「3億6千万年前、地球では脊椎動物(両生類)が海から地上に進出し始めた頃に(まだ恐竜の時代の前)、異星人が大挙、UFOに乗って地球にやってきた。それは、その異星人の星(惑星)が木星と火星の間にあり、高度な文明を持っていたが、エネルギーの管理に失敗して惑星が爆発したためです。その名残が、今も木星と火星の間に存在する小惑星帯です。ただし当時の地球では異星人が存在できる状態ではなかったため、地球の動物や植物の中の霊体として生きることになった。しかし、やがて地球の生物は進化し、霊長類が生まれ、人類が生まれたので、人類の体内の霊となって生きることした。そして、現在の人類にはこの異星人の霊を持って生きている者も多いと思われる。ただし、その霊は他の動物の中で生きていた時代が長かったので、今の人間には程度の低い動物的な霊を持っている者が多い。」
同じような説は、宗教家の高橋信次(1927 - 1976)も述べている。
そうすると、UFOは3億6千万年前の地球への移住に、異星人によって使われたものだったということになる。そして、UFOに乗っているのは、当時から生き残っている異星人だということになる。異星人の霊は、3億6千万年の間に大部分が人間の霊となったが、僅かの異星人がUFOと共に生き残っていたということになる。そして、彼らは現在の人間の霊的な先祖の一部だということになる。(地球で独自に発生した霊の方が多いとしても、異星人の霊を持っている人間もいる、ということです。)
この説も、なかなか信じられないが、アンドロメダ銀河系に生まれて、地球に霊としてやって来て、人間として生きていると主張する人間もいるくらいだから、一概には否定できない。また、18世紀のスエーデンの大霊能家のスウェーデンボルグ(1688 - 1772)も、太陽系内外の惑星にも他の人類が存在しているが、霊界では地球の人類の霊とも交流できると述べている。
つまり、UFOと異星人は3億6千万年前から(恐竜発生前から)地球にいたことになる。しかし、人類に姿を見せると、人類に大きな混乱が生じるので隠れた存在として、人類を見守っているということになる。あるいは、人類の歴史に干渉するのは、神様の定めに干渉すると恐れたのかも知れない。UFOに乗っている3億6千万年前の異星人の直系の子孫は、霊的には人類と同種の生物だから、UFOの乗員は外形も人間と似ているのだろう。今の人間の中に混じっていても我々と区別がつかないと思われる。また、彼らは一部の人間と交流することもできるだろう。そこから、さまざまな説が生まれたのだと思われる。
いずれにしても、人類の文明が、この異星人と同等のレベルにまで上がらなければ、表立って現れることもないと思われる。今の地球の人類の物質文明は、異星人から見れば幼稚で危なっかしいものであり、もっと霊的に成長しなければ異星人としては、交流する気にもなれないのだろう。実際に、霊界から来た聖母マリアの霊などは、今世紀に人類が大変な危機を経験すると述べておられる。その危機を避けるには、人類がもっと霊的に成長しなければならないと警告しておられる。異星人は、その結果を見守っているのかも知れない。
もし、人類が21世紀中に滅びれば、UFOの異星人が、再び地球の他の生物の体内に入って新たな文明を起こすかも知れない。あるいは、かつてのように、他の惑星に移動するかも知れない。
イエス・キリストがUFOの異星人とどのような関係にあるかは分からないが、霊界は人類の霊にとっても異星人の霊にとっても同じであり、神様は地球の人類も異星人も創造された以上、「神様=イエス・キリスト=人類」の関係は、異星人の存在によって影響を受けることはないと思われる。
それでも、人間の霊の一部は太陽系内の他の惑星で生じ、UFOに乗って地球にやって来たということは、人間自身が地球外生物の霊を持っていることを意味し、人類の意識に大きな影響を与えると思われる。やはり、人間がもっと霊的に成長しなければ、対処できない問題だと言える・・・