人間は、必ず、病になり、老い、死ぬ。そして、それなりに、人生で苦労する。しかし、死んで霊界に入れば、病も、老いも、死もない。また、物質的に苦労することはない。ただし、霊界から再び、この世に生まれ変わる者も多い。
この真理に取り組んだのが、ブッダです。そして、この運命で苦しむ人を救おうとしたのが、イエス・キリストです。いずれも、この世と霊界に関わっている。
だから、この世の知識だけでなく、霊的な知識を深めることが、人間に求められている。その基本は、この世も霊界も、万物の創造主である神様がその言葉と想念で作ったということです。
神様は、神界から、霊界を作り、霊界から物質界を作ったことを理解する必要があります。そして、人間の霊は霊界で生まれ、物質界の人体に入るのです。物質界の人体が死ねば、人間の魂は、再び、霊界に戻るのです。そして、神様の教えに従う霊は、霊界の天国に受け入れられるのです。天国には、神界から生まれた天使がいて、神様を讃えている。
しかし、霊界には神様に敵意を持つ悪魔がいる。悪魔は霊界の地獄に追いやられており、いずれ神様によって完全に滅ぼされる。ただし、悪魔は物質界にも入り込み、天使たちの働きを妨害する。だから、人間は正しい信仰心を持って生きなければ、悪魔に支配され、魂を乗っ取られ、天使にさからって悪魔の手下となって、神様に逆らうようになる。そのような、手下を悪魔は救うわけではない。悪魔は最後は、手下を見捨てて、地獄に引きずり込む。つまり、物質界で魂を悪魔に売って、神様に逆らった者は、死後は霊界の地獄に行くことになり、最後には神様によって、悪魔と共に滅ぼされる。
問題は、悪魔がどのように人間を支配するかを理解する必要があるということです。神様への信仰心があれば、病も、貧困も、この世の苦労も、死も乗り越えられる。しかし、悪魔は人間が神様への信仰心を失うように、この世で活動する。それを象徴するのが、拝金主義です。
悪魔は、人間の病も、貧困も、この世の不幸も、カネで解決させようとする。死ですらもカネで解決させようとする。そして、カネを得るには、悪魔に魂を売らなければならないと考えさせるのです。
だから、イエス・キリストは「金持ちは、死後、天国に入れない」と教えているのです。
純粋で、強い信仰心があれば、病も貧困も、この世も不幸も気にならなくなる。信仰心によって霊的エネルギーが与えられ、また、天使や善霊とつなっがり、単に精神的にではなく、物質的にも助けられるからです。霊能力や超能力は、そのように発揮され、さまざまな奇跡も起こるようになる。
聖書には、「人にはできないことも、神にはできる」と述べられている。
病や貧困、この世の不幸や、死の恐怖も、神様が与える霊的エネルギーを使えば、乗り越えることができる。これが、本来のキリスト教です。仏教の密教以上に霊的な力を重んじるのがキリスト教です。
だから、本当の霊的な信仰者は、宗教にかかわらす、霊的な力を得て、病気、貧困などのこの世の不幸や、死の恐怖を乗り越えることができるのです。
仏教徒の日本人も、聖書を読み、清貧生活をし、拝金主義をやめて、神様の霊にすがって生きることを学ぶべきです・・・・