2023年11月3日金曜日

「拝金主義」ではなく、「清貧主義」が世界を救う!!

 
新宿方面

今、世界を支配しているのは、「カネ」への信仰です。「カネ」は世界の共通語になっている。アメリカでも、ヨーロッパでも、中国でも、ロシアでも中東でも、東南アジアでも、中南米でも、アフリカでも、「カネ」のことは皆理解できる。日本でも同じです。「カネ儲け」は、世界共通の宗教活動になっている。

ウクライナ戦争も、イスラエル/ガザ戦争も「カネ」儲けが隠れた動機になっている。プーチンとその側近は自分たちの特権(富、即ち、金銭的利益)の維持と拡大のために、ウクライナに侵攻し、アラブ・ゲリラとイスラエルは、パレスチナの支配(富、即ち、金銭的利益)の維持と拡大のために互いに攻め合っている。

中国もその支配権を拡大し、権力範囲を拡大し、自分たちの特権(富、即ち、金銭的利益)の拡大と拡張を目指している。いずれ、台湾に侵攻するだろう。

このように、世界を動かしている経済的利益の追求(金銭欲)の根本は、拝金主義です。各国が、自国の経済的利益を追求する限り、世界に平和は来ない。

第二次世界大戦も、貧乏人のヒットラーが富裕層の多いユダヤ人や隣国の支配を求めたのがきっかけであり、また、アジアでは経済的利益を求めて中国に進出した日本が、中国ばかりでなく東南アジアの欧米の植民地も支配しようとしたのに危機を覚えたアメリカなどと戦争になった。基本的に、経済的利益の追求(金銭欲)が戦争の根本原因です。戦後は、ドイツも日本もアメリカ式の民主主義に基く経済体制を採用し、経済発展に成功した。しかし、共産主義社会の導入によって遅れを取ったロシアや中国、欧米支配の手先と見られるイスラエルに反発するアラブ諸国などが、欧米・日本などの高度資本主義国と戦う可能性はある。これが、第三次世界大戦につながるのです。

要するに、世界を動かしているのは、「カネ」への信仰です。日本人が毎日、「カネ」を求めて生きているように、各国も経済的利益を追求(金銭欲)している。もはや、第三次世界大戦は防ぐことができない。どの国でも貧乏人は富裕層に支配されている。各国の富裕層は、互いに妥協が出来なければ、戦争で相手を屈服させようとする。従って、全人類が拝金主義をやめなければ、世界で平和は永遠に実現しない。

そのために、まず、日本人が「清貧生活」に回帰し、富裕層への憧れを放棄することです。そして、これが本当のキリスト教の精神でもあるのです。

死後は、誰も「カネ」を使うことはできない。死後の世界(霊界)の探求、霊との交流などは第一次世界大戦の前からイギリスやアメリカで盛んになったが、この世の拝金主義を排するまでにはいたらなかった。現在でも、日本ではスピリチュアルな話題が根強い人気を持っているが、死後の世界(霊界)では「カネ」は無意味だから、この世で拝金主義はやめよう、という動きにはつながっていない。

その原因は、「カネ」は悪魔の小道具だという認識がないからです。悪魔は「カネ」を使って、人間に金銭欲を起こさせ、カネの力で人間を洗脳し、人間にカネと引き換えに魂を悪魔に売らせようとしているのです。そして、悪魔に魂を売った人間は、更に進んで「カネ」より「悪」を愛するようになる。そして、経済的利益を無視してでも、「悪」を行なおうとする。それは、もはや、経済的な合理性もない狂った「悪魔主義」です。

「カネ」への信仰、拝金主義の果てには、狂った悪魔主義が待っている。従って、経済的発展に基づく物質的繁栄を求める人類は、最後には「悪魔」に支配され、破滅に突き進む。これが、人類の歴史の真相です。

いずれにしても、救いは物質主義、拝金主義、経済優先などの「カネへの崇拝」をやめることです。人間社会の問題は、健康問題や終末医療も含めて、カネで解決できる、という考えを捨てることです。

そのためには、聖書を読んで「清貧生活」の重要性を確認し、「霊的な力」や「隣人愛」で問題を解決するようになるべきです。イエス・キリストとその弟子はカネもなかったのに、2千年も世界を支配する宗教を打ち立てた。これは、「霊的な力」と「隣人愛」による結果です。

ただし、悪魔はキリスト教会にも入り込み、欧米のキリスト教は堕落・衰退している。それでも、キリスト教会は無いよりもましだが、各個人は自分で聖書を学んで「霊能力」を高める必要がある。この意味で、「清貧生活」の伝統がある日本の存在価値は高い・・・