2012年10月14日日曜日

「悪霊はイエスを見ると、その足元にひれ伏した」、日本の霊性とは


聖書に曰く、「悪霊はイエスを見ると、その足元にひれ伏した」。

霊というものは不思議である。心だけではつかめない。

しかし、確かに人の心に作用し、支配し、霊的な身体も持っているように思われる。

伝統的に日本人は物理的な人間と、霊的な存在を余り区別しなかった。

それは、日本人の自然観にも表れている。自然に心を移入する。自然との一体化を望む。これは西洋人やアラブ人などとは異なる。支那人ともやはり異なる。

それは、日本独特の霊性であり、世界で独自の文明圏を打ち立てる基礎となった。


さて、日本の政治に、このような精神がどう表れているだろう。

保守派は伝統的な価値観をもった人々、コミュニティを基盤とするが、そういう農村地帯も近代化し、伝統的な社会組織や支配体制はほとんど力を失った。

首都圏に全人口の4分の1が集中する時代となった。グローバル化も進んだ。IT化で仕事の形態も変わり、エリート、中流層、役人、会社員、事務員、労働者、日雇いといった固定的なイメージも希薄になった。

そこで、小泉首相が都市市民に直接アピールして政権を確立した。しかし、この都市市民は左翼・リベラル派がターゲットする層でもある。すなわち、世論調査の無党派層である。彼らが、選挙の主役となった。

従って、小泉後継(安倍、福田、麻生)の自民党政権が行き詰ると、無党派層は左翼・リベラルの鳩山/菅体制を選んだ。

ところが、この民主党左派体制が大失敗で国民の信任を失った。そして、民主党右派の小沢と野田の間で権力闘争が始まり、自民党野田派と呼ばれる野田グループが勝利し、小沢グループは離党した。

やはり、日本的霊性を尊重しない民主党体制では長期・安定的な日本の統治は無理だと言うことが分かった。

ただし、高校無料化や生活保護条件の緩和など、貧富の差の拡大に苦しむ国民を救うような政策が行われたことも事実だ。今も、左翼・社会主義的な政治を望む貧困層や一般市民の間では、菅直人などへの支持は根強い。朝日新聞もまだそういうイデオロギーを堅持している。

しかし、無党派層も再び伝統精神への回帰を望むようになった。

安倍晋三や石破が、本当に日本の伝統と霊性を理解した政治家とは言えないが、彼らの周辺にはそういう人々が多い。インチキ文化人でもそういう伝統の支配下にある。歴史的な流れの中で、それなりの役割を果たすのだろう。

ただし、リーマンショックで馬脚を表した竹中平蔵のバックアップを受ける、犯罪都市・大阪のいかがわしい弁護士・橋下は、余りに幼稚で無党派層も呆れ始めた。ポピュリズムのバカバカしさだ。まあ、20年早かったというところか・・・・


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◆ 三島由紀夫が死ぬ年に高校生が三島邸の前に3時間立っていた。三島が5分間だけ話を聞いてやると言うと、「先生は、いつ死ぬんですか」と言って三島を驚かせた・・・・


◆ 三島由紀夫は黒沢の「天国と地獄」のスリルに魅せられたが、その芸術性は評価しなかった?


◆ 石原慎太郎が橋下と会談? 橋下は安倍の部下のスゲの部下? 石原慎太郎は橋下グループにおちょくられている? 


◆ 全面撤退のトリック?  余りにレベルの低い枝野や寺田が使い出した表現。  死の放射能の中で事故と戦っている作業員を、危険だから一時待避させようというのが一時全員待避。 その理解もなくレベルの低い枝野や寺田が「全面撤退」と言い始めた。 吉田所長を殺す気か?


◆ 東電は「放射能レベルが殺人的になったので、全員の一時待避を検討しました」と言うだけで良い。  何も問題はない。  社員を福島第一で死なすわけにはいかない。 当たり前だ。 それとも、菅は死を強要した?


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