2022年1月23日日曜日

「にせ預言者」と「にせキリスト」を警戒せよ!

富士山

聖書は「偽予言者を警戒せよ」と教えている。
マタイによる福音書 - 第7章
15 にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。

マタイによる福音書 - 第24章
24 にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。

「にせ預言者」とは、宗教団体に属していないでも霊能力をもった人間であり、「にせキリスト」とは、何らかの宗教団体に属している人間だと考えられます。

霊能力があっても、悪魔に魂を売っている人間はいる。宗教的知識や修行をしていても、その心に悪魔が入り込んでいる人間はいる。彼らは、一般人と異なる能力を持っていることで、優越感を持ち、自分たちは特別な存在であり、成功と大きな富を得て、幸福に生きる資格・権利があると考えている。その傲慢さに悪魔が入り込み、霊能力などを使って一般人を利用して自分は豊かな生活を送ってもいいはずだと洗脳する。

これは、18世紀の霊能者スウェーデンボルグが警告していることです。つまり、霊界には悪魔や悪霊がおり、人間の心に入り込んで支配し、人間を破滅させようとする。臨死体験者は、魂が肉体を離れることを経験するが、逆に、悪霊は人間の心に入り込んで、悪魔の教えで人間を洗脳する。そういう悪霊や悪魔に心を支配されている人間が、「にせ預言者」や、「にせキリスト」なのです。

スピリチュアリズムや、新宗教の危険性はこの点にあります。人間の欲につけこみ、金銭崇拝の思想を吹き込み、ご利益(りやく)で人々をひきつけ、最後には、「カネがほしければ、また、幸福になりたければ、私を信じなさい」というのが、彼らのやり方なのです。特に、「にせ預言者」や、「にせキリスト」は、テレビやネット、漫画、アニメなどで娯楽・エンターテインメントを利用してやって来ることも多い。

或いは、最初は真面目な霊能力者であっても、この世の腐敗・堕落の雰囲気に染まって、しだいに悪の道に進む霊能者もいる。キリスト教関係者であっても、この世の荒波にさらされているうちに、真摯な信仰心を失って、自分の幸福を第一に考えるようになり、いつしか悪魔に洗脳される者もいる。

霊や霊界の知識があり、さまざまな霊能力を持っていても、心の奥底では悪魔とつがっている人間も多い。

そこで大事なことは、神は完全な善であり、「善悪」の問題は、「生死の問題」や「霊的問題」に優先するということです。

全ての人間が死後に行く霊界でも、善人は天国で受け入れられて、幸福に生きるが、悪人の霊は地獄に落ちて、悪魔に支配され、苦しむのです。

「にせ預言者」や、「にせキリスト」に惑わされないためには、「人類の最高の霊能者のイエス・キリスト」の言葉を聖書で読んで、その真意を理解することです。

21世紀では、今後、コロナだけではなく、多くの危機が人類を襲い、「にせ預言者」や「にせキリスト」も出現すると考えられます。スピリチュアリズムや心霊に関する最高の書物は聖書であり、天国につながる聖書を信じて、地獄につながる「にせ預言者」や、「にせキリスト」に対抗すべきなのです・・・