2022年5月5日木曜日

1846年のラ・サレットでの聖母マリアの警告は、今も生きている・・・

 

日本の明治維新(1868年)が始まる前に、イギリスと清朝の間で行われた、欧米の植民地政策を象徴するアヘン戦争(1840~1842年)の後に、聖母マリアはフランスで出現し、人々に世界的危機に対する警告を与え始めた。それが、1846年のラ・サレットでの聖母マリア出現です。

その後も、奇跡の泉で有名なフランスのルルドでの聖母マリアの出現(1858年)、第三次世界大戦の預言を含むとされるポルトガルのファティマの聖母マリアの出現(1917年)、今も関係者が生きているスペインのガラバンダルの聖母マリアの出現(1961年)、日本の秋田の女子修道会でのの聖母マリアの像からの涙の出現(1973年)、そして、今も続いていると言うボスニア・ヘルツゴビナのメジュゴリェの聖母マリアの出現(1981年)と、聖母マリアは少女や若者に姿を見せて、世界に対して警告を与えている。

1846年のラ・サレットでの聖母マリア出現以前にも、ヨーロッパのキリスト教国で聖母マリアは出現していたとされるが、その目的は純粋にキリスト教の促進だったと言われている。しかし、産業革命後のヨーロッパの経済力や軍事力を背景とした世界の植民地支配が19世紀に強まると、世界的な危機が生じると警告するために聖母マリアが出現するようになったと言われている。その始まりが、1846年のラ・サレットでの聖母マリア出現だということになる。

特にラ・サレットで聖母マリアは、次のような警告を与えている。

地球は(広まっている疫病や飢饉に加えて)あらゆる種類の災厄によって打たれるでしょう。

最後の戦争までに一連の戦争があるでしょう。その最後の戦争の時は、反キリストの10人の王たちによって戦われるでしょう。彼らは皆一つの同じ計画を持ち、世界のただ一つの支配者たちでしょう。このことが起こる前に、世界には一種の偽りの平和があるでしょう。人々は楽しみ以外には何も考えないでことしょう。悪しき者たちは、あらゆる種類の罪に身を任すでしょう。

しかし、聖なる教会の子ら、信仰の子どもたち、私の真の追従者たちは神に対する愛と私にとって最も貴重である全ての徳のうちに成長するでしょう。聖霊によって謙遜に導かれる霊魂たちは幸いである! 彼らが年数の充満に達するまで、私は彼らの側で戦うでしょう。(http://www.mikokoro-community-japan.com/mikokoro.commyunity.html/Our-Lady-of-LaSalette.html)

要するに、物質文明の発達と共に、人々はさらなる富を求め、悪魔に魂を売り、神のを教えから遠ざかり、神様の怒りを買い、神様は人間を見放し、人類は破局的な世界大戦を起こすと言う予言です。

実際、20世紀には第一次、第二次の世界大戦が生じ、広島・長崎では原爆が投下され、第二次大戦後の今日まで世界は核戦争に脅かされており、今も核大国の中国・ロシアが、米国を始めととする西側民主主義国と対立している。21世紀に入って、現在、コロナ大感染とロシアのウクライナ侵攻が続いている。このままで行けば、今世紀中にさらなる疫病や第三次世界大戦が生じるのは時間の問題だと思われる。そして、それが1846年のラ・サレットでの聖母マリア出現で予言されていたと言うことになる。

世界では、上記のような例以外にも、聖母マリアの出現は多い。ただし、バチカンは悪霊が関係している場合もあるとして、その認定に慎重な姿勢を取っている。

この出来事を目撃した人はキリスト教徒に限らない。民衆の間に伝えられている話や噂は非常に多数あり、その数は数千にもおよぶ。

ただし、そのうちカトリック教会が公認したのは24ほどにすぎない。(下記「カトリック教会・教皇庁公認の出現」参照)カトリック教会は、各地区の司教・バチカン(教皇庁)の担当者などの認定作業を経てこれらの出来事を公認するか否かを表明している。カトリック教会によると、これは人々が聖母の形をとった悪霊に支配されないために必要な手順であるとされる。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%AF%8D%E3%81%AE%E5%87%BA%E7%8F%BE)

これは、18世紀の大霊能者スウェーデンボルグの霊界での「最後の審判」が1760年あたりで終わり、その影響が200年から300年後に人間外で生じるという報告や、18世紀の大科学者ニュートンの2060年の「世の終わりの予言」と合わせて考えると、まさに、21世紀の近未来に第三次世界大戦が生じるので、早くから聖母マリアが人間に警告を与えてきたと解することができる。

問題は、人類の文明が発達し、人類は巨大な富と力を得たが、それは神様の教えに従って得たものではなく、悪魔に魂を売って得たものであり、神様の怒りを買っているということです。

悪魔は人類の文明の発達を助けたが、同時にその文明の中で人類を堕落・腐敗させたということです。そして、悪魔を神と崇める人類の文明は、世界大戦で滅びることになり、神様はそれを放置するというのが聖母マリアの警告と予言の本当の意味だと思われるのです・・・

救世主イエス・キリストの生誕から2000年たった今日、いまだに神に背を向ける人類は、この21世紀に大変な試練を迎えることは間違いないと思われる。しかし、聖書を読み、聖母マリアと救世主イエス・キリストを崇め、神様を信仰すれば、人類は今世紀を生き残れるかも知れない。これが、唯一の希望なのです・・・