2026年10月9日金曜日

「わたしは、あなたが迫害しているイエスである」 (使徒言行録 第 9 章) (“I am Jesus, whom you are persecuting,” he replied.)


さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅迫、殺害の息をはずませながら、大祭司のところに行って、
2 ダマスコの諸会堂あての添書を求めた。それは、この道の者を見つけ次第、男女の別なく縛りあげて、エルサレムにひっぱって来るためであった。
3 ところが、道を急いでダマスコの近くにきたとき、突然、天から光がさして、彼をめぐり照した。
4 彼は地に倒れたが、その時「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。
5 そこで彼は「主よ、あなたは、どなたですか」と尋ねた。すると答があった、「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
6 さあ立って、町にはいって行きなさい。そうすれば、そこであなたのなすべき事が告げられるであろう」。
7 サウロの同行者たちは物も言えずに立っていて、声だけは聞えたが、だれも見えなかった。
8 サウロは地から起き上がって目を開いてみたが、何も見えなかった。そこで人々は、彼の手を引いてダマスコへ連れて行った。
9 彼は三日間、目が見えず、また食べることも飲むこともしなかった。
10 さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。
11 そこで主が彼に言われた、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。 (使徒言行録 第 9 章)

9 Meanwhile, Saul was still breathing out murderous threats against the Lord’s disciples. He went to the high priest 2 and asked him for letters to the synagogues in Damascus, so that if he found any there who belonged to the Way, whether men or women, he might take them as prisoners to Jerusalem. 3 As he neared Damascus on his journey, suddenly a light from heaven flashed around him. 4 He fell to the ground and heard a voice say to him, “Saul, Saul, why do you persecute me?”
5 “Who are you, Lord?” Saul asked.
“I am Jesus, whom you are persecuting,” he replied. 6 “Now get up and go into the city, and you will be told what you must do.”
7 The men traveling with Saul stood there speechless; they heard the sound but did not see anyone. 8 Saul got up from the ground, but when he opened his eyes he could see nothing. So they led him by the hand into Damascus. 9 For three days he was blind, and did not eat or drink anything.
10 In Damascus there was a disciple named Ananias. The Lord called to him in a vision, “Ananias!”
“Yes, Lord,” he answered.
11 The Lord told him, “Go to the house of Judas on Straight Street and ask for a man from Tarsus named Saul, for he is praying.

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これは、「パウロの回心」と呼ばれる、サウロと呼ばれた人間が、初期キリスト教徒に対する迫害者から、イエス・キリストを信じる者へと変貌する時に、イエスの霊の声を聞いたという聖書で有名な箇所です。

AIでは、「この回心は、敵対から宣教へという大転換を示します。後のパウロは、自らをキリストの使徒として語り、各地へ福音を伝える中心人物になっていきます。日本聖書協会の新約聖書解説でも、使徒言行録はパウロらを通して福音が広がる過程を描く書だと説明されています(bible.or.jp)」とされている。

人がキリスト教徒になるきっかけは、ある意味で劇的なこともあるが(「パウロの回心」のように)、欧米では親がキリスト教徒だったということが多い。ただし、毎週日曜に教会に行く人口は減少傾向にある。

Yahooの知恵袋によれば、「この記事の中で、「1週間に1回(それ以上も含む)教会に行く人の比率」が最も高いのは、マルタの75%で、ポーランドの63%、アイルランドの53%が続いています。最も低いのは、デンマークの3%です。主要国は、フランスとドイツは10%以下(具体的な数値は不明)、スペインは21%、イタリアは31%、となっています。英国は、10~15%の範囲内に入っており、上記のBBCの記事ともあわせて考えると、この調査の数字も、“無宗教”の人も含めた全体に対する「週一回以上行く人の比率」を示しているのだと思います。(でないと、英国の数値は15%を超えてしまったでしょうから…)」。

また、「2009年の調査ですが、「1週間に1回以上教会に行く人の比率」は、アメリカ全体では41%で、州別では、ミシシッピ州の63%が最高で、ヴァーモント州の23%が最低でした。尚、記事の中の分析で「西岸、北東岸、中西部での、教会に行く人の比率が低いのは、無宗教の人が多いからだろう」といった事が書いてあること、また、質問自体が「教会でもシナゴーグでもモスクでも…」といった聞き方である事の二点から、無宗教や他宗教の信徒も含めた全体に対する割合を示しているものと推測します。因みに、アメリカでのキリスト教の比率は、国勢調査局のWebに載っているある調査機関の調査(全文は↓)によると、2008年時点で、自らをキリスト教徒と回答した人の比率は、76%、無宗教が15%、キリスト教以外が4%でした(残りの5%は無回答)
http://www.census.gov/compendia/statab/2012/tables/12s0075.pdf」とされている。

さらに、AIでは、「Pew Research Centerの2025年公表データでは、世界の宗教構成はキリスト教徒28.8パーセント、イスラム教徒25.6パーセント、無宗教24.2パーセントとされています。2010年のキリスト教徒割合は30.6パーセントだったため、2020年にはやや低下しています (pewresearch.org)」とされている。

しかし、イエス・キリストの名前を知らない大人は、世界中でほとんどいないと思われる。イスラム教の教祖や仏教の始祖のブッダより有名だと思われる。

日本でも、キリスト教徒でなくても、欧米の宗教はキリスト教だということは、よく知られており、子供でもイエス・キリストの名前は知っている。特に、明治以降、欧米の方が日本より科学・技術が進んでいることを認めた日本人は欧米の文化の吸収に努め、ノーベル賞を目標に努力して来た。文化の面でもキリスト教の価値を認めるようになったが、宗教的には、欧米のキリスト教を全面的に受け入れるようにはなっていない。

日本人の仏教や神道などに対する愛着は強く、日本人の霊性の中心には、まだ、キリスト教の教えは入っていないが、人類はアフリカで生まれたことを、日本人は認めているように、世界の霊性の中心として、宗教ではなく、霊的にイエス・キリストを尊敬する日本人は多い。

ただし、世界の文化、文明の主流は、ユダヤ教、キリスト教、回教などのアブラハムを始祖とするキリスト教の旧約聖書などを聖典とする一神教です(経典の民と呼ぶ)。神様は「唯一、絶対のお方」だというのが人類の主流の考え方です。

神様は、この世の「物質界」の上の「霊界」に存在するお方であり、「人間の魂は霊界から物質界の肉体に入り、心を生み出して、人間となる」という心霊的な見方が正しい。死後の世界、霊界を認め、なおかつ、信者には「清貧生活」を求めるのがキリスト教であり、清貧生活を伝統的に推奨する日本の霊性は、キリスト教の教義と一致している。

宗教的には、一神教から遠くても、霊界を認め、さまざまな神仏を認める日本人の心は、「霊界の万物の創造主である最高神」として、キリスト教の神様を認めれば、霊的なキリスト教になる。ブッダも日本神話の神々も、霊界に存在する大きな霊の一人だと考えれば、仏教徒でも神道や修験道の信徒、行者でも、イエス・キリストの教えを受け入れられる。多神教というのは、一神教に至る中途段階の宗教だと考えるべきです。ただし、日本ような信心中心(宗教中心ではない)の多神教は、普遍的な一神教に最も近い。

ただし、世界の一神教は、物質文明の発展と共に停滞し、腐敗し、アメリカ以外では衰退している。キリスト教のカトリックのバチカンも欧米での過去の権威はない。ただし、それでもアメリカの大統領は聖書に手を置いて、就任式を行い、ヨーロッパの国王や元首はキリスト教徒なのが普通です。死後は、霊界の天国に入りたいというのが、欧米のキリスト教なのです。

なお、日本の神道のリーダーの一人である天皇が、キリスト教国のイギリスに留学していたことは、天皇がキリスト教文化を受け入れ、イギリス国教会の権威を認めたことになり、日本の伝統的な文化・宗教の代表として相応しくない、という議論もある。皇后もキリスト教国のアメリカに留学しており、戦前の感覚から言えば、神道の本家の天皇家は日本人のリーダーの地位を失っていることになる。

実際、先の第二次大戦の中の太平洋戦争で、大日本帝国がアメリカに敗戦したことは、霊力でも日本はキリスト教国のアメリカに負けたことになり、日本の霊的な状況に深刻な影響を与えている。2千年前に、ユダヤ人がローマ帝国に敗戦し、ローマ帝国はやがてキリスト教国になったのと似ているが、ローマ帝国(現欧米の先祖)とユダヤ人、キリスト教の関係と、日本人、アメリカ、世界の一神教の関係は、やや異なる。

しかし、キリスト教世界の中でユダヤ教が生き残れたように、仏教や神道を崇めながら、キリスト教を理解することは可能なのです。

それは、宗教の問題ではなく、人間の霊性、信心、神様への信仰心の問題となる。

人間は、日本人のようにさまざまな大霊を信じるのは当然であり、その中の最上位の霊である万物の創造主である、キリスト教の神様を信じるのが当然なのです。

つまり、仏教徒のキリスト教徒であっても矛盾はない。これが、霊的なキリスト教なのです。

旧来の狭い信仰心ではなく、もっと広く人類共通の普遍的な信仰心を持てば、日本人も世界のリーダーになれる。ノーベル賞を出すような国にもなれる。

なお、スエーデンのノーベル賞が世界で認められているのは、スエーデンがキリスト教国であり、スウェーデンボルグというキリスト教徒の神秘家が欧米で認めらているからです。スエーデンボルグは、イエス・キリストの霊によって、生きたまま霊界を見ることを許され、多くの著述を残した18世紀のニュートンの時代の科学者であり神秘家でもあった(死んで生き返ったものはいない、というが生きて霊界を見た者は少なくない)。スウェーデンボルグは生まれた時からキリスト教徒だったが、更にパウロのように、旧来のキリスト教から霊的なキリスト教に回心したのです。

つまり、イエス・キリスト、パウロの回心、キリスト教のローマ帝国の支配、キリスト教によるヨーロッパの支配、キリスト教によるアメリカの支配、キリスト教の世界支配、そして、最後に日本のキリスト教の受け入れが人類の歴史なのです。

日本人の歴史的な人類としての重要性は、ここに現れているのです。

日本人として生まれたことを、皆、神様に感謝すべきです。