2022年10月10日月曜日

日本が世界の主流の一神教文明のリ-ダ-になるには、大統領制が必要・・・

 

2020年は横浜港でのプリンセス・ダイアモンド内のコロナ感染から始まった。このコロナは2022年の今でも続いている。歴史的観点から、コロナを振り返るべき時かも知れない。

プリンセス・ダイアモンドという船名は、ダイアモンドという名の王女という意味で、豊かさと高貴さを象徴していた。それと結びつくのはエリザベス女王と安倍晋三だが、二人とも2022年の夏に急死した。エリザベス女王と安倍晋三を象徴する船名のクルーザーから、日本でコロナが広まったことは象徴的だった。

96歳と高齢だったがエリザベス女王は100歳まで現役を続けると思われていた。安倍晋三は、病気も癒えて3度目の首相就任を狙っているようだった。しかし、女王は老衰で、元首相は銃撃で命を落とした。

コロナが発生しなければ、2020年には中国の習近平が国賓として来日するところだった。また、安倍はプーチンとの親密さを強調し、北方四島の放棄と引き換えにロシアとの無意味な平和条約を締結しようとしていた。実際は、2022年に中国は、アメリカの台湾支援の強化に反発して、台湾周辺で大規模な軍事演習を敢行し、ロシアは、2022年の北京冬季オリンピックの直後にウクライナに侵攻し、世界にエネルギー・食料危機/インフレをもたらした。そもそも、2020年の米国大統領選挙でトランプが敗れたのも、アメリカでコロナ犠牲者が多量に発生し、当時のトランプ大統領の対応がまずかったことが原因だと考えられる。

まとめれば、コロナのお陰で日本は危険な中国・ロシアと距離を置くことが出来、米国は信用できないトランプ大統領を落選させたことになる。コロナは日本とアメリカを救ったと言えるかも知れない。また、イギリスではEU離脱を推進したジョンソンが辞任に追い込まれ、新国王と新首相のもとでロシアの脅威に対応することになった。来年、日本の広島で開催されるG7は、世界の民主主義を代表する米・英・日本と独裁国家のロシア・中国との対決が強調されるだろう。

ロシアがウクライナで核兵器を使用し、中国が台湾と軍事衝突する可能性が高まる中で、来年の広島でのG7は、世界の安全保障にとって決定的な意味を持つ。

日本では岸田政権の支持率が低下している。その理由は、旧統一教会との癒着、赤木自殺、河井夫妻へに異常な支援、中・ロへの異常な接近など問題の多い安倍元首相に対する国葬への国民の反発です。また、高齢でも死ぬまで王座にあったエリザベス女王に対して、さっさと生前退位した日本の上皇・皇室に対する失望感もある。

岸田首相が長期政権にならない場合、後任は林外務大臣か高市経済再生大臣になる可能性が高い。岸田派が政権を維持するなら林になる。日本初の女性首相が望まれるなら高市になる。アメリカもバイデンの再選が問題になるが、健康問題から難しいかも知れない。現在のハリス副大統領が大統領になる可能性は少ない。アメリカで女性大統領はむつかしい。2024年は、日米で大きな変化が現れる可能性が高い。中国とロシアは、習近平とプーチンによる独裁体制が当分続く。

ウクライナ戦争が第三次世界大戦につながる可能性がある中で、日本国民・民族は保守系勢力を中心にまとまると考えられる。その中心に安倍に代わって誰が位置を占めるかが問題になる。自民党の派閥の勢力図を見れば、岸田政権が続くのは難しい。そこで、ポスト菅の総裁選挙で安倍が支援した高市の可能性が出てくる。自民党の各派閥が高市を共立する可能性が高い。イギリスもドイツも女性を首相にしたことがある。日本初の女性首相が出てもおかしくない。2024年頃は、アメリカの大統領選挙やウクライナの戦況、台湾状況などと相まって、日本の政治状況も緊迫するだろう。

いずれにしても、コロナ・パンデミックが、世界での民主主義勢力と独裁主義国家との対立を強め、「世界は第三次世界大戦という悲劇に向かい始めた」と後世の歴史書には書かれるだろう。

日本は、このような21世紀の人類の悲劇に備え、民族の結束を強め、国家体制は世界の文明の主流に合わせて整備すべきだということになる。そのためには、大統領制の導入が望ましい。天皇家は京都で神道文化の維持に専念すべきだろう。日本が世界の主流の一神教文明のリーダーになるには、神道を基盤とする天皇は国家の元首にはなれない。主権者国民の選ぶ大統領が、元首として国民を率いるべきです・・・