5 イエスは答えられた、「よくよくあなたに言っておく。だれでも、水と霊とから生れなければ、神の国にはいることはできない。
6 肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である。
7 あなたがたは新しく生れなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない。
8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである」。
9 ニコデモはイエスに答えて言った、「どうして、そんなことがあり得ましょうか」。
10 イエスは彼に答えて言われた、「あなたはイスラエルの教師でありながら、これぐらいのことがわからないのか。(ヨハネによる福音書 第 3 章)
5 Jesus answered, “Very truly I tell you, no one can enter the kingdom of God unless they are born of water and the Spirit. 6 Flesh gives birth to flesh, but the Spirit gives birth to spirit. 7 You should not be surprised at my saying, ‘You must be born again.’ 8 The wind blows wherever it pleases. You hear its sound, but you cannot tell where it comes from or where it is going. So it is with everyone born of the Spirit.”
9 “How can this be?” Nicodemus asked.
10 “You are Israel’s teacher,” said Jesus, “and do you not understand these things?
+++ +++ +++
「肉から生れる者は肉であり、霊から生れる者は霊である」というのは、神学の基礎になるイエス・キリストの言葉です。
この世界は、見える世界(物質界、人間界、肉体の世界)と見えない世界(霊界、死後の世界)から成っていると、今の日本の多くの霊能者も述べている。イエスも霊能者だったので、見えない世界(霊の世界)が見えていたのです。
そして、人々を導く師と呼ばれる人なら、「これぐらいのこと」は分かるはずだと述べておられる。つまり、霊的な理解は宗教の指導者であれば、当然だということです。
今の日本でも故宜保愛子などは霊視ができて、テレビにもよく出演していた。彼女は、他人に取り付いている霊が、意識的に、又は、無意識的に見えたという。大部分はその人の守護霊だが、なかには、怨念を持った霊が供養を要求して取り付いていることもあるという。浮遊霊や地縛霊という怪しげな霊が取り付いていることもあるという。また、亡くなったペットの犬や猫の霊が見える場合もあるという。特に、自分が死んだことが分かっていない霊も、生きている人に取り付くこともある。霊能者は、霊とも話ができたり、霊の心が分かるという。さらに人の前世も分かるというのだから、一般人には想像を超えた力です。
そういう霊に対しては、線香をあげ、そえ物をあげ、お経を読んだりし、また、既に肉体がなくなっていることを説いて聞かせれば、だいたい、迷える霊は霊界に帰り、霊界での霊格の上昇を心がけるようになるという。
イエス・キリストは、そういう霊界の話を詳しくは述べていないが、霊界が存在することは、当然のこととして説教をされている。だから。普通は見えない世界(霊界)の存在を理解しなければ、聖書のイエス・キリストの話は理解できない。
また、単に霊視や霊聴が出来るだけでなく、霊能力を使えるイエスは、その超能力で病人を癒すこともできた。さらには、神様のように奇跡を起こすこともできたのです。今の世界の心霊治療家にもイエス・キリストを信じるものが多い。
この霊能力があれば、まさに、「できないことはない」のです。ナポレオンが「私の辞書には不可能はない」と全知全能であるかのように述べたことも頷ける。ナポレオンは、フランス革命後のフランスで、霊能力を使って出世したのかも知れないが、権力を求め、最後には、悪魔の罠にはまって失脚する。他方、人間的な権力を求めなかったイエスは、悪魔の罠にはまることなく歴史に成功者として名を残している。ただし、悪魔はイエス・キリストを殺害することには成功した。ナポレオンは晩年は大西洋のセント・ヘレナ島で幽閉されて51歳で亡くなることになる。
また、最近亡くなった佐藤愛子は、北海道の別荘で悪霊などに悩まされたことも有名です。佐藤は霊能者や心霊学会などに頼り、徐霊の儀式を行い、最終的には悪霊から救われたと言われている。
カトリックでは悪魔祓い(エクソシズム)という職務がある。霊界にはさまざまな霊がいて、人間界に出現して人間の行動に干渉する。悪霊はイエス・キリストの名によって祈れば退散させることができるというのが、カトリックの考え方です。また、「プロテスタントでも悪魔祓いは存在し、 「エクソシズム」という儀式よりも、祈りと聖書朗読を通じた「解放(デリバランス)ミニストリー」として行われることが多く、教派や教会ごとに実施の有無や慎重さが大きく異なります」とAIでは説明している。
聖書では、イエス・キリストが悪霊を人々から追い出したとの記述があるが、この悪魔祓いを理解するには、霊的な解釈が必要なのです。また、イエス・キリストが行った多くの奇跡を理解するのにも、霊能力の理解が必要です。
霊界を理解するには、18世紀の霊能者スウェーデンボルグの著作や、チベットや古代エジプトの死者の書や日本の神話や空海の著作を読むのが役に立つが、聖書のイエス・キリストの言葉を素直に読むだけでも、霊の存在や霊界の様子は理解できる。
また、霊界ではキリスト教の天使や仏教の大霊がいて、死者の霊だけでなく、生きている人間を助ける。ただし、霊界には悪魔もいて霊界の地獄で死者の霊を支配し、この世にも表れて人々を惑わし、苦しめ、悪に誘い込む。或いは、神様に従う人間を攻撃する。
このような、霊的問題を理解するのが、今の人間にも求められる。
人間の苦しみは、悪霊などによる霊障が原因の場合もあり、悪霊を人の心から追い出すイエス・キリストの力は今も求められているのです。