日本人の宗教観は、日本の縄文時代以来の特殊な風土と結びついた先祖崇拝が基本だが、世界では万物の創造主、神との関係が基本。
万物の創造主、神と人類の関係は、ユダヤ民族を選ばれた神、キリストを人類に遣わされた神、コーランを与えられた神というように考えられている。しかし、天文学的規模でも神は人類の成立と進歩に関与したと考えるべき。それは奇跡という形で現れている。
まず、空を見上げれば太陽と月があるが、両者は見かけ上同じ大きさに見える。これは他の惑星では見られない地球独自の現象だ。しかし、月と太陽が同じ大きさで見えるということは古代の人類に大きな影響を与えている。それは、各民族の神話に現れている。このような神話を通して人類の霊性・知性は発展してきた。
このような月が形成されたのは45憶年前に火星規模の惑星と地球が衝突した結果だとされている。これは神が起こした奇跡であると考えるべき。
次に、地球の歴史で人類発生にかかわる大事件は6600万年前の大隕石の衝突による恐竜の絶滅だ。この結果、ほ乳類の天下になり、やがて人類が発生する。これも、人類成立のために神が起こした奇跡であると考えるべき。
この時期以降、アフリカに発生した人類が世界の他の大陸に進出するが、神はエルサレムをアフリカ、ヨーロッパ、アジアの結節点(世界の中心)に作らせた。大陸移動理論から見れば、ちょうどいいタイミングで神は大隕石を用いて恐竜を滅ぼされたことになる。
つまり、人類のために神は月を生じさせ、恐竜をある時点で滅亡されたと言える。その手段として火星規模の惑星や大隕石を神は使われた、と考えられる。今、人類は月と太陽を見て、また、恐竜の化石を見て、神が起こされた奇跡に心から感謝すべきなのだ。
さらに、日本列島も神が奇跡的に作られたと考えられる。列島が完成したのは、世界で大氷河時代が終焉した1万年前だが、その時に富士山も本州のほぼ中央に形成される。そして、富士山に象徴される縄文時代(1万年間継続)以降、日本民族は固有的に存続し(固有種?)、世界でも稀な民族の歴史を持つに至った。これも、神が日本民族を世界の歴史の中で特別な役割を与えるために準備された奇跡だと考えられる。
日本民族と神の奇跡、こういう考え方が日本人には必要!