国家の基本は、その理念/教育と安全保障と経済体制です。これを明確に示すのが憲法です。しかし、現憲法は第二次世界大戦で敗北した日本(大日本帝国)が、キリスト教国家のアメリカが要求したキリスト教的な民主主主義憲法を全面的に取り入れて作成されたものです。たとえ、当時の日本の国会で承認され、戦後、70年間も国民が認めてきたものであるとしても、日本人の自発的な作成による憲法とは言えない。21世紀の今日、根本的に憲法を見直すべきです。さもないと、AIの普及で憲法精神自体が変えられる可能性もある。
今後、AIの発展によって、人工知能が普及し、医者、弁護士、エリート官僚などの領分にAIが進出する考えられる。病気の診断、法律の適用/判断、法案の作成や政策の実施などはAIが得意とするところです。ただし、AIが100%間違いなく機能する保証はないし、コンピュータ・ウイルスが悪影響を与えることも考えられる。人間によるAIのチェックの必要性はなくならない。そして、憲法の精神はコンピュータから出るものではなく、あくまで国民/人間がその精神と霊感によって打ち立てるべきものです。AIなら、戦争や一部の国民の奴隷化が有利だと判断するかもしれない。しかし、人間は損得や合理性よりも道徳、倫理、善悪、神性を尊重することができる。AIを管理するのが人間の義務であり、使命であり、その存在意義です。
新憲法では、まず、人生は1回限りではなく、人間の魂は死後も霊界で生き続けることを国民の共通認識とする。つまり、人間の精神は死後も霊界で生きる。霊界には、AIは有効ではない。
新憲法では、日本人としての民族、日本の国家の特徴を尊重する。ユダヤ人が4000年間、生き残ったように、日本人もその固有の霊性や文化を尊重し、日本の神仏を尊敬し、その上で、世界の人類の上の共通の唯一の絶対の神を認め敬う。これによって、現在の世界の主流のキリスト教国家と共通の価値観を有することができる。
この精神の上に、国家の安全保障と経済体制を定める。
まず、国防のための軍隊を持つのは国家としての基本条件であることを認めるが、侵略戦争は否定する。同盟国のアメリカが侵略戦争をした場合には、それに加担しないことを明記する。日本の新軍隊の最高司令官は、日本国大統領であると定める。これで、軍隊の要員も誇りをもって国防の任務につける。なお、自衛隊の呼称は、そのままでもよい。(現在も、自衛隊は国際的に軍隊であると認められている。)
次は、新財務体制を定める。その精神は「多く与えられた者は、多く要求される」というイエス・キリストの言葉です。アメリカのように資産や収入額の上位の数パーセントが、国家の資産の大部分を保有しながら、税負担はそれに見合っていないという状況を正す。日本の企業の内部留保を優先する仕組みは変える。経済の基本は消費なので、政府は国民に無条件い消費手当(生活保護/年金も含む)を支給する。コロナの時代の特別給付金の延長です。消費が保証されれば、企業の収益も保証され、倍数効果でGDPも上昇する。財政は、消費による企業の活性化効果を国家の税収に「見込み額」として含める。国家が存続/発展し、国民が存続する限り財政の収支問題は将来的に解消するとの想定を採用して、短期(100年程度)の財政赤字にはこだわらなくさせる。
つまり、死後の霊界での存続を前提とし、国の伝統文化を尊重し、国防は国民の誇れる仕事であるとし、経済は個人の消費/生活を政府が保証することで、日本は平和に発展を続ける。
ただし、そのためには現生も霊界も支配する唯一の絶対神の教えに従うことを新憲法で定め、義務教育で国民に浸透させる必要がある。
この新憲法体制なら、いじめ、自殺、貧困は生じない。新憲法と大統領制で強力な国家体制が成立する。今世紀の第三次世界大戦や自然大災害も乗り切れるだろう。そして、誰もが死後の霊界での生活を信じれば、この世の物質的幸福/成功にこだわらなくなる。
AI/コンピュータは、霊界では無用なのです・・・