聖書 「神に救いを求めるものは救われる」
聖書の予言ではないが、聖書の2017(年)にかかわる節は次のようになっている。
ルカによる福音書
20:17
そこで、イエスは彼らを見つめて言われた、「それでは、『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった』と書いてあるのは、どういうことか。
20:18
すべてその石の上に落ちる者は打ち砕かれ、それがだれかの上に落ちかかるなら、その人はこなみじんにされるであろう」。
これは、多くのユダヤ人には受け入れられなかったイエスの教えが「隅のかしら石」となることの予言のように思われる。実際、イエスの教えによって現在、キリスト教が世界の大宗教となっている。
ヨーロッパでもこの2000年の間に多くの反キリスト教的な動きもあったが、それらは結局歴史の中で「打ち砕かれ」、「こなみじん」にされた。
この2017年にも、多くの人々からは見向きもされない正しい言動がやがて普及し、大きな力をもち、敵対者を打ち砕くような勢力になる動きが見られると考えられる。
例えば、日本の政界では自民党が主流だが、その自民党の支持者からは捨て去られるような小勢力がやがて大きな力を持つ可能性もある。
世界的には、経済のグローバル化が叫ばれて主流になっているが、その資本主義的、商業主義的性格に疑問をもち、道徳、人間性、神への信仰に重きを置く勢力がやがて大きな力をもつことを暗示しているとも考えられる。
特に、アメリカの商業主義の象徴であるようなトランプが大統領になって、利己主義的な政策を推進する状況が続いているが、それがいつまでも続くとは考えられない。
また、民主主義もないのに管理型の市場経済を追求し、周辺国を威嚇する中国のやり方がいつまでも続くとは思われない。
現在のこういう主流の勢力に押されて、多くの不利益を被っている人々も、正しい教えに従っていれば、やがて救われるということをこの聖句が暗示していると思われる。