キリスト曰く、「砂の上に家を造るな。岩の上に造れ」。
これは、他の宗教でもよくある教えです。基礎が肝心。
岩とは精神です。しっかりした精神があってこそ、しっかりした人生を打ち立てることができる。
個人でも、一家でも、一国でもそうです。もちろん、団体、組織、企業、政党でもそうです。
この点、綱領のない民主党がよく問題にされています。綱領のないことが綱領だ、思想だという考えもありますが・・・
日本国政府はどうでしょうか。立派な土台の上に政府が打ち立てられているでしょうか。
ちなみに、アメリカはキリスト教的個人主義/民主主義/自由主義/市場主義という明確な思想性があります。
中国は一党独裁軍国主義/共産党的イデオロギー/政治的反日主義/経済解放主義という明確な思想性があります。特に反日主義がポイントです。
韓国も政治的反日主義が基本です。
日本国も土台として、戦後民主主義/親米外交/平和外交/自由主義/経済優先を基本としてきました。この体制でこれまでは十分、内政、外交ともうまくやって来れました。しかし、中韓の経済発展とナショナリズムの強化によって、尖閣・竹島に象徴されるように難しい局面に直面するようになりました。
さらに、百年に一度の金融危機、千年に一度の大震災、原発事故という試練に日本は直面し、日本国の土台が問われています。
戦後の土台だけでなく、江戸時代、戦国時代、鎌倉時代、平安時代、奈良時代、古墳時代、卑弥呼の時代、銅鐸時代、縄文時代にさかのぼって日本の精神性を振り返る必要があります。
日本人の精神と伝統の土台は、現在の課題に対して、将来の危機に対して有効に働き、日本人を救うだろうか、そこまで考えるべきです。
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民主党政権では鳩山首相には「友愛」という思想があった。鳩山首相は明確に中韓優遇を外交方針にしていた。これは、1つの土台的思想ですが、アメリカとの友好促進が足りなかった。
菅首相は、1970年代の学生運動・市民活動の反体制的雰囲気が土台です。それで北朝鮮系の活動家に資金援助をしたり、在日韓国人から資金をもらったりしています。とにかく、反体制だけが土台ですから、大震災のための復興行政や、高度な原子力工学に基づく原発事故対応などできません。官僚や専門家、東電幹部を怒鳴りつけて、「俺をなめるな」という意思表示をするだけです。危険なタイプです。政治家として。
野田首相は、早稲田、松下政経塾と一種のエリート主義を吹き込まれていますが、実際は、駅前で怒鳴るしか出世の手段はなく、在日韓国人や闇の企業の関係者などから平気で政治資金をもらうという生き方です。従って、首相になってからは読売のワタナベ、自民党の森や野田毅、財界、財務省など、有力筋と見境なく手を握っています。しかし、思慮の浅さから、すぐに反発して、小沢、鳩山、谷垣など一度は仲良くした相手を裏切り、敵に回す。もう漫画的です。シロアリ退治の増税反対から、あっという間に、財務省筋書きの増税ヒーローを目指しました。国民と被災者を踏みつけて・・・。これでは、土台や基礎があると言えない。
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