2022年11月7日月曜日

「人間の心には、死はない」という真理・・・

 
富士山

人は、死後も意識は継続する。人の心は霊となって、霊界に入る。従って、身体は死んでも、心は死なない。これが、生と死の真実です。

つまり、死を恐れる必要もなく、死は苦しいことでもなく、死は悲しむべきことでもない。これが、宗教や修行の結論なのです。これが悟りなのです。単純なことだったのです。死後も精神、心、意識は継続し、霊界で人は生き続けるのです。

ただし、死後の世界の存在を信じても、神の存在を信じない人間もいる。この世で幸福な人生をおくり、あの世でも幸福になれると信じる人間もいる。このような人間は、悪魔の影響を受けているのです。それに対して、正しい霊の知識を与えようとしたのがイエス・キリストなのです。

心霊主義、スピリチュアリズムについて多くの人が発言しています。また、霊能者や拝み屋と言われる人もいます。また、最先端の科学者の中にも、量子物理学と関連させて、霊的問題を研究している学者がいます。その結論は、この世の物質界は、霊界から生じたものだということです。だから、最先端の現代科学でも、この宇宙の成り立ち自体を解明することもできません。この大宇宙は、霊界のエネルギーが物質化して発生したものなのです。霊能力者は、この物質界に今でも浸透する霊的エネルギーに感応しているのです。超電子回路ともいうべき人間の脳の中で、霊的エネルギーによって心が生じ、心は霊界につながることがあるから、霊能者はそのような能力を示すことができるのです。宗教的な修行とは、この脳の働きをコントロールして、霊的エネルギーと結びつくことなのです。そのような脳の働きは霊魂と言うべきものであり、そこから心と自意識が生じるのです。そして、身体の死によって、霊魂は純粋な霊的エネルギーとなって脳から解放され、霊界に入っていくのです。

ただし、この世で生きている間に、精神が霊界とつながる人もいます。その代表が、18世紀のニュートンと同世代のスエーデン人のスエーデンボルグです。彼は、イエス・キリストの霊によって、この世に生きたまま霊界に入ることを許されたと述べています。現代の心霊主義もスピリチュアリズムも、スエーデンボルグの経験、著述に沿ったものとなっています。しかし、そのスエーデンボルグを指導したのはイエス・キリストの霊なのです。だから、スエーデンボルグは霊界をキリスト教の観点から見ることになったのです。

スエーデンボルグによれば、霊界には神様や天使ばかりでなく、悪魔や悪霊がいる。そして、悪魔や悪霊は人間に敵意をもっており、人間を奴隷化し、地獄に引き込み、破壊しようとしている、ということです。だから、生きている人間が霊界につながろうとすると、さまざまな邪霊、悪霊、悪魔から影響を受ける。霊能者にも、悪魔に支配された人間がいる、ということになるのです。イエス・キリストの教えと関係なく、心霊問題に関心を持つのは危険なことなのです。

それでも、生と死について正しい知識を持つのは重要です。聖書を通して霊問題に関心を持つのが正しい方法なのです。「イエス・キリストの信者は死ねば、天国に入る」というのは、おとぎ話ではなく、真実なのです。ただし、仏教徒でも無神論者でも、死ねば霊界に入ります。その中でも善良な人間は、同じく天国に入ることができるのです。宗教には関係なく、善良な人間は死後に天国に入れるのです。

逆に言えば、邪悪な人間、神様を憎む人間、愛と善よりも憎悪と悪を好む人間は、自ら地獄に入っていくのです。そして、善悪の判断は、貧富によって決定されます。善良な人間は、カネ持ちにはなれないのです。悪魔に魂を売ってまで金持ちになろうとはしないのが、善良な人間なのです。

今世紀中には、宗教観や死生観の変更が求められます。物質文明は今世紀中に大きな悲劇を迎えます。しかし、「人間の心には、死はない」という真理を理解することで、新たな霊的な文明を構築できるのです。

22世紀には、「人間の心には、死はない」という真理が常識になり、物質エネルギーではなく、霊的エネルギーに基づいた文明が始まるでしょう・・・