2026年9月4日金曜日

「子たちよ、神の国にはいるのは、なんとむずかしいことであろう」 (マルコによる福音書 第 10 章) (“Children, how hard it is to enter the kingdom of God!”)


 17 イエスが道に出て行かれると、ひとりの人が走り寄り、みまえにひざまずいて尋ねた、「よき師よ、永遠の生命を受けるために、何をしたらよいでしょうか」。
18 イエスは言われた、「なぜわたしをよき者と言うのか。神ひとりのほかによい者はいない。
19 いましめはあなたの知っているとおりである。『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。欺き取るな。父と母とを敬え』」。
20 すると、彼は言った、「先生、それらの事はみな、小さい時から守っております」。
21 イエスは彼に目をとめ、いつくしんで言われた、「あなたに足りないことが一つある。帰って、持っているものをみな売り払って、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。
22 すると、彼はこの言葉を聞いて、顔を曇らせ、悲しみながら立ち去った。たくさんの資産を持っていたからである。
23 それから、イエスは見まわして、弟子たちに言われた、「財産のある者が神の国にはいるのは、なんとむずかしいことであろう」。
24 弟子たちはこの言葉に驚き怪しんだ。イエスは更に言われた、「子たちよ、神の国にはいるのは、なんとむずかしいことであろう。
25 富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」。 (マルコによる福音書 第 10 章)

17 As Jesus started on his way, a man ran up to him and fell on his knees before him. “Good teacher,” he asked, “what must I do to inherit eternal life?”

18 “Why do you call me good?” Jesus answered. “No one is good—except God alone. 19 You know the commandments: ‘You shall not murder, you shall not commit adultery, you shall not steal, you shall not give false testimony, you shall not defraud, honor your father and mother.’”

20 “Teacher,” he declared, “all these I have kept since I was a boy.”

21 Jesus looked at him and loved him. “One thing you lack,” he said. “Go, sell everything you have and give to the poor, and you will have treasure in heaven. Then come, follow me.”

22 At this the man’s face fell. He went away sad, because he had great wealth.

23 Jesus looked around and said to his disciples, “How hard it is for the rich to enter the kingdom of God!”

24 The disciples were amazed at his words. But Jesus said again, “Children, how hard it is to enter the kingdom of God! 25 It is easier for a camel to go through the eye of a needle than for someone who is rich to enter the kingdom of God.”
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これも、福音書(聖書)で有名なイエス・キリストの言葉です。

「富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」という教えは、キリスト教徒なら誰でも知っている。富裕層は、原則として天国に入れない、という意味です。

富裕層は、この世で富の力によって天国のような物質的生活をおくることができるが、死後の霊界では、この世の物質的な富は役に立たないし、意味もないのです。死後は、人の魂とその心は、思ったことは全て叶うので、カネなど必要はないのです。だから、富の力で他人に対する優越感を味わうこともできない。

また、死後は、魂は真理を教えられて、この世の秀才もバカも差がない。なお、美醜も差がない。そして、この世の価値観は無意味なものとなる。

ただし、善悪の判断、愛と憎しみの違い、真と偽の区別は明白になり、神様から発する愛と真理と善の光に耐えられず、愛よりも憎しみを愛し、真理よりも偽りを愛し、善よりも悪を愛する者は、神様の光を避けるように暗闇を求める。そこが地獄になる。つまり、地獄は悪人が霊界で作り出すものなのです。そして、地獄の支配者が悪魔であり、悪人は悪魔の手先とされ、互いに争いに暮れる。悪魔は、自分の手先も互いに争わせて喜ぶ狂った霊なのです。

これに反して、神様の発する愛と善と真理の光を求める者は、霊界の天国へと昇って行き、神様の世界である神界に近づこうとする。やがて、神界の一部となって、永遠の命と幸福を得る。

ただし、人間の心や霊の中に神様がいるわけでもないし、人間が神様になれるわけでもない。ただ、神様の栄光を知ることができるだけです。人間の中にあるのは、神様を求める心だけであり、それは神様、そのものではない。しかし、イエス・キリストは神様の子であり、神様の遺伝子をもっておられる。イエスは、ただの人間ではない。それでも、人間としてこの世を生きられたのです。

悪魔は、この世で自分は神であると、人間をだまし、その化身であるカネや富を崇拝させる。「カネで全てが解決できる」と人間に信じさせるのが、悪魔のやり口なのです。

それに対して、イエス・キリストの教えを信じ、「カネではなく、愛と霊能力で問題を解決する」のが神様やイエス・キリストの信者なのです。この世でも、必要なら神様が奇跡を起こして、人間を救って下さるのです。これを信じるのがイエス・キリストの信者なのです。

この世で、金持ちは幸福で、貧乏人は地獄のような生活をおくるが、あの世の霊界では、それが逆になる。つまり、この世の価値観とあの世の霊界での価値観は逆転する。霊界では、愛と信仰と善と真理だけが意味を持つ。

だから、この聖書の話のように、金持ちの青年は、真理を聞いて「顔を曇らせ、悲しみながら立ち去った」のです。

福音書では、「貧乏人は喜べ、天国では満たされる」と書かれている。

このように、物質的な貧富の差は、あの世では、無意味だということです。ただし、他人や他の霊に対する支配欲や優越感を求める心は残り、むきだしの霊的な暴力で互いに争う。それが、地獄なのです。

キリスト教の聖書は。このようにこの世の富を否定しており、他の宗教には見られない「貧民賛歌」を謳っており、昔から「貧者の宗教」と呼ばれている。この世では、富裕層は貧乏人をあざ笑い黙殺するが、この世的な物質的幸福、成功、優越感を求める者は、死後の霊界の天国には入れないのです。

あの世の地獄には、この世の金持ちや成功者が満ち溢れており、悪魔にもっと気に入られようと、互いに争っている。それは、狂った残酷な恐ろしい世界なのです。彼らが神と崇める悪魔自体が狂っている。

しかし、地獄にさす天の光を受け入れる者は、回心し、やがて、一歩ずつ救われる。それが、無限の段階だとしても、人の霊は天国に向かわなければならない、

このような霊界の真理を教えられれば、この世の人間は、ほとんどの者は、物質的な富を捨てて、精神的に謙虚な生活を送る。だから、本当の霊能者は清貧の生活を心がけている。ローマ法王も霊能者なら、貧しい生活をしているはずです。日本の天皇も、霊能者なら貧乏人の生活をしているはずです。

日本人も、物質文明のもたらす富を捨てて、霊的な文明を目指すべきなのです。

それを、イエス・キリストは「天国に富を蓄えよ」と言っておられるのです。