです。キリスト教の予言によれば、イエス・キリストの再臨によって人類は過去を悔い改め、正しい信仰に従って平和に生きる時が来るのです。むしろ、その新しい時代に備えるべきなのです。

中国やロシアという独裁体制の国には毅然とした姿勢を崩さず、今の欧米の腐敗化する拝金的な資本主義には一線を画し、どこまでも平和のための姿勢を維持することです。

今後、世界は第三次世界大戦に向かうと思われるが、日本はその流れに乗らず、あくまで平和主義を国是として各国に働きかけるべきです。

第三次世界大戦後には、「太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗く」なるとされており、日本も、中国・ロシアも、欧米も大きな被害を受けるが、それからが神の裁きだと考えるのがキリスト教なのです。

現在のウクライナ戦争は7月頃まで続くと思われる。そして、2060年に向けて、中国・ロシアの不穏な動きは続き、米国を中心とする西側民主主義国との決定的な衝突も避けられないと考えられる。しかし、その後、イエス・キリストの再臨によって世界は反省し、存続を許され、平和な22世紀に向かうと考えられる。その時には、中国やロシアという独裁体制の国との戦い以上に厳しい、悪魔が支配する拝金的な資本主義の悪との戦いが待っている。

中国やロシアという独裁体制の国の指導層、エリートも悪魔に洗脳されているが、西側民主主義国も悪魔の影響を受けている。そのような悪魔との戦いが本質なのです。つまり、中国やロシアという独裁体制の国との戦いの後には、「西側民主主義国を支配する悪魔」との戦いが続くことになるのです。この戦いは今世紀の末まで続くと思われます。その激動の中で、カトリックの本山、バチカンも大きな体制変革を強いられ、世界の13億人のカトリック教徒に大きな影響が出る。さらに、拝金的な資本主義と結びついたプロテスタント系の教会も影響を免れない。つまり、人類を代表するプロテスタント系のアメリカにも大変革が起きるはずです。

世界の人類文明の根幹が揺るぐとき、日本人もその宗教観を一新し、現代文明の核であるキリスト教を理解し、その本来の精神に沿うように生きるべきなのです。つまり、今から「正しいキリスト教」を学ぶべきなのです。

この2千年の世界文明を築いたキリスト教を正しく発展させることが、来世紀以降の人類の存続と発展の鍵なるのです。日本は、この面で人類に貢献すべきなのです・・・

聖書の「ヨハネの黙示録」第10章

7 第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には、神がその僕、預言者たちにお告げになったとおり、神の奥義は成就される。