21世紀も5分の1が過ぎた。しかし、今世紀には20世紀を超えた何かがが起きると、人々は感じ始めている。まだ、世紀末は終わっていない。
2001年にアメリカで9/11同時多発テロが起こり、21世紀が始まった。
2008年にはリーマン・ショック、世界金融危機が生じ、強欲な金融資本主義への反動から、アメリカでは黒人初の大統領、オバマが選ばれ、日本でも鳩山が率いる民主党が選挙で自民党に勝利し、政権交代を実現し、世界はリベラル化に進むように思えた。ところが、リベラル派は行き過ぎた反聖書的思想を普及させようとした。
しかし、アメリカでは白人主義のトランプが保守派の支持を得て、左翼化したオバマの後任の大統領になり、日本では東日本大震災の震災復旧や福島原発の事故処理に不手際が目立つ民主党が不信を買い、自民党の安倍がアベノミクスを掲げて首相に復活し、日米の政治的、経済的な(反聖書的な)危機は去ったように思われた。
ところが、2020年の大統領選挙でコロナ対策も満足にできないトランプは落選し、アメリカの分断は進み、2022年には安倍が宗教がらみの件で銃殺され、トランプや安倍と親密な関係にあったプーチンがウクライナに侵攻し、世界には第三次世界大戦の予感が生じている。コロナ前には安倍は習近平を国賓で迎えようとしていたが、中国は香港の民主化を抑圧し、台湾侵攻を窺っている。そして、コロナはまだ世界で終息していない。反聖書的なリベラル派は信用できず、右翼的な保守派も信頼できなくなった日米の国民は、ロシア/中国の軍事的膨張に直面することになった。
不安にかられた人々は、今後の未来予想、予言を求めている。そこで、1つの未来予測をしてみよう。少なくとも、人々の不安は収まるだろう。
2023年には、コロナは日本で終息する。
2025年には、ウクライナ戦争も停戦になる。2~3年は世界に平安が訪れる。
しかし、2028年頃には、ヨーロッパで第三次世界大戦が始まり、NATOとロシアは衝突する。
そして、この頃に日本の上皇が倒れ、日本の体制は混乱する。
2031年には、四国から紀伊半島にかけて地震・津波が生じる。ただし、日本社会に大被害は生じない。
2033年頃には第三次世界大戦が終息し、ロシアでは政権交代が生じる。中国の台湾信仰も実現しない。むしろ、中国では社会が不安定化し、内戦状態になる。しかし、キリストの再臨が生じたとの証言が出て、世界全体は落ち着く。ロシアも中国も民主化し、アメリカも聖書を重んじる文化が主流を占め、平和国家になる。日本は世界平和に大きな貢献をする。
21世紀の半ばには、日本の天皇が代わり、皇室が揺れる。日本の社会もその影響で、大統領制導入の機運が生まれ、新憲法が制定される。また、日本の文化的優越性が世界に示される。
ただし、21世紀の後半には地軸移動など、極端な自然災害が生じ、世界に新たな危機が生じ、世界の人口は減少を始める。そして、人々は物質的な繁栄よりも、精神的、霊的な問題に関心を持つ。AIやコンピュータより、人間の霊能力に関心が向けられる。
18世紀の科学者ニュートンや霊能者スウェーデンボルグが予言したように、2060年以降に「時代の終わり、最後の審判」と呼ばれる現象が生じ、人類の物質文明は崩壊に向かう。この後、二千年くらいはこの傾向が続く。しかし、やがて霊的な文明が生じ人類は復活する。
つまり、今の20代の若者が老人になるころには、今の物質文明は崩壊に向かう。今から、物慾を捨てた精神的な生き方をすべきということです。
心霊研究家の塩谷信男や政木和三も、21世紀の物質文明の崩壊を予言している。理由は、物質文明による環境破壊が行き過ぎたことにある。その背景には、物欲に駆られた人間の堕落や腐敗がある。そして、聖母マリアも人間の堕落と腐敗に怒った神様は、もう人間を守らない、人間の文明が戦争や災害で危機に瀕しても神様は人間を見捨てると述べている。つまり、21世紀には戦争、災害、異常気象で人類の文明は危機に瀕する。
細かな出来事には相違があっても、上述のようにキリストの出現以来、2千年たって大きな変化が人類に現れる。キリストが再臨して、人類は全滅から救われるだろうが、その悲劇から回復するには今後、何世紀もかかるだろう。そして、人類は物質文明より精神的、霊的な文明を打ち立てることを要求されるだろう。