警告を発した。
2日に投稿したプーチンに宛てた書簡の中でゲラー氏は、プーチン大統領が西側諸国に対する核兵器の使用をちらつかせていることに対し、攻撃を阻止するために「私のマインドパワーの全てを使う」と述べ、世界中の平和を望む人々にも参加して欲しいと呼びかけた。「私たちみんなのマインドパワーを合わせたら、とてつもなく大きなエネルギーになる」と述べ、想像をはるかに超えた力となって核戦争を阻止できると確信していると綴り、「あなたの管制センターのコンピューターは故障し、ナビゲーションシステムは機能不全となり、ミサイルは誤作動を起こすでしょう!」と警告している。(2022年8月7日14時9分、https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202208070000210.html)
これは、ある意味で、歴史的な出来事です。超能力者が世界平和のために、政治的/軍事的に公に介入しようとしたことは過去に例がない。ただし、非公式又は私的に平和を呼び掛けることはあった。
ユリ・ゲラーは、1960年代からスプーン曲げの奇跡によって有名になり、1970年代には来日してテレビに出演し、日本に超能力ブームを起こした。スプーン曲げはマジックや手品でも出来るので、ゲラーの真似をした少年たちは、不調の時に手を使うことがあり、それを写真に撮ってスプーン曲げは全てインチキだと週刊朝日などは超能力ブームに水をさした。しかし、工学博士の政木和美や猪俣修二は超能力は真実だと証明している。「スプーン曲げはマジックでも出来るが、超能力でもできる」、これが信頼できる評価です。
また、その後も現在までユリー・ゲラーの超能力は世界で認められてきた。さらに、ユリ・ゲラーはその超能力で石油や金鉱を探し当て、その報酬で富豪となった。さらに、米国のCIAなどの諜報活動にも協力したとされている。しかし、週間朝日は「超能力は真実だった」との訂正記事は出していない。(なお、超能力は超能力者の心理状態に影響されるので、科学的な実験には向かない。100mを10秒で走る能力があっても、いつでも10秒で走れるわけではないが、10秒で走る能力のある選手のようなものです。)
超能力の研究は、ロシアや中国の政府でも進めており、ロシアが90年代のソ連崩壊後の危機を乗り切ったのも、中国が急激な経済発展をとげたのも、超能力者を利用して情報活動を行ったせいだと考えられる。日本や米国の高度な技術を遠隔透視したと考えられる。また、米国の大統領や議会の動向を遠隔透視して、政治的にうまく立ち振る舞ったと考えられる。なお、ロシアや中国が超能力者を兵士として育てていれば、非常に危険な状況だと言える。
ユリ・ゲラーは、英国王室にも招かれ、エリザベス女王の前でスプーン曲げを実演したとされている。イギリスは、心霊研究の盛んな国だから、ユリ・ゲラーも長くイギリスに移住していた。英国政府に諜報活動で協力していたとも思われる。戦後、イギリスが不況から立ち直り、今も世界の金融界で大きな地位を占めているのには、ゲラーのような超能力者の活躍があったせいだと思われる。なお、ゲラーはイギリスのEU離脱には反対していたが、その阻止には成功しなかった。イギリスのEU離脱を見たプーチンは、西側諸国の弱体化を見て、ウクライナ侵攻へと舵を切ったと思われる。
日本でも、第二次大戦中に松下松蔵という心霊治療をしていた人物が、日本を敗戦から救おうとしたことがあった。しかし、日本の神々につがっていた松下は、「アメリカ人も神様に祈っている」と言って、どうしても、戦況を変えることはできなかったと言われる。この松下から霊的事象について教えを受けていたのは塩谷信男です。松下が小磯首相(東條首相の後任)に面会する際に熊本から上京した時は、東京で内科医院を経営していた塩谷も松下の面倒を見ていた。いずれにしても、本土決戦の前に昭和天皇がアメリカへの降伏を決意し、日本は全面的壊滅から救われた。松下の祈りが通じたのかも知れない。
松下は戦後、すぐに亡くなったが、塩谷は心霊研究を続け、「正心調息法」を編み出し、健康だけでなく、世界平和を祈ることを勧めた。これは、深呼吸をしながら「宇宙の無限のエネルギーによって、地球で真の大和(だいわ)の世が成りなった」と心で唱えるというものです。宇宙の霊的なエネルギーを自分の体内に取り入れると同時に、このエネルギーを平和のために使おうというものです。
ユリ・ゲラーの超能力も、宇宙のエネルギーを取り入れて可能になったと考えられる。イスラエル人(ユダヤ人)のユリ・ゲラーには、イエス・キリスト以来の超能力活用の伝統につながっていると考えられる。ユリ・ゲラーは、特に教祖的な活動はしていないが、霊的な関心は高い。ただし、ゲラーは霊能力を利用すれば、誰でも富豪になれると称しており、その方向性は余りに現生的すぎる。その点、同じく無宗教的ではあるが、霊的な関心の高い塩谷は、純粋に世界平和を実現しようとしていた。戦後の日本が平和だったのも、塩谷の「正心調息法」による平和の祈りのお陰だったのかも知れない。
ただし、このような超能力や宇宙の霊的エネルギーを、戦争に利用しようとする者もいるはずです。日本の心霊世界でも、人を攻撃する呪術というものがある。だから、過去には呪術の利用が朝廷で禁止されたこともある。菅原道真の霊を朝廷が恐れたのも、呪術をかけられるという恐怖があったからでしょう。古代中国でも、戦争とは呪術の戦いでもあった。そのような呪術の上の愛の力を説いたのが、イエス・キリストです。愛は呪術よりも強い。(なお、今の天皇家には霊的能力は失われている。だから、子女をイギリスに留学させて得意顔になっている。本来、霊的先進国の日本としては、キリスト教の新参者となるのではなく、日本の心霊の伝統の上にキリスト教を取り入れるべきです・・・)
ユリ・ゲラーはその超能力を使ってカジノで大儲けをしたことがあったが、その翌日には大変な不快感に襲われ、ギャンブルで得た大金を投げ出したと言われる。その後は、地味に芸人として稼いだり、企業に協力したり、政府の諜報活動に協力したりして、「まとまな」経済活動をしている。ゲラーが日本を気に入っているのは、日本人の霊性にあると思われる。日本には独特の霊的雰囲気があり、ゲラーも能力を発揮しやすいのだろう。ただし、ゲラーが曲げれなかったスプーン(くびれの部分が強化されている)を作ったのは、世界でも日本のメーカーだけだった。
塩谷は、昭和天皇夫妻に認められるほど、医者として成功したので、超能力を利用して大金を得ようとはしなかった。ただし、彼の診療所に金粉が降ってきたこともあると言う。彼の心霊能力を利用した治療の効果は抜群だったようだ。その延長に「正心調息法」がある。コロナなどの呼吸器系の疾患にも有効だと思われる。なお、百歳までゴルフを楽しんでいた塩谷さんは、百歳に骨折で寝たきりになり、106歳を前に2002年に亡くなっている。いずれにしても、「正心調息法」は百歳までは有効だと思われる。
コロナとウクライナ戦争の時代に、日本人は「正心調息法(瞑想深呼吸)」を学び、健康だけでなく、世界平和の到来を祈るべきでしょう。無欲で「正心調息法」を実践すれば、現生利益志向のユリ・ゲラーの超能力以上の効果が期待できる。