戦後から21世紀までの日本で、最も信頼できる霊能力と超能力の研究者、経験者は、塩谷信男(1902 - 2008)と政木和三(1916 - 2002)です。
塩谷は戦前に医師として、東京大学医学部の附属病院に勤めていたが、「手かざし」治療を行ったために教授によって大学を追放された。しかし、渋谷に医院を開き、東京一の名医として成功し、80歳の半ばまで医師を勤め、105歳まで生きた。その診療所では、金粉が空気中から降ったことがあると述べている。
政木は、大阪大学の工学部で多くの分野に関わり、工学博士として工作センターの所長になったが、1970年代に「スプーン曲げ」ブームを研究し、超能力によってスプーンが曲がることを確認し、その後も超能力と霊能力の研究を続けた。また、観音像や真珠などの出現も経験している。
両者ともに、自身も霊との交信を行い、さまざまな超能力現象を経験したが、最近の芸能人化した霊能力者や超能力者とは異なり、その職業である医学や工学の世界を離れることは無かった。ただし、両者とも著作は多く、その本は今でも出版されており、彼らの脅威の霊体験、奇跡体験を知ることができる(図書館でも読める)。
二人とも一般には、それほど知られていないが、関係者の間ではよく知られていた。特に、塩谷は昭和天皇の皇后(1903 - 2000)によって、皇居に私的に招かれて治療を行ったと言われている。塩谷はその皇后から感謝の印として絵画を贈られている。政木は、生涯に3千件とも言われる発明を行ったが、特許料は取らなかったので、多くの電気メーカーなどが自由に政木の発明を使って利益を上げた。彼らは、現代のスピリッチュアルブームで稼ぐ霊能力者とは異なり、専門の医学と工学で社会に貢献していた。
塩谷と政木の人間性から、彼らの霊的研究や奇跡の報告は信頼できると考えられる。そして、塩谷も政木も人類の破滅について予言を行っている。それは、自分で予想したことではなく、それぞれ霊的存在から知らされたものです。
結論を言えば、21世紀に人類は大きな悲劇を経験するということです。これは、聖母マリアの第三次世界大戦の警告などと一致する。ただし、二人ともキリスト教徒ではなく、仏教や神道への尊敬が強かった。興味深いことに、政木はUFOからそのようなメッセージを受け取ったと述べている。塩谷は、聖徳太子の時代に遡る霊的存在から、そのようなメッセージを受けている。塩谷はイギリスにおけるような交霊会なども行って、霊との交流も頻繁に経験していた。
警告の内容はどちらも似ており、人間社会は物欲で堕落・腐敗し、自然を破壊し、このまま物質文明を推進することは許されない事態に陥ったということです。そのために、世界大戦などが起こり、人類の人口は大幅に減少するということです。
そこで、塩谷はその悲劇を回避し、緩和するために特別な祈りをするように勧めている。それが、「正心調息法」です。簡単に言えば、大きく深呼吸して「宇宙の無限の力が凝(こ)り凝って、真の大和(だいわ)の世が成りなった」と唱えることです。このように祈る人が増えれば、その効果で悲劇が回避でき、又は、その被害も緩和できると述べている。
政木は、さまざまな分野の専門家が協力して、石油・石炭・ガスなどを使わないエンジンなどの発明によって、これ以上地球の大気を汚さないようにすべきだと述べている。特に、今世紀の悲劇によって地球の人口は100分の1にまで減少し、回復まで250年かかると述べている。
いずれにしても、21世紀は大変な世紀になることを塩谷も政木も予言している。現実に、2022年にはロシアのウクライナ侵攻が生じ、コロナ・パンデミックも継続し、安倍元首相の射殺やさまざまな異常な犯罪が続発し、世界は人々が思う以上に不安定化している。ロシアや中国などが核兵器を使わないという保証はない・・・
こういう意味で、塩谷や政木の言葉に耳を傾けるべきでしょう。東大や阪大卒の普通のエリート以上の業績を、医学と工学で上げた二人の言葉は尊重すべきです。
なお、塩谷は、前生は中国の老子であり、政木は日蓮だったと述べているが、これについては、神のみが知る、としか言いようがない・・・