「四苦八苦」というのは仏教用語です。
生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし
生苦 - しょうく。衆生の生まれることに起因する苦しみ。
老苦 - 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
病苦 - 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題。
死苦 - 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。
根本的な四つの苦に加え、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離すること
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が思うように得られない苦しみ
五蘊取蘊(ごうんしゅく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみ
の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E8%8B%A6%E5%85%AB%E8%8B%A6)
要するに、この世に生まれるということは、天国のような霊界を離れて苦の世界(人間界)に生きると言うことです。つまり、この世では苦しいのは当たり前だということです。キリスト教でも、人間は原罪(本質的な罪)を負って生まれてくると言われている。
しかし、このような苦に加えて、神様に逆らう悪魔が霊界から人間界にやってきて、人間の苦しみを倍加したり、「悪魔に魂を売ってカネや富を得て楽をしろ」と誘惑する。そして、悪魔に従った者は地獄に落ちる。それでも、せめて「四苦八苦」から救われる方法はないのかと考えるのは当然です。仏教では、欲を捨てて精神を高めよと教えている。聖書では、神を愛し、隣人を愛せよと教えている。神を愛することが欲を捨てることになり、隣人を愛することが精神を高めることになる。
特に、「病」がポイントです。仏陀も死ぬ前に病になるまでは、病から守られていた。イエス・キリストは、病人の癒しをすることで伝道を始めた。現在でも、ガンやコロナで多くの人が悩んでいる。「病」に対する答えも聖書にある。それは、絶対神への信仰です。本来、心霊治療もこの延長にある。絶対唯一の神を信ずることで、霊界からの治癒力が得られるということです。「神には、人間にはできないこともできる」と聖書には記されています。実際、悪魔が悪霊を使って人間に病を起こすこともあるが、このような病には、神様の霊界からの力に頼るしかない。祈禱師の悪魔祓いよりも神様への信仰は霊障を癒す。
人は死ぬと、その魂は霊界に入るが、霊界には「病」はない。この霊界とつながることによって治癒力を得れば人間は病にならない。心霊治癒師は、宗教を飛び越えて霊界の絶対神への信仰を持っている。仏教や神道の大霊とつながっても効果はあるが、その上位の絶対神とつながれば神様の力が霊界からこの世に伝わってくる。
戦後、都内で最高の開業医と言われ、昭和天皇の良子皇后も治癒を受けたと言う塩谷信男医師はキリスト教徒ではなかったが、心霊現象も研究し、独特の呼吸法を普及させて多くの病人を救った。また、戦前には祖先信仰を実践していた松下松蔵が100年前のスペイン風邪の時代を通して心霊治療で多くの病人を癒していた。イギリスでは、心霊治療は現在も公に認められている。アメリカでは祈りが患者に与える効果が認められている。明治以来の日本の霊能者も、霊的な治癒を行った人がいることは知られている。
病の原因は細胞にあり、細胞内の微小な器官は霊的な力に反応する。だから、イエス・キリストなどの霊的な力は細胞、臓器、肉体に大きな影響を与える。塩谷信男は細胞の最大の栄養は「酸素」だと言っているが、「霊力」は細胞内の器官にも影響を与える。塩谷はこの宇宙にある神の無限の力を、特別な呼吸法で酸素として散り込むべきだと述べ、自らそれを実践して100歳まで健康な人生を送った。塩谷は晩年は骨折/認知症などで105歳になくなったが、その健康法は学ぶべきです。
さらに、「死」については、人間の魂は不滅であり、死後は霊界で意識(心)は生き続けることが欧米の学者によっても認められつつある。日本の伝統的な死生観は正しかったと思われる。神道の「あの世」の認識が、日本仏教の極楽/地獄観で明確な形を取ったと考えられる。本来の仏教は霊界を認めても、天国/地獄への認識は曖昧だったが、キリスト教/ユダヤ教/イスラム教では唯一の絶対神が天国を支配していると、より明確に教えている。
しかし、最大の苦は、悪魔が人間を攻撃することです。今でも、犯罪者の多くは悪魔の囁き、誘惑、干渉によって精神状態が異常になって異常な行為に走った結果、犯罪を犯したと思われる。ただし、このような霊的な悪魔の影響は精神鑑定では明らかに出来ない。それでも、ヴァチカンやアメリカには悪魔祓いを専門とする神父/医師やカウンセラーなどがいる。日本でも、多くの祈禱師や拝み屋、密教僧などがいる。イエス・キリストは「悪魔が狼となって、子羊のような善人を攻撃する」と警告している。そのような狼は社会のどこにでもいる。毎日のニュースで聞く多くの犯罪の要因はここにある。
日本人が聖書を学び、霊界の力を認め、神様から得られる霊力が病を癒すことを信じて実践すれば、政府の福祉/医療費問題も解決する。また、医師の資格試験には霊的な理解力も条件とすべきです。(現在でも、医師に人格審査がないのは問題です。非常識/不人情/勉強不足な医者も多い。)当然、日本も心霊治療を認めるべきです。(かつて、超能力による治療師が日本社会やメディアでもてはやされたが、霊界への理解力も必要です。)
ブッダも霊界とつながって霊力を得ていた。日本の仏教系/神道系の霊能者も霊界とつながっていたと思われる。さらに、天皇神道では天皇は最大の霊能者とされているが、先の日米戦争で日本が敗戦して以来、今では天皇家の霊力は衰えている。(だから、不況や感染症がはびこる。)日本人も人類の主流の唯一絶対神を認め、聖書を学んで健康、死後の安心を得るべきです。むつかしい漢字で書かれた仏典や古典的な神道の祝詞を学ばなくても、平易な言葉の聖典は理解しやすい。
人生の「四苦八苦」も、21世紀の悲劇(第三次世界大戦や自然大災害)も聖書を読んで霊界とつながることで、解決できるのです・・・
宗教に関係なく、霊界は存在し、万物の創造主である絶対神は存在すると考えるべきです。
(しかし、いずれAIが医者に代わる時代が来る。そのAIより強力なのが霊力です・・・)