世界の平和の上に、日本の安全と繁栄が存在する。
2000年代まで、世界第二位のGDPを維持できたのも、戦後、一貫して戦争に巻き込まれず、国民が平和のうちに経済発展を追求できたのも、国際的に日本が安全を享受できる立場にあったからです。
ただし、アメリカは戦後も、ソ連との冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、テロとの戦争を経験し、世界の警察官と世界経済のけん引役を共に果たしてきた。そのアメリカとの安全保障関係、経済関係が、戦前も戦後も日本の平和と繁栄の基本であることには変わりはない。
宗教的には、日本はアメリカを通して、世界宗教のキリスト教と現実的に関り、キリスト教を基盤とする世界文明の中で相応の位置を占めている。これは、世界へのキリスト教の宣教・伝播の一環とみなすことができる。実際に、現在の日本国憲法は、戦後、キリスト教に基づくアメリカの民主主義を反映して作成されたものです。そして、この現日本国憲法によって、アメリカとの協調体制が確立され、平和と繁栄を国民は享受できた。つまり、日本の戦後の平和と繁栄は、キリスト教のお陰だと言うことになる。そして、中国やロシアも、将来的にはキリスト教に基づくアメリカの民主主義を導入することが歴史の必然だと思われる。
そもそも、明治維後で直ちに日本はアメリカの大統領制を採用し、アメリカ型の民主主義を導入すべきだったのです。そうすれば、第二次大戦でアメリカと戦って300万人の国民が戦死し、多くの国益を失って敗戦することもなかったのです。しかし、キリスト教の理解の浅い当時の日本の指導者と国民は、既にローカルとなっていた日本の天皇家神道を持ち上げ、世界文明の主流に反した軍部・天皇家の独裁体制に突っ走ったのです。今のロシアや中国も同じ傾向にある。ロシアや中国の独裁体制が人類文明の主流になることはあり得ないのです。
今世紀に発生すると予測される第三次世界大戦は、アメリカ型の民主主義にけん引されるG7やEU各国と、独裁体制を維持しようとする中国やロシアとの衝突になる。ロシアのウクライナ侵攻は、その前兆だと考えられる。中国については、台湾問題だけでなく、チベットや香港問題もある。第三次世界大戦が核戦争とならないように、日本は最大限、平和活動をしなければならない。いずれにしても、日本は20世紀の後半から、2020年代までの平和と繁栄に安穏としてはいられなくなる。
さらに、日本には首都直下型地震や東南海大津波など今世紀中の大災害が予測されている。世界的には、大規模な気候変動の影響や、第三次世界大戦以外にも新たなパンデミックの発生が懸念される。21世紀は、本当の人類文明の危機の世紀になる。
これに対する鍵は、人類が新たな宗教観念を持つことです。この2千年の人類文明の基礎となったキリスト教をさらに深く理解し、それをより霊的な宗教に変革することです。極論すれば、霊的には、仏教、ヒンドゥー教、道教、イスラム教、ユダヤ教の上に、キリスト教の神(万物の創造主)が存在することを認め、現代のスピリチュアリズム(心霊主義)を取り入れた宗教観に基づいて、世界が結束するこです・・・
そのために、まず、日本人は聖書を読む習慣をつけることでしょう。ただし、仏教や神道を否定する必要はなく、霊界の最上部にはキリスト教の神が存在することを認めれば良いのです・・・