1985年8月12日、日航123便が羽空港から離陸後、約30分で機体に異常が生じ、30分間ほど駿河湾から静岡、長野、群馬上空を迷走したのち、午後7時前に群馬県多野郡上野村の山中(御巣鷹山)ヘ墜落した。犠牲性者(死者)は509名、生存者は4名だった。単独の飛行機事故としては、世界最多の死者を出した。原因は、機体後部の圧力隔壁の修理ミスによる破損とされた。しかし、さまざまな目撃証言や状況証拠から、この事故原因に慰問が上がっている。
特に、元同社の社員だった青山透子の著作では、さまざまな証拠や証言があげられ、自衛隊、政府、日航、米軍による隠蔽工作が明らかになっている。物理学者の保江邦夫も自衛隊の訓練用ミサイルの日航機への衝突と証拠隠滅をYouTubeで述べている。まとめると、次のように考えられる。
当日、駿河湾で護衛艦や自衛隊機が訓練をしていた。護衛艦か自衛隊機から発射された訓練用ミサイルの1発が、伊豆半島の上空に入ろうとしていた日航機の垂直尾翼を吹っ飛ばし、もう1発が機体に突き刺さった。自衛隊機は事故を本部に連絡し、日航機を追跡し、本部の指示により、日航機が東京の米軍横田基地に不時着しようとするのを阻止し、御巣鷹山に墜落するのにまかせた。
事故後、自衛隊は特殊部隊を御巣鷹山に派遣して、機体に突き刺さっていた訓練用ミサイルを回収し、逸早く現場上空に到着していた米軍の救難部隊を撤収させ、翌日まで、正確な墜落場所を公表しなかった。
要するに、自衛隊の事故隠しに米軍を加担させ、証拠の訓練用ミサイルを現場から密かに回収し、現場でまだ息の合った被害者を見捨てた。
これが事実なら、日本中が大騒ぎになる。米軍も非難される。東電・経産省による福島第一原発のお粗末な原発管理より酷いセキュリティ体制だということになる。
これが事実なら、自衛隊、政治家などの人命軽視、自己保身、責任回避が問題となる。当時は自民党の中曽根康弘内閣で、ソ連(ロシア)とアメリカは冷戦状態にあった。自衛隊の不祥事は絶対に隠蔽しなければならない、と考えたのだろう。この日航機が以前に修理を受けたときのボーイング社の社員に責任があるとされたが、法的責任は追及されなかった。今も、日本の国民は「御巣鷹山墜落事故」は、圧力隔壁の修理ミスだったと信じている。
これが事実なら、その後の政府・官僚の不祥事も理解できる。阪神大震災でヘリコプターによる空中消火をせず数千人を死亡させたこと、オウム真理教の犯罪の見過ごし、東日本大震災での福島第一原発の事前の津波対策の未実施、安倍晋三元首相の射殺事件での警護ミス、安倍元首相の旧統一教会との関係の隠蔽化など、政府、官僚、警察の致命的なミス・愚策・隠蔽が数年ごとに繰り替えされている。
政府、政治家、官僚、警察、自衛隊は、まず、自己保身を考える。国民から非難されるような事故や事件は、出来る限り隠蔽しようとする。また、メディア、新聞、テレビ局、大企業もそのような政府、官僚に追随して真実を追求しない。
この調子が続けば、最悪、天皇が「戦争もやむなし」というお言葉を出せば、新聞・テレビは「天皇様の勇気ある発言」などと持ち上げて、国民も熱狂し、北朝鮮、ロシア、中国の挑発に乗って戦争に突入するという可能性も出てくる。
今からでも遅くない、国民は真実を求めるべきです。