日本人は、特殊な霊性を持っている。
心霊研究家の故塩谷信男(1902 - 2008)によれば、人類に人間の霊が下った地は世界に3カ所あり、1つはアフリカの山地、もう一つはヒマラヤ山脈、最後は日本の聖なる山だという。
つまり、アフリカ人は古代ソポタミア、エジプト、ギリシアなどの文明を作り、ヒマラヤ人は古代インド、チベット、中国などの文明を作り、日本人は日本独自の文化を作りあげた、ということです。
だから、有史以来、日本には道教、儒教、仏教などが入って来たが、日本の霊性に合わせて神道、日本仏教に改変された。日本人は、一貫して死後の魂の存在を信じていた。万物に霊性を感じると言うのが日本人の伝統的な霊性であり、宗教観です。
仏陀も孔子も霊界や死後の魂については語らなかったが、日本人はそれを信じて来た。つまり、この世という物質界の向こうに霊界を信じていたといえる。これは、現代科学の考え方に近い。真のキリスト教の教えにも近い。この世、つまり、物質界は霊界の神様の思念によって作られたとするのが正しいのです。
この宇宙も、霊界のエネルギーから作られたのです。霊界のエネルギーから物質的な空間と時間が生まれ、そして、物質的なエネルギーが生まれ、原子や分子、星や太陽系、銀河が生まれたのです。さらに、霊界のエネルギーは霊的エネルギーとなって人間の脳に魂を生み出し、その魂から人間の心が生じ、人間界が生まれたのです。そして、人間の運命も霊界のエネルギーに支配されている。だから、人間は祈りによって、霊界の神様のエネルギーにつながって助けを得ることができる。これが、本当の神学です。
ただし、霊界には唯一の絶対神だけでなく、聖霊、天使や善霊だけでなく、悪魔や悪霊もいる。つまり、霊界は天国と地獄に分かれる。世界の宗教、日本の神仏の霊も唯一の絶対神の下の霊なのです。だから、どんな霊に従うよりも、霊界と物質界の創造主の唯一の絶対神を信じるのが正しいのです。そして、この唯一の絶対神は、イエス・キリストの神だというのが正しいキリスト教です。
そのイエス・キリストの教えは、「富裕層やエリートは地獄に落ちる」というものです。むしろ、「貧乏人や不幸な人は天国に受け容れられる」というのが教えです。
つまり、この世で貧しい人間、不幸な人間、苦しめられる人間、神様を信じる人間は、死後、救われるのです。
ただし、悪魔はこの世に浸透している。悪魔は社会を支配し、人々の魂を乗っ取り、悪魔を神として崇拝させている。その悪魔の別名はカネです。カネを得るために、人々は自分の魂を悪魔に売る。これが、世の中の実相です。現代の拝金主義とは、悪魔崇拝です。
従って、貧乏を誇るべきです。エリートでないことを喜ぶべきです。貧民や下済みの人間は、死後、天国に受け容れてもらえるのです。これが、逆説の真理なのです。
ところが、欧米のキリスト教社会は腐敗し堕落している。欧米文化に追随してきた日本社会にも、悪魔の影響が強まっている。欧米文明を基本とした現在の物質文化を神様は罰しようとしている。だから、今世紀中に第三次世界大戦や自然大災害が起きようとしている。
日本人も、本来の霊性に立ち戻って、世界の物質文明の腐敗から脱するべきです。そのためには、聖書を読み、神様に平和と安全を祈るべきです・・・