東京・新幹線
死後の世界は存在する。貧乏人は、死後、天国で幸福に生きる。金持ちは、死後、地獄で生きて自分の罪で苦しむ。
これが、神の子と言われる救世主イエス・キリストの教えです。
その前提は、万物の創造主である神が存在することです。大宇宙、人間界を含むこの世も、天国と地獄を含む霊界も、神が作られたということです。そして、神は完全な善であるということです。
では、なぜ、完全な神が地獄を作られ、悪魔が人間界を支配しているのか、という疑問がおこる。その答えは次のように考えられる。
完全であるということは、不完全性も含む。完全であるということは、善も悪も含むことです。完全な善である神は、その完全性のゆえに、不完全で悪の象徴である悪魔の存在も許すことになる。しかし、善である神は、不完全で悪の象徴である悪魔をいつでも抹殺することはできる。ただし、悪魔に支配された人間界では、悪魔を神として崇拝するように多くの人間が洗脳されている。悪魔に洗脳された人間は、死後、地獄に落ち、やがて、神によって悪魔と共に抹殺される。このとき、霊界では地獄も消滅し、人間界でも霊界でも神による善の支配が完成する。これが、神学です。
しかし、そのような神による悪魔に対する決定的な処分を待たないでも、貧しい者はイエス・キリストの教えを信じることで、この世で「神の国」を生きることができる。まだ、霊界の天国ではないが、この世で悪魔に魂を売らない者には神が救いの力を及ぼす、と考えられるのです。
問題は、イエス・キリストが人間界に来てその教えを述べなければ、ほとんど全ての人間は悪魔によって洗脳され、死後、地獄に行くということです。歴史的に見ても、キリスト教がなければ、世界は専制国家だらけになっている。今の中国や北朝鮮より酷い悪の独裁体制になっている。
ただし、今の世界でもっともキリスト教の影響の強いアメリカでも、悪魔が入り込み、カネでアメリカ人を洗脳し、拝金主義が横行している。貨幣経済が事実上、世界の宗教となり、人々はカネを神のように崇めている。拝金主義とは、悪魔(カネ)を神だとして崇拝する体制です。
例えば、霊能者や霊感をもった宗教者でも、悪魔の支配を受ける。霊界の悪霊は、この世の霊能者や宗教家の心の中にも入り込む。この世で幸福、成功を願わない人間はいない。そのためには、カネが必要となる。そこに悪魔・悪霊が入り込む。ホームレスにでもならない限り、悪魔とは戦えない。しかし、ホームレスの世界にも悪魔は入り込む。これが、この世の恐ろしさですが、貧しく信仰を持つ者は、神が天界から天使を送って救って下さる。これを、信じるのが本来のキリスト教なのです。
ブッダやイエス・キリスト自身も、この世ではホームレスとしての人生を送られた。つまり、信用できるのはホームレスのような宗教家・霊能者だけということになる。
この世の富、地位、知識、才能は死後の霊界では役に立たない。この世で優秀な人間と言われ、富裕層やエリート、人気者になっても、死後は、その利己的な自己愛によって地獄に行く。しかし、悪魔の支配下のこの世では、そのような人間が幸福そうに見える。そして、悪魔に魂を売ってでも幸福になろうと人は考える。そして、死後は地獄に行く。これが、真実の姿なのです。
しかし、この世で貧しく生き、信仰心をもって神を愛し、恐れ、崇拝し、隣人に慈愛を示す者は、死後、天国に受け入れられ、幸福に生き、永遠の命を与えられる。
ただし、このような信仰心のない人間ばかりになれば、神の怒りが人間に下ることになる。悪魔を人間と共に亡ぼすために、神がコロナを送って来たのではないか、と考える理由はここにあるのです。
人類が、悪魔に魂を売って、永遠に繫栄することは、ありえないのです・・・