2012年9月8日土曜日

「明日のことは思い煩うな」、状況は変わる、政界も



キリスト曰く、「明日のことは思い煩うな」。

これは、意外な教えです。しかし、人を救う言葉です。

さまざまな不安、心配、恐怖、怖れで人は苦しんでいます、

いじめられている子供、仕事の負担で悩む会社員、事件に巻き込まれて不安に陥る市民、営業で苦しみ経営者、しかし、キリストは明日のことまで心配するなと教えています。

確かに、世の中は常に動いています。狭い世界でも状況は変わっていきます。人間関係も変化するものです。悩みと不安で心が押し潰されては、かえって、うまく対応することはできません。

特に、信仰者は、この世の全ての事物、その動き、人間の運命は神によって支配されていると考えます。信仰が確固としていれば、思い悩むことはありません。

最悪でも神の与えた試練であると考えます。やがて、神様は解決の途を示してくれるはずです。これが、信仰者の強みです。

政治の世界も同じです。一寸先は闇と言われる世界です。状況は変わります。おかしな政治家もやがて消えていきます。世界でも独裁者が次々と消えていきます。

日本でも、母親からの巨額の寄付金、相続、そして、普天間基地で混乱をもたらした鳩山首相が去り、尖閣ビデオで中国に屈し、北朝鮮グループに献金し、原発を無茶苦茶にし、震災復興にやる気のなかった菅首相が去り、そして、自民党にすがって法案を通すしか他に手のない野田首相の時代となり、やがて、解散・総選挙で民主党自体が政権の座を去ります。

2009年には鳩山代表、小沢代表代行で政権交代を果たしたことも遠い思い出です。

しかし、その前には長い小泉時代、その後をついで若過ぎる首相となった阿倍首相、小沢代表と連立を画策して失敗した福田首相、漢字の読み間違え、アルコール漬けの中川大臣問題の麻生首相など自民党も末期的な状況に陥っていきました。全てが移り変わっていきました。1つの政権にこだわることは愚かであると、国民は教えられたわけです。

しかし、それぞれの時代にそれぞれの課題があり、それなりに意義があったと考えるべきかもしれない。

さて、今の状況は? 民主党の限界を国民が理解したということでしょう。しかし、維新の会に短絡的に飛びつくのはどうか? 政治とは、そんなに底の浅いものではありません。

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