2024年6月25日火曜日

この世の真実、日本の霊界の真実・・・

 

なぜ、この世で不思議なことが起きるのか?なぜ、心霊治療などが可能なのか?なぜ、スプーンが念力で曲がるのか?

答えは、この物質界が霊界の霊的エネルギーから生まれたからです。霊的エネルギーは、この世でも働いており、このエネルギーが使えるようになった人間が、そのような超常現象を起こせるのです。

日本の密教の修行僧や神道系の行者、その他の霊能者も、霊的エネルギーが使えるようになって、さまざまな奇跡を起こすことができる場合がある。ただし、科学的な証拠、法則を求めても明確な説明はできない。人間の心が科学の法則、公式、理論に従わないようなものです。最近では、物質科学の上に、霊的エネルギーがあることに気が付いている学者も増えている。

人間の心は、霊界からの霊的エネルギーが魂となって人間の脳に入り、その動きで生じたものなので、物質界の科学では完全な理解はできないのです。

要するに、霊界が先にあり、物質界と人間界はその後に生まれたものなのです。これが、人類の長い歴史の中で明らかにされて来たことです。だから、本能的に人間は神仏、種々の霊、悪霊や善霊の存在に気が付いている。そこに、宗教や哲学、文学、社会的習慣の基盤がある。日本の伝統的な霊性も、そこに根差している。ただし、世界の主流は、万物の創造主を認める一神教です。

特に、キリスト教の霊力は、過去2千年の人類の主流となり、現代の物質文明の基盤となった。日本の神仏への信仰から現代の物質文明が生まれたわけではない。だから、日本は明治以降、欧米の物質文明を学んできたが、欧米のキリスト教の霊性も学ぶべきだった。今日では、日本人霊能者の中にはキリスト教国のイギリスなどにわたって、キリスト教を基盤とする心霊主義を学ぶものもいる。

欧米には、日本の伝統と異なる心霊主義がある。日本は、明治以降、欧米の科学・技術ばかりでなく、キリスト教の霊性も学ぶべきだった。しかし、皇室神道を掲げて日本はアメリカと戦争し、敗戦し、アメリカの霊的な力を暗黙に認めるようになった。皇室もさっさと欧米のキリスト教文化を取り入れて、生き残りに成功した。しかし、国内ではいまだに皇室神道の権威に頼っており、国民もキリスト教の霊性よりは、皇室神道の霊性を信じている。これが、日本の最大の問題です。

従って、この物質界の上に霊界があることを認めなければ、この世の超常現象の説明はできない。仏教や神道の修行によって、霊的エネルギーを使えるようになった密教僧や行者は過去に奇跡を起こして人々を助けて来た。その例が、空海や安倍晴明です。天皇家の祖先も、そようなエネルギーを使った可能性がある。しかし、皇室の霊性が失われた後は、仏教や他の神道系の霊性を取り入れて、皇室は生き残って来た。天皇家の問題は、民族の霊的な問題でもあり、単に文化的・政治的な問題ではないのです。

いずれにしても、日本人は独特の霊性を保って現代まで生きて来た。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、マルクス主義などの一神教、無神教とは異なった自然主義的な霊性の世界が日本なのです。だから、年始・年末には、日本人は皆、神社・仏閣に詣でる。皇室もさまざまな行事をする。

日本は、昭和の日米戦争でキリスト教の霊力の優越性を思い知らされたのに、まだ、聖書やキリスト教の研究が不十分です。現在の日本国憲法が、キリスト教国アメリカのキリスト教精神を基盤としていることに目をつぶっている。だから、日本は世界の主流の一神教を主導できない。人類の代表にはなれない。これが、日本の真実の姿です。

ただし、欧米のキリスト教社会も物質文明の影響で信仰を失い堕落・腐敗している。霊的には日本より劣化している。特に日本の伝統的な清貧主義は、イエス・キリストの本来の教えと合致し、欧米のキリスト教文化に匹敵する高みにある

日本の縄文以来の自然的霊性、日本仏教(特に密教)の霊性、神道各派の霊性などには深い伝統がある。だから、1970年代にユリ・ゲラーが来日し、テレビ出演した時、全国で数千人の子供がプーン曲げ能力を発揮した。霊的背景のお陰です。今も、呪術師、霊能のある巫女、拝み屋などは社会の片隅で存続している。

新宗教の教祖も霊能力が必須とされているし、高名な僧侶には霊能力があると信じられている。そもそも、皇室の権威も日本神話などの霊的伝統にあるとされている(ただし、皇室神道は縄文の霊性にはつながっていない)。日本のアニメが世界で受けるのも、文化的背景の霊性にある。日本文化を産んだのは、日本の霊性なのです。

要するに、この物質世界は霊界の霊的エネルギーから生まれたことを認め、人間の心は霊から生じていることを認め、現代科学の果てに霊界が存在することを素直に認めるべきなのです。欧米発の科学・技術の基盤のキリスト教も、本来は、霊界を認める宗教なのです。

そして、欧米のキリスト教社会が物質文明で堕落、腐敗し、劣化した今日、日本人は独自にキリスト教を研究し、日本の伝統的霊性と結びつけることが求められている。ただし、新宗教や商業的な心霊主義には、悪魔が入り込んでいると考えられるので注意しなければならない。

それでも、この世の向こうに霊界があることを知れば、救われる人も多い。死は怖がるべきものではない。肉体は滅びるが、心は魂と一緒に霊界に入って生き続ける。問題は、死後の運命なのです。死後は天国か地獄です。天国で永遠の幸福を得るのが、魂の目的です。死後、天国に入るには、生きているうちに、よく聖書を学ぶことです・・・