2024年1月23日火曜日

貧しさは、天国への入場券!

 
富士山

死後の世界を信じる人は、日本では国民の約30%、アメリカでは約80%いる。アメリカではキリスト教の影響で死後の世界を信じる人は多い。しかし、日本では、戦前の天皇神道のせいで多くの国民が戦争に駆り立てられ、命を落としたので宗教への警戒心が強い。

しかし、死後の存在より重要なのが、死後に天国に行くか、地獄に行くかです。そして、キリスト教でも仏教・神道でも、善人は天国に行き、悪人は地獄に落ちると教える。悪人は死後の地獄など考えたくないので、死後の世界を否定する。

死後の世界を信じているアメリカ人も、天国に行くか、地獄に行くかは考えるが、形式的な信仰でも天国に入れると考えている。又は、死後は天国も地獄もない霊界だと考えている。

それでも、聖書を正しい信仰心を持って読めば、死後には天国か地獄しかないことが分かる。逆に言うと、正しい信仰心があれば、死後の世界の存在は信じられる。そして、善悪で人間は天国と地獄に分かれるが、その善悪は貧富と関係するというのがイエス・キリストの教えです。

その理由は、この世は悪魔がカネで支配しているからです。金持ちになるには、悪魔に魂を売らなければならない。悪魔に魂を売るとは、悪を受け入れることです。だから、貧富、善悪、死後の天国・地獄がつながる。

多くの霊能者、臨死体験者、宗教者、哲学者の証言によれば、人間の心は霊から生まれており、死後は霊が心と共に肉体を去り、霊界に入る。霊界から直ちに天国・地獄に行くわけではないが、最終的には死者の魂は天国か地獄を目指す。まだ、天国や地獄に収まっていない霊は、生きている人間の霊媒を通して人間と通信することもできる。日本では東北のイタコや沖縄のユタなどが霊媒としてよく知られている。世界では、そのような人間をシャーマンと呼び、原始宗教の形態だとされている。

欧米では、霊との通信に否定的なバチカンへの反発から心霊主義が発展した。18世紀の霊能者のスウェーデンボルグはプロテスタントの熱心な信者だった。そして、イエス・キリストの霊に許されて死後の世界・霊界を見聞したとされている。

ただし、スウェーデンボルグは天国で金持ちにも会ったと述べている。18世紀の金持ちは、信仰心のある者は霊界で悔い改めれば天国に受け容れられたのかもしれない。

いずれにしても、イエス・キリストの本当の教えは、死後の世界=>天国・地獄=>天使・悪魔=>善・悪=>貧・富という関係を明確にしている。

つまり、この世で悪魔に魂を売らずに、清貧の生活をしたものは死後に天国に入れることを信じるのが正しい生き方なのです。そして、天国では永遠の命と幸福を得る、というのがイエス・キリストの本当の教えです。

逆に、この世のエリートや富裕層の霊は、たとえ死後はあったとしても地獄に行くことになるのだから、死後の世界を否定することになる。彼らは、最終的に神様によって悪魔と共に抹殺されるというのが、イエス・キリストの本当の教えなのです。

従って、貧しい人間は死を恐れることはない。必ず、神様が憐れんで天国に入れてくれるからです。

ただし、悪魔は一部の富裕層に対して、死後も贅沢ができると教えている。この世で贅沢、あの世でも贅沢というのがそういう富裕層の考えです。これが、悪魔の洗脳です。

清貧の生活を送った人は死を恐れないものです。死後は、天国に入れることを、天使がその魂に教えているからです。

生きている間に重要なことは、悪魔に魂を売らずに清貧の生活をすることです。貧しさは、天国への入場券になるのです・・・