イエス・キリストの言葉に、次のようなものがある。
「明日のことを思いわずらうな。明日のことは明日自身が思いわずらうであろう。
一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」
<マタイによる福音書 第6章34節>
一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」
<マタイによる福音書 第6章34節>
これは、全ての人に向けられた言葉です。神の子のイエス・キリストが言っていることが重要です。この世と霊界を作られた全知全能の神の子も、神のような心を持っていたと考えられる。つまり、人間の運命も予知できたのです。そして、人間はその時々の状況にこだわらずに、落ち込むことなく、明日に希望を持つべきことを教えている。
これは、生命科学や医学の観点からも肯定される言葉です。人間の精神状態は、その遺伝子の働きにも影響を与える。楽天的にな生活態度が、人間の健康を推進し、運命の逆転ももたらす。落語を聞いて笑った患者の体調が改善することも知られている。
霊界から人間界を見たとき、人間の生存状況は、さまざまな霊界のエネルギーに影響されているのが分かる。しかし、それは人間には見えない。それでも、信仰心のある人間には、霊界からの助けがあり、問題を解決してくれる。また、日本の神仏も信仰者を霊界から助けると言われている。しかし、日本の神仏のいる霊界を作られた神様が、イエス・キリストの神だと考えれば、聖書を読んでその神様の教えを学び、その神様に祈ることが一層効果があると考えられる。
この言葉を展開すれば、「来年のことは思い煩うな、来年のことは来年自身が思い煩う。1年の苦労は、その一年だけで十分である」ということになる。
1990年の頃には、バブル景気で日本経済は過熱したが、民度は逆に低下し、バブルは崩壊し、その後は経済低調のデフレ時代になった。その後、阪神大震災で自然災害を警告され、オウム事件で新宗教の危険を学び、また、2001年の同時多発テロで世界を脅かすテロを学び、リーマンショックで世界経済の危機的状況を学び、黒人大統領のオバマや日本の旧民主党の時代を経て、東日本大震災、安倍長期政権の時代を経て、コロナの時代も終焉したときに、ウクライナ戦争/ガザ戦争が生じ、世界は非安定化し、地球温暖化で観測史上最も暑い夏が世界を襲った。21世紀は第三次世界大戦と自然大災害に襲われると考えられる。ただし、イエス・キリストが再び出現して、世界を救うという信仰もある。
このような、この世の動きは霊界では前もって見えていると考えられる。しかし、この世のこれらの時代を通して、多くの人は死亡し、その魂は霊界に入って生き続ける。霊界から見れば、この世の流れは全て必然的であると分かる。時代の流れにあくせくしても無意味だと言うことです。
それよりも、いつの時代でも、どのような状況でも、死後は天国に入れるように、聖書を読んで神様の教えを学ぶことです。
孔子も「教えを朝に学べば、夕べに死んでも良い」と言っている。神様の教える真理を学んでいれば、この世の移り変わりはその人間に影響を与えない、ということになる。
信仰者とは、死後は神様によって天国に入れてもらえることが分かっているので、この世の状況にはあくせくしない人を意味するのです。明日のことも、来年のことも心配する必要はないのです・・・