2021年11月3日水曜日

「偽キリスト」を演じる悪霊などに要注意!

 死後の世界は存在する。霊界は存在する。そして、当然、霊は存在する。

しかし、悪霊、邪悪な霊、悪魔も存在する。

18世紀の霊能力者、スウェーデンボルグも、神や救世主を演じ、人を誑かす邪悪な霊について警告している。聖書でもイエス・キリストは、「偽キリスト」について警告している。霊だからと言って、全てを信用するわけにはいかない。

新興宗教(伝統的な一神教や仏教以外の宗教)は、教祖が神がかりになって始まることが多い。神の霊が教祖の体に入り、神の言葉を伝え、新たな宗教が始まるという例が多い。しかし、霊界を見てきたスウェーデンボルグによれば、神や、他人の霊、偉人を真似る悪霊も多い。中には、人間の心に入り込んで、その人間を支配し、犯罪を行わさせたり、他人の生まれ変わりだと信じさせる例もある。悪霊は、人間を破滅させたいと考えているので、人間が尊敬する他の霊を演じて、その人間を惑わし、おかしな方向に誘導することもある。このようにして、新興宗教が始まる場合もあるので、注意しなければならない。

死後の世界は存在し、霊界は存在し、当然、霊は存在するので、人間の中には霊能力を持った人物は確かに存在する。彼らは、さまざまな霊と交信し、霊の姿を見、霊界も見ることができる場合もある。

そのような人物は、実は、聖書の中にも書かれている。キリスト教の聖者も、そのような能力を持っていたとされる。しかし、現在では、その能力を人を救うために使うのではなく、職業として、又は、エンターテインメントとして用いる者も多い。スウェーデンボルグは、霊能力で経済的利益を得ることはなく、その霊界の体験を本に書いただけだった。キリスト教の聖者もカネ儲けはしなかった。カネと結びついた霊能力者は信用できない。自分自身が悪霊にだまされている霊能力者も多い。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の一神教は、みな聖霊(神様から送られた霊)との関りで生まれた。人間は肉体と霊魂でできている。この世で肉体は死んでも、霊は霊界に入って生き続ける。これが、宗教の基礎のはずだが、キリスト教の牧師でも、仏教の僧侶でも信徒に明確にそのような教えを述べる者は少ない。ローマ法王でも、「この世で肉体は死んでも、魂は死なない」という教えを広めない。だから、人は正しい霊の知識を得ることはなく、怪しげな霊能力者に惑わされることになる、ただし、イエス・キリストは明確に霊界は存在すると述べている。

霊や霊界、死後の世界に関心があれば、まず、聖書や仏典を読むべきです。怪しげな霊に取り付かれて、自分も神になったように振る舞う新興宗教の教祖は信用できない。同じように、超能力でカネもうけをする人間も信用できない。霊能力者には、超能力を持つ者も多いが、それを無償の人助けに用いる者のみが信用できるのです。

霊能力者や新興宗教の教祖などは、その霊能力を使って、例えば、「横田めぐみ」さんなど、北朝鮮による拉致被害者が、北朝鮮のどこで生きているかを霊視し、関係者に知らせるべきです。政府もそのような霊能力を育てるべきかも知れない。例えば、本当の霊能力者なら、「横田めぐみさんは、今、ピョンヤンの高層マンションで、北朝鮮当局の監視の中で生活している」などと真実を伝えることができるはずです・・・