2022年9月11日日曜日

エリザベス2世の死の警告・・・


エリザベス英女王が逝去した。96歳で、老衰で平和に亡くなったとされている。彼女の母は101歳まで生きたので、もう少し頑張ってほしかった気もする・・・

2022年は、コロナのパンデミックの継続、ロシアによるウクライナ侵攻、安倍元首相の射殺に続いて、70年間在位にあったエリザベス女王の逝去など不吉な出来事が重なった。第三次世界大戦の前夜のような趣がある。(第三次世界大戦は、2030年前後に事実上、始まると考えられる。)

英国は、日本にとってアメリカに次ぐ重要な位置を占める。日本史の転換点になった日露戦争(1904~1905)に日本が勝利したのも、当時の日英関係が良好だったからです。その上でアメリカの好意によって日本はギリギリの勝利を得た。しかし、辛勝だったことを理解しない国民は、その後も軍国主義を容認するようになり、米英を敵にまわして狂気の第二次世界大戦に突入し、300万名の国民が戦死し、東京や広島は焼け野原となって1945年の8月に連合国に降伏し、樺太・千島・台湾・南太平洋諸島などを失った。しかし、アメリカのキリスト教的民主主義に基づく現憲法を採用し、戦後は平和の経済大国として、繁栄を達成した。現在でも、米英との協調主義が日本の国是となっている。憲法以上の国策だと言っていい。

そのイギリスの第二次大戦後から今日まで、国家元首として英国に君臨したエリザベス2世の逝去は、1つの時代の終わりを象徴する。

日本では、昭和天皇が第二次世界大戦後から1980年代の末まで事実上の国家元首として在位し、日本はその間、世界第二位の経済大国となったが、その後は民主的天皇(象徴)が続き、平成から令和と日本の繁栄も陰りを見せている。エリザベス女王は、30年前に逝去した昭和天皇の時代に属する最後の国家元首だったと言える。今日では、アメリカでは既に黒人大統領も実現し、例外的な白人優先のトランプの時代も終わっており、日本では昭和天皇の孫の令和の天皇の時代になっている。もはや、第二次世界大戦後の時代ではなく、第三次世界大戦の前夜だということになる。しかし、日本のいわゆる「平和ボケ」ははなはだしく、安倍元首相すら満足に警護できない有り様です。一人の元首相すら守れない政府が、国民を守れるわけがない・・・

安倍元首相の国葬の前に、エリザベス女王の国葬が行われる。バイデン大統領は日本には来ないが、イギリスの国葬には参列する意向だ。世界は、それを当然視している。

新たな英国王チャールズ3世は、ダイアナ妃との離婚、彼女のパリでの事故死、再婚などで不吉な影が漂う。その他、彼の弟にも問題児が多いし、彼の息子の一人は妻の人種問題などで英王室を離脱している。この民主主義の時代に、18世紀にドイツからイギリスに移ったハノーヴァ朝に遡るウインザー朝の現英国王室を国家元首の一家として崇める英国民は時代遅れだとも言える。(ただし、日本では縄文人の直系でもない、出自の不明な皇室を1500年にもわたってかついでいる。300万人戦死の第二次世界大戦後も・・・)

聖母マリアが警告する21世紀の大悲劇(第三次世界大戦、異常気象など)の後には、世界中から独裁国家や、歴史的遺物の王国主義などは消え去ると思われる。22世紀には、キリストの教えに基づく、自然尊重の霊的な世界統一国家が出現すると思われる。その新時代の前の大悲劇の前の、その前兆の時代の始まりを告げるのがエリザベス2世の逝去だと考えられる。しかし、第二次世界大戦の戦後が、終わったことには間違いない・・・(エリザベス2世は、第二次世界大戦の戦後の世界を象徴していたという意味で。)

ただし、エリザベス2世の死は、安倍元首相の国葬を、無反省に実施しようとする日本への警告だとも考えられる・・・(岸田首相のみが悪いわけではないが・・・)