2022年12月19日月曜日

21世紀の大悲劇は、もう始まった・・・

 

                                                      富士山(関東平野から)

36年ぶりにアルゼンチンがW杯サッカーで優勝した。36年前とは、1986年です。

1986年には、当時ソ連に属していたウクライナでチェルノブイリ原発事故が発生した。そして、アメリカのスペースシャトルのチャレンジャー号が打ち上げ時に空中爆発し乗員全員が死亡した。しかし、アイスランドのレイキャビクで米国のレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が会談し、核軍縮が大きく前進した。世界は、全面核戦争の恐怖から解放された。なお、この年にはハレー彗星が76年ぶりに地球に大接近していた。

前年の1985年には日本で日航ジャンボ機の御巣鷹山での墜落事故が生じ、1986年には山陰線の余部鉄橋からの列車墜落事故が発生していた。しかし、日本で国際科学技術博覧会(つくば'85)が開催され、日本はGDP世界第二位の繁栄に突っ走っていた。数年後のバブル崩壊、長期デフレ、21世紀初めのリーマンショックなどを通して、現在まで日本はその繁栄の余波にある。

1985/1986年から現在までの36年間は、ある意味で20世紀、又は、過去2千年の世紀末の嵐の前の静けさの時代だった。あるいは、世界大戦の恐怖から解放されていた時期だった。

ただし、この36年間には、日本ではバブル経済の崩壊、阪神大震災、オウム真理教によるテロ、長期デフレ、与野党逆転と再逆転、東日本大震災、そして、昭和、平成、令和と時代が変わり、2022年の安倍元首相の射殺によって、この時期が終焉した。

世界では、21世紀を前にダイアナ妃とマザー・テレサが1997年に死亡し、2001年には同時多発テロが生じ、その後、2005年にはヨハネ・パウロ2世が亡くなり、テロとの戦争状態に入ったが、ウォール・ストリート発の金融危機(リーマン・ショック)を経てオバマが黒人初の大統領となり、米国でリベラル派が勢いづいたが、2016年には白人至上主義のトランプが大統領となってアメリカの政治的分断は深まり、イギリスもEUから離脱し、グローバルな民主主義体制に陰りが出た。2022年には、ロシアがウクライナ侵攻を開始し、中国が台湾周辺で大規模演習を実施し、そして、第二次大戦後の平和の象徴のようなイギリスのエリザベス女王が老死し、1つの時代の終焉を告げた。

つまり、世界は36年前の米・ソによる核軍縮協定前の状態に戻ったと言える。

ウクライナ侵攻に失敗したロシアは戦術核を使う可能性があり、台湾進攻を狙う中国も戦術核を使う可能性がある。コロナ大感染もまだ終息せず、世界は本当の世紀末の危機の時代に入ったと考えられる。この36年間は、嵐の前の静けさだったことになる。

既に、19世紀の半ばから聖母マリアがファチマなど各地に出現して、この危機について警告しており、日本の心霊研究家の塩谷信男政木和三も現代物質文明の終焉が21世紀に初めに来ると予言していた。

聖母マリアの警告などによれば、現在のフランシスコ法王が最後のローマ法王になる可能性が高く、この世界的悲劇の中でイエス・キリストが再臨するとされている。

戦後、20世紀の後半に活躍した政木和三は、2002年に死亡し、塩谷信男も同年から寝たきり状態になり、数年後に死亡した。ファチマの奇跡の当事者のルチアも、平和活動で世界を飛び回っていたユハネ・パウロ2世と同じく2005年に死亡した。そして、2022年にはエリザベス女王が死亡し、第二次大戦後の平和な時代は完全に終わったことを象徴している。

特に、発明家でもあった政木は現代物質文明を批判し、ガソリン・エンジンが異常気象の元凶だと述べており、21世紀から250年で人類の人口は百分の1に減少し、現代物質文明が崩壊すると予言していた。超能力の研究から心霊現象の研究に取り組み、スプーン曲げから、物質出現までを事実として経験した工学博士の政木が得た霊感は今でも参考になる。

他方、105歳まで生きた内科医の塩谷は(100歳以降は寝たきりになったが)、21世紀には地軸の位置が変わって極地が熱帯になり、熱帯が極地になると予言している。人類の文明が堕落・腐敗した結果だとしている。塩谷は戦前から心霊治療に関心を持ち、独自の健康法を編み出し、90歳代(1990年代)にはゴルフでエイジ・シュータとなったり、多くの著作を為した。そして、健康法と共に世界平和を実現するための、正心調息法を広めた。正心調息法で平和を祈りながら、健康を促進すれば、百歳まで生きれると医学博士の塩谷は述べている。(塩谷は昭和天皇の皇后を私的に治療したこともある名医だった。)

現在の日本にもさまざまな霊能者や心霊研究者がいるが、政木と塩谷を超える者はいない。政木は塩谷はその霊能力によって経済的利益や名声を求めず、真理の追究を行った人です。彼らが活躍したあとには、もはや、世界と日本に警告を与える霊能者はいない。両者が共に警告しているように、世界は歴史的悲劇の入り口に立ったと考えるべきです。(政木と塩谷の著作は、たいていの図書館に置いてある。)

日本と日本人は、第三次世界大戦、異常気象と自然災害、世界経済の大混乱などに備えるべきです。そのためには、聖書を読んで唯一の絶対神の教えを学ぶべきです。仏教徒も神道の信者も、「宗教の枠を超えて」聖書を読むべきなのです・・・