政府は、国民に正しい死生観、人生観、世界観を与えなければならない。
それは、人は死後もその魂は生きるということであり、この宇宙とあの世(霊界)は唯一の絶対神によって生み出されたものであり、死後、善人の魂は霊界の天国に入り、悪人の魂は霊界の地獄に落ちるということです。
つまり、死は恐ろしいことではなく、恐ろしいのは人間の魂を地獄に落とすことのできる神様だということです。従って、この唯一の絶対神を信じることを国民に勧めるべきなのです。義務教育で、このような教えを普及させるべきです。
その結果として、国民はこの世の富や成功ではなく、死後の天国での幸福を目指すようになる。従って、富や地位、この世の幸福や成功を求めての争いはなくなり、犯罪者や自殺者、生活困窮者もなくなる。なぜなら、死後の天国での幸福を得るには、この世で自分により貧しい者を助けるという善行をしなければならなくなるからです。
ただし、悪魔はそのような信仰に基づいた善行を妨げる。この世の富と地位や成功と幸福を求めさせ、そのためには、悪魔に魂を売ってどんな悪でも人間に行わせようとする。つまり、この世は神と悪魔の戦いの場であり、善と悪の戦いの場であり、人間の修行とは、悪魔に打ち勝って、神と善を選ぶことを意味するのです。
日本の仏教や神道も善を目指すものですが、日本の神仏の上にはその創造主がいる。だから、イエス・キリストのように「金持ちは天国には入れない」と宣言する教えのレベルには仏教や神道系の宗教も達していない。ただし、今のキリスト教も純粋なイエス・キリストの教えからは離れている。それでも、聖書がイエス・キリストの教えを伝える書物であり。キリスト教の研究を通して正しい宗教に近づくことができる。日本の神仏の霊の上に、イエス・キリストの教える唯一の絶対神が存在することを認めるべきです。
現在のキリスト教では、心霊的な教えは隠され、道徳的又はおとぎ話的な教えが主流だが、実際のイエス・キリストの教えは、死後の霊界や、天国に入る条件、悪魔との戦いがポイントになっている。ただし、今のキリスト教でも「神様を信じれば、天国に入れる」と、イエス・キリストの最低限の教えは伝えている。正体が曖昧な霊の力を頼って信者を獲得しようとする仏教、神道、他の宗教より真実があると考えるべきです。
イエス・キリストの教えの核心は、「唯一の絶対神を信じれば、霊界から力を与えられ奇跡が起きる」というものです。貧乏人は生活が救われ、病人は病から回復し、人間関係などで悩む者は悩みから救われるというのが、その教えの注目すべき点です。他の宗教などの修行やお布施をしなくても、唯一の絶対神を信じれば、この世の問題から救われるということです。ただし、唯一の絶対神を信じるということは、「金持ちになるな」という教えと、「貧しい隣人を助けよ」ということが基本です。さらには、敵を愛せという教えや、モーゼの教えなど(殺人、姦淫、離婚、窃盗、偽証の禁止など)のレベルまで進む必要がある。複雑な教義や、高額のお布施などとは関係のない世界です。
この単純な教えを基礎として、日本は国を再建すべきです。そのためには、現在の国家体制を刷新し、大統領制を導入するのが正しいということになる。ただし、天皇家は私的な世界で存続を許すべきでしょう。天皇家は日本一の名家とするが、その上に大統領が主権者国民の代表として存在するという体制が望ましいのです。なぜなら、人間は唯一の絶対神の下では皆、平等だからです。天皇もホームレスも神の前では、平等なのです。
これは、アメリカのキリスト教的民主主義を基本とする現憲法の精神に沿ったことなのです。21世紀以後も日本と日本人が存続するには、このような大統領制が必要なのです・・・