キリスト曰く、「父母を敬え」。
これは孔子の教えと同じです。
何かを口実にして親の面倒を見ない。これにキリストは警告を発しておられる。
ただし、「親も子も捨てて、私に従いなさい」とも教えておられる。
この世の問題と、霊的な世界の問題は異なる。この世では親の恩に報いる必要があるが、霊的な世界では神のみが従うべき存在です。
日本では、今の国民の父母、祖父母、その先祖の時代に大きな戦争があった。
清国と戦い、ロシア帝国と戦い、中国と戦い、最後には英米と戦った。
これは、軍国主義の否定とは別に、我々の先祖が置かれた歴史の過酷さを示しています。当時の弱肉強食の国際関係は、今からでは想像もつかない。
当時は、アメリカではアフリカ系の人々は奴隷から解放されたばかりで、選挙権もなく、アメリカはハワイを併合し、フィリピンまで植民地にしていました。
朝鮮は中国の支配に盲従をており、しかも、ロシアの植民地になろうとしていました。中国は内戦で混乱し、しかも、国土の一部は英米仏などの植民地的支配も受けていた。特に中国共産党などは、日本を内戦に巻き込んで有利な状況を作ろうとしていました。
そういう時代に、我々の先祖が行ったこと全てを簡単に否定することはできない。たしかに、1941年からの対米戦争では極端な軍国主義がとられたが、その奥深い経緯も知る必要がある。
おおむね、1929年に始まった世界大恐慌で日本の農村が疲弊し、都市の労働者が困窮したことにより、青年将校たちによるテロが誘発され、軍人支配が強まっていった、という流れにも注意する必要がある。
いずれにしても、戦後70年の日本の平和の実績は世界から称賛されている。中韓の挑発に乗らず、アメリカをうまくコントロールして、東アジアの平和を維持することが求められる。
やがて、世界が中国に尖閣をあきらめろ、と言い、韓国に竹島から撤退しろと言い、ロシアに国後・エトロフ等を日本に返せと言うでしょう・・・
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国会議事堂横