2023年1月20日金曜日

聖書を読んで、第三次世界大戦の後に備えよ・・・

富士山

世界は、欧米・日本などの民主主義的な資本主義国と、中国やロシアなどの独裁的/強権的な国家に別れている。欧米・日本などは人権尊重の法治国家だが、民主主義の未発達な中国やソ連では国民の自由が制限されている。この両陣営は、ウクライナ戦争に見られるように衝突が不可避な状況にある。第三次世界大戦は、既にウクライナから始まっていると言えなくもない。

歴史的には、欧米・日本が中国・ロシアに勝つのが必然的な流れですが、欧米・日本などの民主主義的な資本主義国にも問題がある。物質文明の腐敗・堕落は、むしろ、欧米・日本で顕著です。それは、犯罪統計を見ればよく分かる。

「2019年の殺人事件発生総数は日本が950件であるのに対し米国は16,425件強盗事件日本が1,511件であるのに対し米国は267,988件であり、日米の人口差を考慮しても米国における犯罪発生率は日本よりも格段に高い・・・」http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_221.html

アメリカにおいて刑務所や拘置所に収容されている者の数は、2016 年で 216 万人であり、日本の受刑者総数は約5万人。(https://www.seijo.ac.jp/research/rctj/publications/journal/jtmo42000000l5hu-att/jtmo42000000wq9i.pdf) 

つまり、アメリカでは日本の16倍の殺人事件、200倍以上の強盗事件が生じており、受刑者数は40倍となっている。

犯罪率では、そのアメリカより高いのがイギリスです。フランスもドイツもイタリアも犯罪率は日本より高い。日本より犯罪率が低いヨーロッパの国はスペインだけです。

(http://honkawa2.sakura.ne.jp/2788.html)

犯罪率が日本とほぼ同等のスペインやポルトガルは、カトリックの影響が強い。ハンガリーでも30%以上がカトリックです。つまり、日本は伝統的なカトリック国と同等の道徳レベルにある。神道や仏教に加えて、キリスト教の理解が日本で進めば、日本社会はもっと改善すると思われる。日本人の救いになる聖書の言葉をあげてみよう。

「何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな」
<マタイによる福音書 6章25節>

「明日のことを思いわずらうな。
明日のことは明日自身が思いわずらうであろう。
一日の苦労は、その日一日だけで十分である」
<マタイによる福音書 第6章34節>

「あなた方は、地の塩である。
もし塩の効き目がなくなったら、何によってその味が取り戻されようか。
もはや何の役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけである」
<マタイによる福音書 5章13節>

「貧しい人たちは、さいわいである。
天国は彼らのものである。
悲しんでいる人たちは、さいわいである。
彼らは天国で慰められるであろう。
義に飢えている人たちは、さいわいである。
彼らは天国で飽き足りるようになるであろう。
心の清い人たちはさいわいである。
彼らは天国で神を見るであろう」
<マタイによる福音書 5章3~8節>

つまり、この世と霊界の創造主の神様を信じて、死後は霊界に入り、天国で受け入れられると信じれば、この世で物欲を捨てて生きていけることになるのです。従って、弱者と共に貧しく生き、愛と正義を求めて信仰に従って生きることが求められているんです。

もちろん、貧しい者は生活に困り、多くの困難に直面する。それでも、悪魔に魂を売ってカネを求めることなく、神様に祈って助けを求めれば、必ず助けが得られると信じるのが信仰なのです。

むしろ、貧しければ貧しいほど、神に助けを求めて祈ることが増え、信仰が高まることになる。従って、貧しい人ほど聖書をよく理解できることになる。エリートで富裕層の学者などよりも、貧しい信者が聖書の言葉をよく理解できるのです。

いずれにしても、今世紀には聖母マリアが予言しているように、第三次世界大戦が生じる。その後に再建される世界では、聖書を正しく理解した人が、従来のカネに基づく物質文明ではなく、新たな霊的な文明を築くことになる。その時、日本人の霊性が重要になる。

日本人の霊性を高めるには、神道、仏教に加えてイエス・キリストの言葉を理解することが重要なのです。仰々しい神道の祝詞や、難解な仏教の経典よりも、平易な聖書の表現は受け入れやすい。日本人にとって聖書は狭い道だが、イエス・キリストは「狭き道より入れ」と言われている・・・