2012年9月15日土曜日

「時代の様子を知れ」、何度も何度も政権交代?



キリスト曰く、「天気の予測をするなら、時代のことも予測せよ」。

空模様を見れば大体、明日の天気はわかる。それなら、時代の流れもよく見ろという教えです。

今の日本はどういう時代にあるか、ということをよくわきまえて行動しろということです。

第二次大戦まで、日本は武士の精神が支配的でした。それで、軍国主義で第二次大戦にかかわっていった。

戦後は、日米安保体制、平和憲法、象徴天皇制、完全民主制が基本になりました。国民・有権者が政治的には主権者となり、天皇陛下から独立して国政をすすめることになりました。

しかし、アメリカ式民主主義だけでなく、戦後は社会主義、リベラル派、反保守、反体制も大きなチャンスを与えられました。これが行き過ぎると、日本の伝統的な価値観、文化意識の否定になる。そして、こういう勢力が民主党の主流となっていた。鳩山、菅といった民主のリーダーは、日本の道徳すら軽んじるかのような言動を示していました。

小泉首相の後、日本の保守・愛国のリーダーの阿倍・麻生が共に大恥をかいて退陣してから、一気に政権交代となり、リベラル・左翼の時代となっていたわけです。

ところが、鳩山首相の普天間基地問題、菅首相の尖閣ビデオ、大震災・原発事故の取り扱いなどから、民主党の政権能力・政治能力が疑われるようになった。

野田首相にいたっては、自民との真似をして生き延びようとする始末。

2009年の政権交代の結論が出た、というところでしょう。しかし、阿倍・麻生という恥ずかしい結末に終わった日本の富裕層愛国政権に反省させ、生活保護促進、高校無償化のためには政権交代は必要だった。

しかし、ここでは、国防上も、再び、保守に政権をとらせる必要がある。今、国民はそう判断しているようです。

良しにつけ、悪しきに着け、日本の伝統的な価値観は国家、国力のベースです。

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時事通信の7~10日の調査

◇次の首相にふさわしい人

①石破 茂  14.3
②野田佳彦  11.2
③石原伸晃  10.2
④安倍晋三   8.6
⑤小沢一郎   4.1


⑥枝野幸男   3.5
⑦前原誠司   3.3
⑧細野豪志   3.1
⑨岡田克也   1.9
⑩渡辺喜美   1.9

⑪谷垣禎一   1.8
⑫町村信孝   0.6
⑬玄葉光一郎  0.3
⑭仙谷由人   0.2
⑮馬淵澄夫   0.1

⑯林 芳正   0.1
⑰分からない 35.0

(注)敬称略、数字は%(時事)>

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