祈りの力は奇跡をもたらす。
シスターの鈴木秀子によれば、それぞれ40人の同程度の重症患者の2組を対象とした「祈りの力」の実証調査では、病気回復の祈りがなされなかったグループの半年後の生存率は10%であり、祈りがなされたグループの半年後の生存率は90%であったという。
これは、患者が祈りを受けているということを知らされた場合の半年後の生存率であるが、知らされずに祈りが行われていた場合は、87%であった。いずれにしても、祈りの効果は歴然です。
つまり、重症患者であっても、自分の回復が祈られていることを知らない場合でも、そのような患者は、祈られていない患者より9倍近い生存率を示すということです。
だから、かつてキリスト教の宣教師がヨーロッパから、アフリカやアジアでキリスト教の伝道をしたとき、気候や風土の違いにもかかわらず、疫病や風土病で倒れることもなく、キリストの教えを現地人に伝え、キリスト教の普及と拡大を行うことができたのです。
過去2千年にわたって、コロナのような疫病の大感染、パンデミックが世界中で何度も生じたが、このようにして、宣教師たちはウイルスや病原菌には負けずに伝道を行なうことができたのです。20世紀のインドの貧民救済を通してイエス・キリストの愛の教えを実践したマザー・テレサも毎日の祈りで免疫力を高めていたと思われます。
イエス・キリストは信仰があれば、疑わずに信じて祈れば奇跡が生じると述べています。
マタイによる福音書
第 17 章
20 するとイエスは言われた、「あなたがたの信仰が足りないからである。よく言い聞かせておくが、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう。このように、あなたがたにできない事は、何もないであろう。
霊能者でなくても、イエス・キリストと神様への信仰があれば、霊能者以上の奇跡を行うことができるのです。逆に、祈りの心のない霊能者は信用できないことになります。霊能者であっても、祈りの心のない人間は、他人だけでなく本人の寿命も伸ばすことができない場合が多い。
ただし、霊能者であってもなくても、信仰者であってもなくても、人は死ねば霊界に入る。人間の魂は、死後、霊界に入ることは、聖書では当然とされています。しかし、この世で生きている間に、他人のために祈って病からの回復を願うことで、祈った人自身は死後、天国に迎えられることになるのです。
この世は、宇宙も、太陽系も地球も、物質世界は霊的エネルギーから生まれたものだと考えられます。人間の精神、心、魂は霊界と結びついていると考えられます。そして、祈りでこの世と霊界の結びつきが強化され、祈りの対象となった病人に霊的効果が生じ、癒され、生存率が高まるのだと考えられます。
心霊主義、スピリチュアリズム、霊能力も重要ですが、あくまで神様やイエス・キリストへの信仰があって意味のある力となるのです。
心霊主義、スピリチュアリズム、霊能力に関心を持つ前に、まず2千年の伝統のあるキリスト教や2千500年の伝統のある仏教を学ぶことが安全で効果的なアプローチなのです。聖書や18世紀の霊能者スウェーデンボルグによれば、霊界には悪魔や悪霊がおり、いつでも人間を破壊しようとしており、イエス・キリストがこの世で悪魔と戦って勝利したことを記してあるのが、新約聖書なのです・・・
祈りの力は奇跡をもたらす。コロナ・ウイルスに対しても。そして、その力の源泉は霊的知識ではなく、イエス・キリストや神様への信仰なのです・・・