18 もしこの世があなたがたを憎むならば、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを、知っておくがよい。
19 もしあなたがたがこの世から出たものであったなら、この世は、あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし、あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから、この世はあなたがたを憎むのである。
20 わたしがあなたがたに『僕はその主人にまさるものではない』と言ったことを、おぼえていなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害するであろう。また、もし彼らがわたしの言葉を守っていたなら、あなたがたの言葉をも守るであろう。
21 彼らはわたしの名のゆえに、あなたがたに対してすべてそれらのことをするであろう。それは、わたしをつかわされたかたを彼らが知らないからである。(ヨハネによる福音書 第 15 章)
18 “If the world hates you, keep in mind that it hated me first. 19 If you belonged to the world, it would love you as its own. As it is, you do not belong to the world, but I have chosen you out of the world. That is why the world hates you. 20 Remember what I told you: ‘A servant is not greater than his master.’ If they persecuted me, they will persecute you also. If they obeyed my teaching, they will obey yours also. 21 They will treat you this way because of my name, for they do not know the one who sent me.
+++ +++ +++
これは、イエス・キリストが、弟子たちに、この世で生きていくための基本的な考え方を教えた言葉です。
「あなたがたがこの世から出たものであったなら、この世は、あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし、あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから、この世はあなたがたを憎む」というのは、イエスの弟子たちは、悪魔の影響下のこの世のものではなく、霊界の天国の神様から遣わされた神様の子のイエスによって、霊界の天国の精神を与えられ、もはやこの世の悪魔の影響を受けなくなった存在だということです。
この世の人々は、自分たちとは違った存在だとして。イエスの弟子を判断し、単に違和感を持つだけでなく、敵意を持っているということを教えたのです。
それは、神様を憎む悪魔の精神が反映しているからです。悪魔は、イエス・キリストが神様の子であることを知っており、イエスの名を聞いただけでイエスやその弟子を憎む。また、悪魔に追随する者も、イエス・キリストを遣わされたのが、真実の神様だということも知らず、悪魔を神だと崇めて、イエスやその弟子を迫害する。まさに、神様よりカネ(悪魔)を選んだ連中なのです。
つまり、イエスの弟子たちは、悪魔に従う狼の群れの中に、子羊が入って行くようなものだと教えらえたのです。
或いは、武装したテロリストの中に、一般市民が入って行くようなものだと言われたのです。或いは、凶悪な犯罪者の群れに、無力な市民が入って行くようなものだと、教えられたのです。又は、詐欺師の群れの中に善良な市民が入って行くようなものだ、ということです。
これでは、弟子たちは狼に食い殺される。或いは、凶悪な犯罪者の犠牲者になる。しかし、神様はイエスの弟子たちを見捨てない。悪魔に勝る霊能力をもったイエスや聖母マリア、さまざまな天使を信者におくって守らせることができる。悪魔と比較にならない強力な神様が、イエスの弟子の背後にいることを、悪魔やその手先が気が付けば、彼らは手を出さないだろうが、悪魔やその手先は愚かであり、そのことには気づかずに、自分たちに逆らう者だとしてイエスの弟子たちを攻撃する。
彼らには、もはや理由などいらない。イエスの臭いがするので、攻撃するようなものです。カネという悪魔の化身を敬遠する弟子たちは、全ての行動において、カネを基本として生きる一般人とは。異なった生活態度を取る。悪魔の手先となった人々は、それが気にいらない。自分たちとは、根本的に異なる存在だとして排斥する。もはや、そこには理由などない。聖なる雰囲気や神聖な言葉、清浄な生き方(清貧生活)は、彼らにとって吐き気を催させるものなのです。人間の腐敗や堕落が、彼らには好物なのです。まさに、狂った霊なのです。
人々は、イエスの弟子たちを本能的に攻撃し、当然のように迫害する。その理由が分からなければ、弟子たちは混乱し、恐怖する。だから、前もってイエスは、それに対する心構えを持つようにと言われたのです。
実際、悪魔は愚かで不信人な人々の心に入り込み、イエスやその弟子に反感を持たせ、わけもなく攻撃させた。しかし、弟子の背後の天使たちが悪魔の手先を打ち負かし、カネよりも神様の力の方が強く、悪魔の悪巧み(わるだくみ)は、弟子たちに通用しないことを示したので、人々は徐々にイエス・キリストやその弟子たちの言葉を受け入れるようになった。こうして、イエス・キリストの教えが人々に受け入れられていった。
しかし、悪魔はついに、権力者やユダヤ教の指導者を使ってイエスを殺害させる。悪魔の力は、神様よりも強いことを人々に示そうとし、また、失敗してもイエスの教えが広まるのを妨害しようとした。しかし、結論は、今の人々が知っているように、イエス・キリストは、死から復活し、イエスの教えは2千年後の今日まで伝わっている。
それでも、悪魔はこの世の最後まで神様に逆らうつもりであり、今でも、キリスト教会の中に入り込み、聖職者や信徒をカネや権力の力で堕落させ、腐敗させ、或いは、狂わせている。さらに、ニセ・キリストまで送り込んでくる。惑わされる者は、跡を絶たない。
しかし、宗教以前に純粋な霊性を持っていた日本人は、欧米人よりも霊的な理解が早い。日本人は、欧米人のように堕落することなく、イエス・キリストの教えを伝えることができると思われる。今後、世界で日本人の霊性が活躍するのが期待される。そのためには、世界の主流となったユダヤ・キリスト教を日本人が学び、歴史の流れを理解することです。