2026年9月29日火曜日

「預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない」 (“A prophet is not without honor except in his own town, among his relatives and in his own home.” )


イエスはそこを去って、郷里に行かれたが、弟子たちも従って行った。
2 そして、安息日になったので、会堂で教えはじめられた。それを聞いた多くの人々は、驚いて言った、「この人は、これらのことをどこで習ってきたのか。また、この人の授かった知恵はどうだろう。このような力あるわざがその手で行われているのは、どうしてか。
3 この人は大工ではないか。マリヤのむすこで、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。またその姉妹たちも、ここにわたしたちと一緒にいるではないか」。こうして彼らはイエスにつまずいた。
4 イエスは言われた、「預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない」。
5 そして、そこでは力あるわざを一つもすることができず、ただ少数の病人に手をおいていやされただけであった。
6 そして、彼らの不信仰を驚き怪しまれた。それからイエスは、附近の村々を巡りあるいて教えられた。
7 また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、
8 また旅のために、つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、
9 ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように命じられた。
10 そして彼らに言われた、「どこへ行っても、家にはいったなら、その土地を去るまでは、そこにとどまっていなさい。
11 また、あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」。
12 そこで、彼らは出て行って、悔改めを宣べ伝え、
13 多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした。 (マルコによる福音書 第 6 章)

2 When the Sabbath came, he began to teach in the synagogue, and many who heard him were amazed.
“Where did this man get these things?” they asked. “What’s this wisdom that has been given him? What are these remarkable miracles he is performing? 3 Isn’t this the carpenter? Isn’t this Mary’s son and the brother of James, Joseph, Judas and Simon? Aren’t his sisters here with us?” And they took offense at him.
4 Jesus said to them, “A prophet is not without honor except in his own town, among his relatives and in his own home.” 5 He could not do any miracles there, except lay his hands on a few sick people and heal them. 6 He was amazed at their lack of faith.
Then Jesus went around teaching from village to village. 7 Calling the Twelve to him, he began to send them out two by two and gave them authority over impure spirits.
8 These were his instructions: “Take nothing for the journey except a staff—no bread, no bag, no money in your belts. 9 Wear sandals but not an extra shirt. 10 Whenever you enter a house, stay there until you leave that town. 11 And if any place will not welcome you or listen to you, leave that place and shake the dust off your feet as a testimony against them.”
12 They went out and preached that people should repent. 13 They drove out many demons and anointed many sick people with oil and healed them.
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予言者は、その故郷では尊敬されない、という「預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない」というイエス・キリストの言葉は、よく知られている。

また、予言者は、その家族や親族によっては尊敬されない、という「預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない」という言葉もよく知られている。

さらに、弟子を各地に派遣されるときに、「つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように」と命じられたこともよく知られれている。つまり、ホームレスとして伝道せよ、ということです。

そして、「どこへ行っても、家にはいったなら、その土地を去るまでは、そこにとどまっていなさい」と、落ち着いて一軒の家で伝道することを命じ、周囲をきょろきょろと見て歩くようなことをしてはならない、と教えておられる。

最期に、「あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」と、人々が弟子たちに敬意を払わなかったときに備えて、警告も与えている。

イエスの教えに従った弟子たちは、各地の村や町で伝道し、「多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした」とされている。

今でも、キリスト教会は、基本的にこの教えに従って、神父、修道士、修道女などを各地に派遣している。1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサなども、質素な姿で、身の回りの物だけをもって、世界を旅していた。

しかし、イエスは、冗談で弟子たちを人々への伝道のために派遣するのではなく、神様の教えを延べ伝えるという、厳粛で真剣な聖なる行いとして、弟子を派遣するのです。そこでは、神の教えに反対する者もいる。どんな、妨害や無視や、冷笑にあうかも分からない。そときに、弟子たちが動揺しないように、そのような場合に備えて、「彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」と、取るべき態度を教えている。

つまり、弟子たちの背後には、イエス・キリストがおり、イエスの背後には神様の霊や聖霊がいることに自信を持って、堂々と威厳をもって反対者に接することを教えている。誰もが、神様の言葉を聞いて喜ぶものではないことを、前もって教えておられるのです。

そして、弟子たちは「多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした」とされている。人々の心から悪霊を追い出し、人々の病もいやしてやれば、人々は精神的にも、肉体的にも苦痛から救われる。救われた人々は、弟子たちの伝えるイエス・キリストの言葉を信じ、キリスト教が成立するようになったのです。

要するに、イエス・キリストの周到な作戦と、弟子たちに与えられた必要な霊能力によって、イエス・キリストの教えは人々に広まり、キリスト教は成立するようになったのです。

悪魔の影響の下にある、人間社会に神様の言葉を伝えるのが、いかに困難であり、伝道者の持ち物から、反対者への対応の仕方まで、イエスは教える必要があったのです。

今でも、カトリック教会は、このイエス・キリストの教えに従うという伝統を守っている(衣服も千年以上前の衣服に従っている)。他方、アメリカのプロテスタントの牧師などは、現代的なビジネス・マンの姿をして、伝統にはこだわらない姿勢を見せている。いづれにしても、人間の霊や魂の問題は不変であり、2千年前のイエス・キリストの教えは、今も有効なのです。

神様も悪魔も、何千年前から変わっておらず、イエス・キリストの教えも不変なのです。人間は、生まれて、生きて、そして、死ぬものなのです。人間は、霊界から魂をもって、この世に生まれ、この世で生きて、やがて、この世で死に、魂は霊界に戻るのです。つまり、霊が死んで消滅することはない。ただし、神様が地獄の悪魔を消滅させるときは、悪魔によって地獄に連れ込まれた人間の霊も地獄と共に消滅することになる。そのときに、出来るだけ多くの人間の霊を自分と共に消滅させようとするのが、悪魔の狂った試みなのです。悪魔は、神様によって消滅させられることは承知しているが、神様によって作られた人間を、できるだけ多く道連れにしようと考えているのです。

だから、地獄に行く人間は、悪魔のように狂っていくのです。神様に消滅させられながら、神様のご威光を少しでも損なった気になって消滅していくのです。自殺する人間が、自分の自殺によって神様の威厳が損なわれたと考えて、喜びながら死ぬようなものです。

悪魔の教えに従って、この世の富や名声を得た最後に、悪魔に取り付かれた人が出会うのは、地獄で狂った悪魔なのです。

これに反して、神様の信仰者は、天国で永遠の命と幸福を得るのです。これが、霊的なキリスト教の教えなのです。