人間は、細胞から出来ている。1つの細胞が分裂して何十兆個もの細胞が集まって人間が出来ている。脳も数百億個の細胞から出来ている。その細胞は、分子/原子から出来ている。しかし、原子には「精神」はない。従って、人間に精神/心があるわけはない。
これが、科学の結論です。つまり、自分に精神/心があると考えるのは間違っている。従って、宗教も心霊も間違っている。これが、科学の結論です。
しかし、現実に人間には誰にも精神/心がある。いや、動物にも心がる。植物にすら心があると言われる。日本の伝統的な霊性文化によれば、石にも川にも霊がある。そうすると、科学の結論は間違っていることになる。科学の結論は狂った結論だと言うことになる。なぜ、科学は間違って狂った結論を出したのか。それは、宇宙の始まりを正しく理解できなかったからです。宇宙は、物質的なエネルギーによってできたのではなく、霊的なエネルギーによって出来たことを認めないからです。宇宙(物質世界)は、神様の霊的なエネルギーから出来たのです。この世(物質界)は、あの世(霊界)から出来たことになる。
従って、この宇宙(物質世界)の物質的なエネルギーよりも、霊的なエネルギーが優先する。その霊的なエネルギーが、物質、生物、人間の脳に入って精神/心が生まれたのです。人間の「精神/心」の源をその細胞、分子、原子に求めても見つかるわけはない。人間の「精神/心」の源は、神様のおられる霊界が源なのです。ただし、霊界からのエネルギーによって人間に「精神/心」が発生し、定着し、展開するためには「脳」と言う物理的/生物学的な組織が必要だった。
この霊界のエネルギーと物質的な構造/組織や物質的なエネルギーの関係は、まだ明らかにされていない。しかし、この物質界では多くの奇跡、超常現象、霊的現象が生じているが、それらは霊界からの霊的エネルギーによって生み出されていると考えられる。霊界のエネルギーは、物質界のエネルギーに優先するからです。だから、霊界とつながった超能力者は、スプーン曲げも、空中浮揚もできる。(ただし、敬虔な修道士/修道女だけでなく、悪魔に憑かれた人間も空中浮揚する。)
人が霊界と結びつくには、宗教的な祈りや、念力、悟りによるしかない。科学的に脳波を下げて、超能力を出すことも研究されているが、まだ明確な結果は出ていない。イエス・キリストの心は簡単に霊界とつながり、霊界界からのエネルギーを利用できたので、聖書に記されているような奇跡を起こすことができたと思われる。空海も修行によって、その心が霊界とつながり、この世で奇跡を起こすことができた。また、純粋な少年の心なども霊界とつながって、スプーン曲げの奇跡を起こすこともある。長南年恵や冝保愛子のような特殊な精神構造を持った人は、大人になっても霊界のエネルギーとつながって、霊的な能力を持っていた。つまり、宗教的な修行をした人、純粋な心を持っている人、特殊な精神構造をしている人は、その精神が霊界につながり、霊的なエネルギーを使って奇跡を起こすことができる。ユリ・ゲラーのスプーン曲げもその例です。手品でもできるが、霊能力でも出来るということです。
この事実に気が付いたのが、チベット宗教を研究したオウムの麻原です。ただし、理屈は分かっても本人の精神が霊界とつながるわけではない。そこで、このような霊的知識を売り物にして、自分は霊能力者を演じて教団を作って大金を貯め込んだのがオウム真理教です。霊的な超常現象と麻原を結び付けた多くの若者が、オウムにだまされたというのが真相です。超常現象は本物でも、教祖は偽物だったというわけです。なお、日本の天皇家も本来は霊能力でその地位を確立したが、今では、天皇家には霊能力は見られない。
大事なことは、霊界には神様や、天使だけでなく悪魔もいるということです。宗教的な瞑想によって天使/善霊/高級霊/神様とつながることもできるが、悪霊/悪魔ともつながるのです。そして、悪魔は人間の魂を乗っ取って人間を地獄に連れ込もうとしている。カルト宗教の多くは、最後には悪魔に支配される。仏教でもキリスト教でも、教団組織の中には悪魔が入り込む。一般社会にも悪魔は入り込む。そして、悪魔は神を演じて、自分を神だとして崇めさせる。(悪魔の別名はカネです。)つまり、あくまで正統な宗教的修行を通じて、清貧の生活をして、霊界とつながらなければならない。ただし、純粋な人や、特殊な人は修行をしなくても、霊界とつながるが、欲にかられると霊能力は失われる。
原子・分子を多く集めて細胞を作り、細胞を多く集めて人間を作っても、それだけでは、人間の脳に精神/心は生まれない。脳細胞に霊界からのエネルギーが入ることで、脳に精神/心が生じるのです。人工的に人間を作っても、精神/心のない生物学的なロボットしかできない。それでも、おかしなエネルギーが霊界から流れ込む可能性があるので、AIロボットは危険です。
要約すれば、神=>霊界=>物質界=>人間=>脳内の精神/心、というのが霊的なエネルギーの流れです。しかし、人間に心があるからといって、人間の中に神様がいるわけではない。この点で、多くの宗教家も間違っている。ただし、イエス・キリストのように純粋に神様のエネルギーを心に持っている人間は、「神は私の中にいる」と言える。普通の人間の心を作っている霊的エネルギーは、霊界のさまざまなレベルのエネルギーから成っているので、そこに悪魔や悪霊が入り込む。だから、イエス・キリストは「人を裁いてはならない」と言われたのです。悪霊に心が支配された人間を、同じような他の人間が裁いても何の解決にもならない。裁きは、神様に任せるしかない。(従って、死刑などというのは、許されないことになる。)
最後に、重要ななことは人間とは、その「精神/心」が本質だと言うことです。人間の肉体、脳、細胞が亡んでも、霊界からの霊的エネルギーによって構成された「精神/心」は、人間の死後、物質界を去って霊界に移行する。だから、魂は不滅だ、と言われる。魂とは、「精神/心」の霊的エネルギーを意味する。死後は、魂は霊となって霊界で生き続けるが、この世(物質界)に霊的エネルギーのままさ迷う場合もある(それが幽霊です)。いずれにしても、人間は死後も意識(精神/心)が霊的エネルギーによって生き残る。だから、1回限りの人生だから、どんなことをしてでも金持ちになるのだ、などとは考えないことです。
そもそも、神様の教えに従えば、貧しい生活しかできない。だから、イエス・キリストは貧しい人は死後、天国に入ると述べている。逆に言えば、富裕増やエリートは地獄に落ちるということです。だから、富裕層やエリートが支配する人間社会では、このような霊的エネルギーについての正しい理解は促進されない。富裕層やエリートが「富裕層やエリートは地獄に落ちる」などという真実を認めるはずはない。富裕層やエリートの学者、宗教家、知識人もこの真実を認めるはずはない。しかし、カルト宗教は、その知識を悪用する。だから、イエス・キリストは「にせキリストに気をつけよ」と言われたのです。
いずれにしても、21世紀中に第三次世界大戦と自然大災害が生じて、現在の物質文明は崩壊する。しかし、22世紀以降に霊的な文明が築かれるだろう。人類は、やがて霊的エネルギーを活用して新たな文明を築くだろう・・・