2012年8月6日月曜日

もらうよりも、与える方が天に祝福される (減税を国民に与えよ)




キリスト曰く、「もらうよりも、与える方が天に祝福される」。

人からプレゼントをもらう。よくしてもらう。親切にしてもらう。好意を受ける。しかし、それは天からの祝福ではない。

人にプレゼントを与える。よくする。親切にする。好意を示す。そうすると、自分が天からの祝福を受ける。

代金はきちんと払う。税金はきちんと払う。隣近所には親切にする。外国人にも好意を示す。そうすると、神様が高い得点を与えてくれる。天国に入りやすくなる。

それは、神は人間を一人だけの個体として生きるようには作られなかったからです。集団として、社会として人間は生存し、存続するようにつくられている。しかも、一人一人の人間に魂を与えられたのが神様です。

人間は神様に属するものですから、あるいは、神様の召し使いのようなものですから、神様の作られたものには敬意を払う必要がある。そして、他の人間は神様が作られたものなのです。従って、他の人からものをもらうよりも、与える方が神様を喜ばせることになる。

隣人には好意を示し、貧しい人を見たらものを与え、ホームレスを見たらお金を与え、外国人を見たら親切にする、これが信仰のある者の生き方です。

(インチキ宗教家、牧師ですら、こういう教えは頭では理解している。しかし、彼らは心の底から喜んでこの教えを実践することはない。カネと肩書きの方を喜ぶ。カネや肩書きを他人に渡すことはない。インチキな牧師や神父は多い。生活のために牧師や神父をしている。福島第一などで働きながら牧師や神父の肩書を捨てて伝道をすべきなのに。)

さて、問題は政治家です。

有権者から票をいただくことしか考えていない。有権者に減税でお返しをしようという気持ちもない。野田も谷垣も自分を選んでくれた有権者に増税で仇を返そうとしている。

戦争と徴税が元首の特権です。(天皇陛下はこの意味で元首ではないし、ヨーロッパ的な概念の元首にする必要もない)。首相は実際に自衛隊を動かし、徴税する権力をもっている。日本の(政治的な)元首だからです。しかし、その行使によって自分の政治生命をかけることが求められます。

「つまりは(インチキ市民派の菅の好きな言い方)」、増税は戦争と同じレベルの重大な決定なのです。

ただ、財界や財務省の支持を得て、一日でも長く首相の座にいるために増税をするようでは、野田首相は失格です。国民から奪うのではなく、与える首相でなければだめです。

国民に非原発の安心感を与え、経済成長の希望を与え、尖閣・竹島・エトロフ・国後防衛の安全を与えること。これが新政権の課題です。


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Tokyo Station