2021年10月30日土曜日

「難民認定拒否」、「入管死者」、「国内貧困層」とコロナ大感染

日本政府は難民認定をしない。

NPO法人「難民支援協会」(本部・東京)が作成した統計によると、2019年の難民認定数は、日本が44人で認定率が0.4%だったのに対し、ドイツは5万3973人で認定率25.9%、米国が4万4614人で同29.6%、フランスが3万51人で同18.5%、カナダが2万7168人で同55.7%などとなっており、欧米と比べて日本の少なさが際立っている。(https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00991/)

おまけに、入管での死亡者数も少なくない。

入管収容者の死亡 支援団体などによると、入管収容者の死亡は1993年以降で26人。病死のほか、自殺が7件。頭がい骨骨折など外傷による死亡もある。2010年にはガーナ人男性が強制送還中に航空機内で、入管職員に制圧された際に死亡した。19年にはナイジェリア人男性が長期収容への抗議のハンストで餓死した。(https://www.tokyo-np.co.jp/article/109039)
苦しんでいるのは、在日外国人ばかりではない、日本人の貧困層は1200万人と言われる。
2016年に発表された世界の貧困率における日本の位置は14番目の15.7%となっています。これは先進国の中で中国やアメリカに次いで3番目の高さ・・・
2015年時点では等価可処分所得の中央値は245万円であり、この半分となる122万円未満の可処分所得(収入などから税金や社会保障費などを引いた金額)の世帯が相対的貧困層となります。
この相対的貧困層の割合は2003年には14.9%だったのに対し、2011年で16.1%まで増えています。
現在は経済の回復で多少低下したとされていますが、それでも15%以上の人が相対的貧困層に当たる・・・(https://gooddo.jp/magazine/poverty/asia_poverty/japan_poverty/)

今回の総選挙では、過去数年間続いた安倍・菅政権の責任が問われる。実は、「難民認定拒否」、「入管死者」、「国内貧困層」 の増加に対して、日本政府の責任だけでなく、そのような与党・政府を選んだ国民の責任も問われる。そして、「神様の怒りがコロナとなって現れた」と信じる信仰者もいる。

このような非人道的な状況に対する責任は、安倍・菅政権や自民党・公明党の与党だけでなく、そのような体制を選んだ日本社会、市民、国民にもあると判断された神様が、コロナで全世界と共に、日本を罰したとの意見を表明すれば、政府やエリート・富裕層からだけでなく、一般市民からも反感を買う。

それでも、神様を信じる者は(キリスト教徒だけでなく)、そのような意見を持つべきなのです。

2021年10月29日金曜日

「たった一度の人生だから~」という悪魔の教えに警戒せよ!

 悪魔が人間を洗脳するのに、「たった一度の人生だから~」という言葉を使う。

つまり、「たった一度の人生だから、手段を選ばず、幸福を追求しろ」ということです。そして、悪魔に洗脳された人間は、どんな手段を取ってでも幸福になろうとする。即ち、詐欺的行為、欺瞞、追従、裏切りを平気で行うようになる。

犯罪者が、若者を犯罪行為に巻き込むのにも、このセリフで若者を洗脳しようとする。「たった一度の人生だから、この程度のことはやっても当然だ」という誤った考えを吹き込む。そして、洗脳された若者は、一種の宗教的確信をもって悪事を働く。

しかし、救世主イエス・キリストの教えによれば、「死後の世界は存在し、貧乏人は天国に入り幸福になる」。だから、この世では悪魔の誘惑を避けて、悪事を行わず、善行を行い、富を求めてはならない、と言うのが本当のイエス・キリストの教えになる。

それでも、悪魔に洗脳される人間は後を絶たない。おまけに、テレビでもネットでも、自分の幸福を見せびらかす人間は後を絶たない。消費者の欲望を掻き立てて、自社の製品を購入させようとするコマーシャルが溢れている。そして、欲望を満たすにはカネが必要だということになる。だから、漫画のようなオレオレ詐欺事件も後を絶たない。平たく言えば、悪魔の合言葉は、「たった一度の人生だから~」ということになる。

問題は、この言葉に洗脳された人間は、確信をもって、巧妙な犯罪行為を行う。一般人には想像もつかないような巧妙で、計画的、もしくは、非人間的な行為を行う。例えば、裁判官が裏で犯罪者と組んで大金を稼ぐような行為です。あるいは、大臣がエリート官僚を使って脱法行為で巨額の利益を得るような行為です。

従って、世の中が良くなるには、「たった一度の人生だから~」という悪魔の教えではなく、「死後の世界は存在し、貧乏人は天国に入り幸福になる」というイエス・キリストの教えを信じることです。

むしろ、このイエス・キリストの教えを強調しない教会、牧師に問題がある、ということになる。

2021年10月28日木曜日

貧乏人を救うことで世の中を救うのが、「救世主」

イエス・キリストは「救世主」と言われる。つまり、世を救う人類の主人です。

なぜ、「世を救うことができる」のかと言えば、イエス・キリストには「神の子」という権威があるからです。即ち、神様から世を救う能力を与えられているからです。

その証拠として、2千年前に新約聖書が書かれ、2千年間かけてキリストの教えは「キリスト教」として欧米を中心に世界中に広まった。

日本には、戦国時代の1549年にフランシスコ・ザビエルが鹿児島に到来したのが、公式にはキリスト教の日本布教の開始だとされている。戦国時代には、一時、多くの日本人がキリスト教を受け入れたが、江戸幕府の成立と共にキリスト教は禁止され、明治維新までキリスト教は日本で普及しなかった。しかし、本当にキリスト教への自由な信仰が解放されたのは、1945年の日米戦争の敗戦で、日本がキリスト教国のアメリカに占領されてからです。

キリスト教は誰を救うのか、ということが重要です。イエス・キリストは、本来、貧しい人々に伝道した。「下層の人々、貧乏人、病人、不幸な人、社会の主流から疎外された人々など」に神の教えを伝えた。「まず、神を信じて、その教えを実行すれば、衣食住などは、神様が面倒を見てくれる」というのが、イエス・キリストの教えの中心だった。

世の中には、金持ち、エリート、上流階級の人間よりも、貧乏人が多いので、この教えは社会で受け入れられ、1900年前のローマ帝国も最終的にキリスト教を国教とした。これが、現在のカトリックの本拠、ローマ市内のバチカンの基礎となり、現在までヨーロッパ/アメリカでキリスト教は受け継がれ、それらの国で事実上の国教となっている。イエス・キリストがインチキ宗教家なら、とても、現在まで続かない。このこと自体が、イエス・キリストの教えが真実であることを証明している。現在の世界文明は、欧米文明が世界に普及して出来上がったものであり、欧米文明の基礎はキリスト教だということになる。欧米発の科学・技術によって人類の文明が発展し、多くの国で貧困が解消されたのは事実です。

しかし、キリスト教の基本は「貧乏人を救うことによって、世の中を救う」ことにある。だから、キリスト教国のアメリカでは、信徒の慈善活動が盛んです。他にも、欧米の人権・福祉活動は、ほとんど全てイエス・キリストの教えが基本になっている。

日本でも、キリスト教関係者は、ホームレス支援などの救貧活動に関わっている。キリスト教関係者が、特に親切な人間や優しい人間だからというのではなく、そもそもイエス・キリストは貧しい人を救うために伝道していたので、キリスト教関係者がホームレス支援などの救貧活動に関わるのは、宗教活動の一環なのです。そうすることで、キリスト教関係者は死後、自分たちも天国に入れてもらえると考えているのです。

しかし、何といっても、イエス・キリストの教え「まず、神を信じて、その教えを実行すれば、衣食住などは、神様が面倒を見てくれる」というのは、大部分が中流の生活を送る教会関係者に向けられたものではなく、「下層の人々、貧乏人、病人、不幸な人、社会の主流から疎外された人々など」に向けられたものです。

そして、「神の教え」とは、まず第一に「愛と善を求める神様に全力で従い、自分を愛するように隣人を愛せ」ということです。これを実行すれば、「神様は奇跡を起こしてでも、信者を救ってくれる」、と考えるのが信仰なのです。

従って、金持ちが本当にキリスト教徒になれば、多くの貧しい隣人に経済援助をし、自分も貧しくなる。つまり、本当にイエス・キリストの教えに従えば、金持ち、エリート、幸福な人間ではいられなくなる。だから、悪魔がさまざまな解釈をキリスト教徒に与えて、金持ちであることを正当化させようとしている。

それでも、「まず、神を信じて、その教えを実行すれば、衣食住などは、神様が面倒を見てくれる」というのは、「下層の人々、貧乏人、病人、不幸な人、社会の主流から疎外された人々など」にとっては、有難い言葉です。特に、それが神の子であることを2千年にわたって証明してきたイエス・キリストが宣言していることに意味がある。つまり、イエス・キリストは世を救う人類の主人、「救世主」だということになるのです。

要約すれば、イエス・キリストは、「救世主」として貧乏人を救うことで世の中を救おうとしている、と言うことです。

2021年10月27日水曜日

戦後から現在、そして未来への正しい歴史観

1941年に始まった日米戦争で、300万人の日本人が戦死し、1945年に日本はアメリカ(連合軍)に無条件降伏した。しかし、1941年に当時の天皇が開戦に反対していれば、この悲劇は避けられた。これが、戦後から現在までの正しい歴史観です。

従って、戦後、米軍のマッカーサー元帥が起草した新憲法を、日本国民は喜んで受け入れた。この新憲法は、アメリカのキリスト教に基づく民主主義を導入するものだった。

それまで国家元首だった天皇は、東京のアメリカ大使館に駐留したマッカーサー元帥を10回程度、個人的に訪問し友情を勝ち得て、戦争責任の追及から免れた。代わりに、開戦時の東條首相(大将)が、米軍によって処刑された。

新憲法では、天皇の地位は国家元首から、「国民の象徴」に降格された。そして、国家の主権は国民にあると明記された。これは、事実上の革命だった。ただし、日本のエリート層は、天皇の権威を利用するために、国民の上に天皇を置くという姿勢を崩さなかった。そして、その天皇の上にマッカーサー元帥、米国政府を置くと言う形を取り、日本のエリート層は、米国政府を事実上の自分たちの支配者であると認めた。

これが、1945年の敗戦、1947年の新憲法施行以来、21世紀の現在までの、日本の新体制となった。

問題は、先の日米戦争で300万人の国民が戦死したことです。今では、考えられないことだが、「天皇陛下のために死ね」というのが、戦前の日本政府の国民に対する命令だった。そして、今でも300万人の英霊が、怨霊となって戦後の日本政府を恨まないように、終戦記念日では天皇が出席して戦死者に頭を下げ、慰霊することになっている。

本来、戦後、天皇制を廃止し、大統領制を導入するのが、平和日本の取るべき道だったが、日本の占領を円滑に遂行するために、マッカーサー元帥は天皇家を存続させ、利用することを選んだ。

しかし、アメリカのキリスト教に基づく民主主義を導入した日本にも、アメリカのような大統領制を採用するのが自然なのです。世界の主流はキリスト教であり、キリスト教の神と、天皇家がその基盤とする日本神話の神々は調和しない。従って、天皇は伊勢神宮の神官とし、徳川幕府の将軍のように、大統領を選んで日本を統治させるのが自然だと言うことになる。

日本が戦後、さまざまな社会的、文化的、政治的な問題を解決できず、世界でも指導的な国になれないのは、天皇家を頂点とする暗黙の文化体制にある。世界で人類は1つであり、人類の神も1つだというのが、欧米を中心とする世界の常識です。その世界の主流に参画するには、民主的な大統領制の採用が歴史の流れなのです。

世界的な人類の歴史から見れば、日本の天皇家はいつ断絶してもおかしくない。先の大戦で戦死した300万人の怨霊も鎮めなければならない。今世紀中には、日本も大統領制を採用しなければ、明るい未来はない。キリスト教の神に見放されて、日本は成り立たない・・・。

キリスト教の神は人類の神様、支配者、主人なのです。


2021年10月25日月曜日

「給付金エコノミー」などを導入せよ!

2018年のデータによれば、

日本は米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら、7人に1人が貧困にあえぎ、母と子のひとり親世帯では半数以上が貧困に・・・

貯蓄がない世帯」が全体で14.9%。母子世帯に限ってみると37.6%に増える。「生活が苦しい」と答えた人は全体で56.5%、母子世帯では実に82.7%が「生活が苦しい」・・・

日本の貧困生徒の割合は5.2%。やはり、先進国(G7)の中では最も高いレベル・・・

母子世帯は、約123万8000世帯(「ひとり親家庭等の現状について」より)。そのうちの半数が貧困層とすれば62万世帯。母と子で少なくとも120万人が貧困と戦っている・・・

65歳以上といえば、年金生活を送っているのが普通だが、現在の年金給付レベルでは女性が6割近く、男性も4割近い単独世帯が貧困に陥っているのが現実だ。実際に、家計調査年報の2016年度版によると、無職の高齢単身世帯の実収入の平均は月額で12万2000円、年換算で147万円・・・

https://toyokeizai.net/articles/-/221708

この状況では、総選挙では当然、与党に厳しい結果が出る。ただし、2009年の政権交代で、旧民主党の無能ぶりが明らかになっているので、旧民主党をルーツとする立憲民主党には政権は渡らない。

岸田政権が、経済の成果の「分配」を強調するようになったのも当然だが、コロナ感染は、もっと画期的な経済政策を要求している。即ち、政府がすべての国民に対して 一定の現金を定期的に支給する「ベーシック・インカム」の給付が必要になっている。コロナで政府は、一度だけ定額給付金を国民に支給したが、これを定常化し、毎年、実施すべきだということになる。

経済の基本は、「製造・生産=>販売=>企業収益・税収」だが、そもそも、消費者に購買力がなければ、経済は回転しない。そのために、まず、政府が国民に消費のための資金を供給するのが、この経済の流れの出発点となる。

労働の対価としての給料や、取引の収入だけに頼るのではなく、政府が個人に最低限の消費者費用を支出することで、安定的な国民生活、消費水準が維持され、社会も安定する。労働の対価ではなく、国民という身分に対して、その生活権の保証として、税収を基本とする政府の予算の枠組みとは別に、消費用の資金を国民に支給するのが、政府の義務です。

財務省は、税収と予算のバランスという単純な計算式ではなく、国民の生存権・生活権の保証という観点から、新たな経済学を導入すべきです。例えば、「給付金エコノミー」など・・・

2021年10月21日木曜日

この世の貧富と、霊界の秩序(天国と地獄の違い)

救世主イエス・キリストは、貧乏人の味方だった!

これが、本来のキリスト教の最大の特徴です。

ただし、いつの時代も人間の大部分は貧乏人だったので、過去の成功した宗教は、みな貧乏人の救済も目指していた。しかし、仏教は「貧乏人」の救済ではなく、「人間」の救済を目指した。ユダヤ教は「ユダヤ民族」の救済であり、イスラム教は「マホメットに従うアラブ人信者」の救済だった。ところが、キリストは、「貧乏人」への神の愛を述べ伝えるために、神によってこの世に派遣された神の子だと公言して、その教えを広めた。本来のキリストの教えは、「貧乏人」に向けられたものだった。そして、いつの時代にも、どの国でも貧乏人がいるので、キリストの教えは、いつでも、どこでも伝えられるべき宗教になった。

仏教も、人間である限り、誰もが学ぶべき教えだが、いつの時代でも、どこでも富裕層・エリート・幸福な人間は、自分の人生を楽しむのに忙しくて、ブッダの教えなどには振り向かない。

この世の貧乏人は、この世で希望のない生活を強いられる。しかも、富裕層・エリート・幸福な人間は、貧乏人を洗脳して自分たちに有利な体制に従わさせようとする。そして、富裕層・エリート・幸福な人間の頂点には、悪魔がいる。そもそも、勝ち組と負け組に別れるのが人間社会であり、階層があり、階級・格差がある。そういう体制を打破しようと言う動きもキリストの教えにつながる。民主主義は、キリスト教を背景とする西洋社会から生まれた理由もここにある。民主主義は、貧乏人を救済しようとするキリストの愛が出発点になっている。

しかし、キリストは、暴力革命や民主革命で貧乏人を救済しようとしたわけではない。「貧乏人は、死後、天国で幸福になり、金持ちは、死後、地獄に落ちる」という簡単な教え(福音)で救済しようとした。

悪魔が影響を及ぼす人間社会では、必ず、階層が生じ、階級・格差が生まれる。つまり、必ず貧乏人が生じる。しかし、人間は誰でも死ぬ。そして、みな霊界に行く。この世での人生は短いが、霊界では神様が霊に永遠の命を与えることができる。そして、キリストは「神様が貧乏人には永遠の命を与え、金持ちは地獄で滅ぼす」と宣言したのです。つまり、この世で幸福になるための教えではなく、死後に幸福になるための教えが本来のキリスト教だということになる。

貧富の差が、善悪と関係し、善を愛する神様が貧乏人を死後、救済する。これが、イエスの教えの基本になる。ただし、人間の眼には貧しくても悪い人間がいるし、金持ちでも善良な人間がいるように見える。しかし、金持ちも貧乏人を愛すれば、貧乏人にカネを与え、自分も貧しくなる。「多く与えられた者は、多く要求される」と、キリスト言っている。貧しい人間も、善を無視し、手段を選ばず富を追求すれば、そこそこの金持ちになれる。しかし、「そこまでは、できない」から貧乏のままになっている。そのような心の奥底の判断は、他の人間には分からない。まさに、神様のみがご存知だということになる。「人を裁いてはならない」ともキリスト言っている。

ただし、全ての前提条件として、神の教えに従うこと、又は、イエス・キリストの教えに従うことが前提とされている。悪魔でも、人を金持ちにしたり、貧乏にしたりできる。そうすると、分かりやすいのは「貧しい信仰者は天国に行き、その他は地獄に行く」ということになる。しかし、憐れみ深い神様は、貧乏人は全て天国に入れて、その後、神様を愛さない者は天国から追放する、と考えれば、キリストの教えも納得できる。

「貧乏人なら、死後は、無条件でいったんは天国に入る」という教えを、権威のある聖者(神の子、イエス・キリスト)から聞けば、どんな貧乏人でも喜ぶ。

ただし、悪魔に洗脳された富裕層、支配層、上流階級、エリートは、この教えに反感を持つ。悪魔はヴァチカンなどの教会に浸透し、働きかけ、支配し、この教えを曖昧にする。だから、教会は死後の世界、霊界などについては「おとぎ話」のようにしか教えない。

この世の貧富と、霊界の秩序(天国と地獄の違い)を結びつけたのが、本来のイエス・キリストの教えなのです。



2021年10月19日火曜日

総選挙の視点・論点、天の声

 いよいよ日本で総選挙が始まった。

総選挙で、オリンピックの時のように、人の流れが加速し、コロナの第6波が生じるのは確実だと思われる。11月から年末まではコロナの第6波が生じる。

今回の総選挙は、来年の参議院議員選挙と併せて、日本の近未来の体制を決定する。自民党の腐敗・堕落は周知の事実だが、異常なサヨク思想から脱却できない立憲民主党はもっと危険・無能だというのが専門家の常識になっている。だから、有権者は、自民党の大勝は望まないが、同時に政権交代も望んでいない。

本当の争点は、経済的にはこの30年間、日本人の給与が上昇せず、日本企業の国際競争力も低下したことにある。

この原因は、大企業の経営者の非愛国的な姿勢にある。経済のグローバル化の中で、企業収益を上げるために、中国の安価な労働力を利用したのが、デフレのそもそもの出発点になった。日本経済より自社の利益を優先させた日本の企業が、中国の安価な労働力を利用し、一方、中国・韓国は日本の技術を移転させ、日本の個々の技術者も中国・韓国での高給を求めて技術を売り渡した。だから、かつて世界を制覇した日本のエレクトロニクス業界はデフレの中でも企業収益は確保し、内部留保も高めたが、さらなるハイテク分野で中国・韓国・台湾の企業に先を越された。テレビ、スマホ、半導体で日本の優位は失われた。日本の大企業経営者の非愛国的姿勢が、日本経済の停滞、技術の優位喪失、日本人の勤労者の給与水準の停滞、消費の低迷をもたらし、30年のデフレにつながった。

従って、望まれる政治とは、「愛国経済法」を制定し、中国・韓国・台湾に資本移転、技術流出を行う大企業の経営者を取り締まることにある。

今の自民党では、このような愛国主義は推進できない。日本人を豊かにせず、自分の会社だけ、自分の生活だけを豊かにし、国家に没落をもたらす大企業経営者の責任を問うような政治は、今の自民党には期待できない。

しかし、そもそも「愛国」と言う概念のないサヨク政党、サヨク政治家にも期待できない。

投票するなら、本当の民族愛、愛国心を持った政治家に投票すべきだが、それは無党派の政治家に期待するしかない、ということになる。ただし、今の政治体制では、そのような良心的な政治家が伸びる可能性は少ない。

そのような政治家は現在の財界、政界から危険視され、政府は権力をもって抑圧・弾圧する。そして、そのような現体制の象徴が天皇家だということになる。

つまり、大統領制を導入し、天皇を用いた洗脳から日本人を解放するしか、本当の日本の発展は期待できない、ということになる。天皇の代わりに、真の民族の大統領を選ぶべきだ、ということになる。2千年以上前に、中国から渡来し、銅鐸文化を亡ぼし、当時の中国の先進文化で縄文人を支配・洗脳した天皇家から日本民族を解放する、というのが根本思想になる。

現体制の権力者は、このような意見は、どんな手段を使ってでも抑圧しようとうする。右翼もサヨクも、このような意見を抹殺したがる。しかし、このような意見を支持する無党派層のみが、将来の日本を救うことができるのです。

2021年10月18日月曜日

人類の未来に対する考察

人類の未来は、決して明るくない。

今後、千年も、1万年も人類の歴史が順調に続くとは思えない。

その1つの要因が、今回のコロナに対して明らかになった現代文明の脆弱さにある。あるいは、人類が制御できない地球的、宇宙的な規模の天災、災害、異変の可能性がある。

人類の過去は、決して暗黒ではなかった。38億年前に地球に生物が誕生して以来、さまざまな生物が生じては亡んできたが、人類の最遠の先祖の生物は、単細胞生物から多細胞、6600年前の哺乳類、500年前の人類へと進化し、16万年前のミトコンドリアのイブが現代人の共通の先祖となり、その進化の流れは現在まで途切れることなく繋がっている。

人類の他にも、現在、地球には900万種近い生物が存在するが、地球誕生以来、この46億年は、そのような生物の繁栄を許すだけの好条件に恵まれていたと言える。しかし、そのような条件が永久に続くわけではない。人間の物質文明が、地球温暖化をもたらしたように、この地球の自然にも脆弱性がある。自然界のバランスが崩れたり、突発的な異変で生物の大絶滅をもたらすような危機が生じないとは言えない。

宗教的には、神様が人類を守って来たから、そのような悲劇が今まで生じなかったということになる。しかし、人間社会が堕落・腐敗し、神様の教えに従う人間がいなくなれば、もはや、神様が人類を守る理由もなくなり、自然の法則のみに従う脅威が地球を襲うことになる。科学・技術の発達に過信した人類が、古代人のように真摯に神様を敬う心を無くし、神様の保護をなくした人類が滅亡に直面するのは明らかなように思われる。

「古生物学者らはこれまでに起きた5回の大量絶滅を特定している。4億4300万年前のオルドビス紀の終わり頃、推定86%の海洋生物が地球上から姿を消した。3億6000万年前のデボン紀の終わりには全生物の75%が絶滅した。2億5000万年前のペルム紀の終わりには史上最大の絶滅が起き、生物の96%が消えた。

2億100万年前の三畳紀の終わりには全生物の80%が姿を消した。最も有名な大量絶滅は6500万年前の白亜紀の終わりに発生した。このときは恐竜やアンモナイトを含む76%の生物が死に絶えた。他にも1万年前の、更新世の氷河期の終わりに起きたメガファウナ(巨大動物)の絶滅などもある。 (https://forbesjapan.com/articles/detail/27329)」

コロナ・ウイルスのような感染症、大規模な地殻変動、巨大隕石との衝突によって、人類の絶滅でなくても、文明の崩壊は生じる。

18世紀の科学者ニュートンが、「世の終わりは2060年以降に始まる」と予言したのを信じれば、今世紀中に「世の終わり」と称されるような悲劇が人類を襲う可能性はある。とても、千年後、1万年後まで人類の歴史が続くとは考えられない。ただし、今、生きている人間にとって、そのような遠い未来のことには、関心は持てないはずです。自分の生きている間のことだけが重要になる。そして、死後の世界を信じなければ、自分だけは生きている間に(たとえ、合法的であっても)手段を選ばず幸福になろうとする。そして、そのような生き方が人類社会に腐敗・堕落をもたらし、将来の人類滅亡をもたらす。

そもそも、太陽の寿命は約100億年であり、50億年後には太陽は赤色巨星となり、その後は白色矮星となって一生を終える。太陽が赤色巨星となれば、地球は太陽に飲み込まれるか、炎熱地獄となり、地球の生物も完全に死滅する。いずれにしても、その前に人類が太陽系を脱出して、別の恒星系に新たな住居を定めなければならない。しかし、人類文明がその段階まで発展し続けるには、神様の導きが必要だろう。

いずれ、地球も、太陽系も消滅するとしても、そのはるか以前に人類が神様の保護を失って絶滅する可能性は高い。そして、その「世の終わり」が今世紀中に始まるとすれば、この銀河系内の、この太陽系の地球は、神様に見捨てられた「罪の惑星」として霊界の歴史書に記録されるだけになる。そして、我々は、その悲劇の目撃者だということになる。もはや、この世のことには執着することなく、死後の世界、霊界のことを考えるべきかも知れない。

2021年10月14日木曜日

聖書の「山上の垂訓」を学べ!

イエス・キリストは何を教えたか?

日本の学校ではイエスについては、ほとんど教えないが、その教えは人類の文明の基礎となっている。明治以来、欧米化を進めた日本人が、学ぶべき欧米文明の核となる教えだったが、日本の教会ですら、その内容を曖昧にしている。そもそも信仰心のない人間が牧師をしているのだから、そういう呆れた現象が生じる。

さて、簡単に言えば、聖書の中の「山上の垂訓」と呼ばれる部分に、その教えが代表されている。この部分は、教科書で教えるべきイエスの教えの中心です。

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マタイ伝からの引用
5章1節 イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄ってきた。
2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。

3 「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

4 悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。

5 柔和な人たちは、さいわいである、彼らは地を受けつぐであろう。

6 義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、彼らは飽き足りるようになるであろう。

7 あわれみ深い人たちは、さいわいである、彼らはあわれみを受けるであろう。

8 心の清い人たちは、さいわいである、彼らは神を見るであろう。

9 平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。

10 義のために迫害されてきた人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

11 わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。

12 喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。

13 あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。

14 あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。

15 また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照させるのである。

16 そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

17 わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。

18 よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。

19 それだから、これらの最も小さいいましめの一つでも破り、またそうするように人に教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろう。しかし、これをおこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と呼ばれるであろう。

20 わたしは言っておく。あなたがたの義が律法学者やパリサイ人の義にまさっていなければ、決して天国に、はいることはできない。


ルカ伝からの引用
6章20節 そのとき、イエスは目をあげ、弟子たちを見て言われた、「あなたがた貧しい人たちは、さいわいだ。神の国はあなたがたのものである。
21 あなたがたいま飢えている人たちは、さいわいだ。飽き足りるようになるからである。

あなたがたいま泣いている人たちは、さいわいだ。笑うようになるからである。

22 人々があなたがたを憎むとき、また人の子のためにあなたがたを排斥し、ののしり、汚名を着せるときは、あなたがたはさいわいだ。

23 その日には喜びおどれ。見よ、天においてあなたがたの受ける報いは大きいのだから。彼らの祖先も、預言者たちに対して同じことをしたのである。

24 しかしあなたがた富んでいる人たちは、わざわいだ。慰めを受けてしまっているからである。

25 あなたがた今満腹している人たちは、わざわいだ。飢えるようになるからである。

あなたがた今笑っている人たちは、わざわいだ。悲しみ泣くようになるからである。

26 人が皆あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざわいだ。彼らの祖先も、にせ預言者たちに対して同じことをしたのである。

27 しかし、聞いているあなたがたに言う。敵を愛し、憎む者に親切にせよ。

28 のろう者を祝福し、はずかしめる者のために祈れ。

29 あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けてやり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな。

30 あなたに求める者には与えてやり、あなたの持ち物を奪う者からは取りもどそうとするな。

31 人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。

32 自分を愛してくれる者を愛したからとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でさえ、自分を愛してくれる者を愛している。

33 自分によくしてくれる者によくしたとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でさえ、それくらいの事はしている。

34 また返してもらうつもりで貸したとて、どれほどの手柄になろうか。罪人でも、同じだけのものを返してもらおうとして、仲間に貸すのである。

35 しかし、あなたがたは、敵を愛し、人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。そうすれば受ける報いは大きく、あなたがたはいと高き者の子となるであろう。いと高き者は、恩を知らぬ者にも悪人にも、なさけ深いからである。

36 あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ。

37 人をさばくな。そうすれば、自分もさばかれることがないであろう。また人を罪に定めるな。そうすれば、自分も罪に定められることがないであろう。ゆるしてやれ。そうすれば、自分もゆるされるであろう。

38 与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9E%82%E8%A8%93
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この「山上の垂訓」が、イエス・キリストの十字架上の死と、死からの復活以降、2千年の欧米を中心とする世界文明の基礎となった。

日本人も、この教えをよく学び、実践すべきです。明治以来、それをせずに欧米の科学文明の導入だけに注力して来たので、いつまでたっても日本は世界を主導する地位にはつけなかったのです。

「山上の垂訓」というイエス・キリストの教えが、現代の民主主義、人権尊重、福祉、平和の理念の基礎となったのです。

2021年10月12日火曜日

革命を起こす教え「死後の世界は存在する!」

「死後の世界は存在する。」

「特に、貧乏人は死後の世界で幸福になる。」


この教えを信じれば、この世界に革命が生じる。人間の世界観、この世の文化、社会の思想、宗教の教義も全て無意味になる。この教えで人々は本当の自由と救いを得る。高い文化水準、洗練された世界観、苦労して得られる宗教の悟りなども、全て無意味になる。しかし、この世で苦労する貧乏人は救われる。なぜなら、高度な学識、厳しい修行、優れた才能も必要ない。カネ儲けのための悪心を持たず、この単純な真実を信じるだけでよいのです。これが、本当のイエス・キリストによる救いです。


しかし、世界を支配しているのは、政治でも、経済でも、文化でも、宗教でも富裕層だから、この教えには反対する。イエス・キリストのこの教えを隠そうとする。そして、当然、富を求める人間を洗脳し、彼らを支配下に置こうとする悪魔は、この教えが広まらないようにする。だから、世の中の人は、政治家でも、財界人でも、文化人でも、宗教家でも、人間の魂は死後も霊界で生きると言うことに確信が持てなくなる。


悪魔の狡猾なところは、霊能力者も洗脳し、堕落させ、腐敗させ支配下に置くところにある。だから、ほとんどの霊能力者は霊能力を使ってカネ儲けに励む。キリスト教を信じるホームレスのような霊能力者の場合を除いて、普通の霊能力者は、たとえ死後の世界を霊視しても(霊視できるのは霊界の入り口だけ)、この世と同じように豊かに暮らす霊ばかりだと考えて、そのような観念を人々に吹き込む。普通の霊能力者は、この世の金持ちも死後、霊界で豊かに生きると人々に伝える。しかし、現代心霊主義の基礎となった18世紀の霊能力者スウェーデンボルグは、悪霊について警告している。悪霊は、霊能力者の肉体と心に入り込み、悪魔の教えを吹き込む。悪魔は、「死後のことなで心配せずに、この世でカネもうけをし、幸福になれ」と、悪魔の教えを吹き込む。


それでも、2000年前のイエス・キリストの教えは単純です。

「死後の世界は存在する。」

「特に、貧乏人は死後の世界で幸福になる。」

「そして、金持ちは地獄に落ちる。」


キリスト教の教えに従う霊能力者の間でも、地獄についての意見、観察、判断は多少、異なるが、基本は、霊も神に向かって成長しなければならない、ということです。つまり、富や権力によって堕落した霊は、霊界の低いレベルで生きることになる。


さらに、スエーデンボルグによれば、普通の人間が霊界を霊視できるようになれば、正気を失う可能性がある、と警告している。まずは、キリスト教や仏教を学んで霊界について正しい観念を持つ必要がある。「死後の世界は存在する」という教えは、科学・技術が進み、物質文明が発達し、悪魔に洗脳された富裕増の多い現代社会では、ある意味で危険視される。キリスト教や仏教という2000年以上の歴史を持つ正当な宗教を基盤としない、霊能力者は悪魔によって洗脳されやすい。


死後の世界は存在する。人間の魂は死後、霊界に入る。そして、霊界で霊は天国・天界に向かって成長することを求められる。この世で富や権力を持っていた人間の霊は、霊界で低いレベルに置かれ、自ら地獄に行く者もいる。天国・天界に入るには、善と愛を学ばねばならない。そもそも、死ぬ前に富や権力を持っていた人間は、上辺はともかくとして、心の奥底では善や愛が足りない。しかし、貧乏人は、より深く善や愛を理解しているので、霊界では高いレベルに置かれる。だから、イエス・キリストは、「貧乏人は、死後、天国に入る」と述べているのです。

2021年10月10日日曜日

霊的には貧乏人が「上」で、金持ちが「下」

イエス・キリストの教えの革命的な点は、この世の価値観を変えたことです。

ただし、キリスト以後、2千年たって、その教えは形骸化している。これが、現代世界の全ての問題の元凶だと言っていい。


その教えとは、「貧乏人は、死後、天国で幸福に暮らすが、金持ちは、死後、地獄に落ちる」ということです。つまり、霊的には貧乏人が「上」で、金持ちが「下」だということです。この世の価値観が、キリストの教えでは逆転するのです。


この教えを信じれば、誰もが貧乏人を目指して生きるはずです。しかし、死ねばおしまい、という考え方が世の中の主流となっている。人間の魂は肉体の死後も生き残るという考えは、まだ世の中の常識にはなっていない。魂の存在や、霊界の存在もオカルトの世界の話しだということになっている。とにかく、生きている間に幸福を求めると言う生き方が主流になる。そのためには金持ちにならねばならない、と人は考える。


霊や霊界の存在を認める宗教も多いが、「金持ちは地獄落ち」という教えをその聖典に書いているのは、キリスト教くらいのものです。


さらに、悪魔はカネでもって人間を支配するという教えが、本来のキリスト教にはある。悪魔に魂を売らなければ、1円も手に入らないような社会になっている。従って、金持ちほど悪魔に魂を売っている。そして、悪魔に魂を売った人間は、腐敗・堕落する。悪魔は人間の欲を刺激して金持ちを志向させ、カネを得た人間を腐敗・堕落させる。腐敗・堕落した人間は神の教えから遠ざかる。そして、死後は、金持ちの魂は地獄に落ちる。


イエス・キリスト様は、貧乏人を愛し、神様の定めた霊の取り扱いを世に伝えるために、人間社会に2千年前に来た、というのが真実です。この世では貧乏で苦しんでも、死ねば天国で幸福になる、という神の定めを信じれば、それだけでこの世の貧乏人は救われる。だから、聖書の中のキリストの宣教活動を記した巻は「福音書」と呼ばれる。


死後も魂は存続し、貧乏人は天国に、金持ち・富裕層・エリートは地獄に、というのが、この世の常識になれば、世の中は革命的に変わり、貧乏人が苦しむこともなくなるのです。問題解決は政治的な革命ではなく、まず宗教的な革命で行われるべきなのです。


2021年10月8日金曜日

貧乏人は、死後、天国に入り、金持ちは、死後、地獄に落ちる

 イエス・キリストの教えのポイントをあげてみよう!

1.人は必ず死ぬ

これは、誰でも知っている。この世で永遠に生きる人間はいない。そこで、「人生はただ一度。手段を選ばず、この世での幸福を追求すべき」という悪魔の教えがはびこる。

2.この世で死んでも、人の魂は霊界で生きる

臨死体験が、広く知られるようになり、「人は死んでも、霊界で生きる」という認識が普及するようになった。また、霊能力者、霊媒、スピリチュアリズムなどが、マスメディアで取り上げられるようになり、霊の存在、霊界の存在、守護霊、悪霊の存在が徐々に一般に認められるようになって来ている。このような心霊主義に基づいて、さまざまな新興宗教や、エンターテインメントとして霊能力を売り物にする芸人も輩出している。しかし、そもそも、キリスト教も仏教も、霊的存在としての人間に注目して成立した宗教です。霊、霊界、死後の世界に関心を持つなら、キリスト教や仏教などの2000年以上の伝統のある正統宗教を学ぶべき。

3.霊界に入った人の霊は、天国に行く善良な霊と、地獄に行く邪悪な霊に分けられる

これが、キリスト教や仏教などの2000年以上の伝統のある正統宗教に共通の教義です。善人の魂が地獄に落ち、悪人の魂が天国に入るという教義はない。ここまでは、宗教に縁のない人間でも、善良な人々は本能的に理解する。そして、天国には神様がおり、地獄は悪魔がいると考えるのも自然な考えです。天国は悪魔が支配し、神様は地獄にいるという教義はない。

4.天国で善良な霊は、神様から永遠の命を与えられ、地獄で邪悪な霊は、神様によって、悪魔と共に抹殺される

キリスト教は永遠の命を得るための宗教です。命は神様が与えるものであり、永遠の命も神様が、善良な霊に与える。これが、キリスト教という宗教の基本になる。

5.善良な霊とは神様への信仰心を持ち、その教えを実行する人間だと言ことになる。邪悪な霊とは神様の教えを否定し、又は、表面だけ信じていても、その教えを心から実行することのない人間だと言うことになる

これが、宗教性という面で中心的な教義になる。しかし、口先だけ、言葉だけで神を信じると言いながら、その教えを実行しない者は、善良な霊を持つとは言えない。この辺りから、カトリックなどの宗教組織は曖昧になる。信仰やその実践を客観的に評価することはできない。実際に、教会と言う社会的な組織、牧師/神父という社会的な地位のために、信仰もないのに、神学部を卒業して、形だけ宗教の実践らしきことをして、牧師/神父となる人間も多い。

6.特に、貧乏人は善良な霊を持っており、金持ちは邪悪な霊を持っていると見なされ、従って、貧乏人の霊は死後、天国に入り、金持ちの霊は死後、地獄に落ちる

これが、イエス・キリストの教えの核心です。この教えの延長として、死後、天国に入るのは、「貧乏人、社会の下層/底辺の人間、不幸な人間、苦しめられる人間、裏切られる人間」だということになる。逆に地獄に落ちる人間は、金持ち、富裕層、社会の上流階級/エリート、幸福な人間、他人を苦しめる人間、裏切る人間だということになる。この世で「上」の人間は、霊界では「下」になり、この世で「下」の人間は、霊界では「上」になる。

しかし、信仰心のない貧乏人はどうなるのか? 信仰心のある金持ちはどうなるのか? こういう疑問が生じる。究極的には、信仰心を実践すれば、決して金持ちにはなれない、或いは、いつまでも金持ちではいられない。自分のカネや財産を周囲の貧乏人に与えれば、金持ちでも貧乏になる。貧乏人の悪党というものもいるが、その人間の人生を通して見れば、どこかで贅沢を経験している。従って、そういう信仰心を持てない貧乏人は、本当の貧乏人ではなく、いったん天国に受け入れられても、やがて天国から追放される。金持ちについては、表面的な信仰を持っていても、貧乏人になるほどの信仰のない人間は、やはり、天国から追放される。

これが、キリストの教えの核心であり、2000年間にわたって宗教界や学会、エリートによって研究されて来た問題です。

しかし、答えは単純です。「自分より貧しい人間がいることは、我慢できない。そういう人間には、自分のカネを全て与えよう」というのが、キリスト教の教えだと言うことになる。「貧乏競争」をするのが、キリストの教えの実践であり、宗教的な実践になる。

そして、そういうキリストの教えの実践者が、死後、天国に入るというのが、本来のキリスト教になる。

さらに、「貧乏人、社会の下層/底辺の人間、不幸な人間、苦しめられる人間、裏切られる人間は、死後、天国に入る」、というのが、イエス・キリストの愛の教えだということになる。

そこで、分かりやすく言えば、「信仰心のある貧乏人は、死後、天国に入り、永遠の命を与えられるが、信仰心のない金持ちは、死後、地獄に落ちて、そこで抹殺される」ということになる。


2021年10月5日火曜日

イエス・キリストの教えの要約

聖書のイエス・キリストの教えを要約すれば、以下のようになる。

貧乏人は天国に行き、金持ちは地獄に落ちる!

幸福な人間は神様に愛されない!

人の上に立ちたい人間、エリート、地位のある人間は、人の召使になるべき!

信仰者を攻撃する人間は、悪魔に魂を売った人間なので、無視すべき!

信仰があれば、奇跡は起きる!

そして、神様と隣人を愛することが、神様の人間に対する指示である!

つまり、天国に入ることのできる人間とは、社会の底辺の人間であり、誰よりも貧乏であり、不幸な人生を生きる人間であり、奇跡を生じさせるほどの信仰者だということになる。少なくとも、貧乏競争で世界一になる人間が、ローマ法王となるべきだということになる。

しかし、現実の社会は、富と地位を求めて争う社会であり、人々は幸福を求めて競い、不幸な人間を無視し、踏みつけ、地位ある人間は当然、下位の者を支配し、傲慢になり、宗教もカネ儲けや出世の手段となり、聖書などは「おとぎ話」としてしか理解されていない。

聖書の教えを理解するカギは、人間は死ねば終わりではなく、死者は全て霊界に入り、その魂はあの世で生き続ける、ということです。この世だけで、全てが終わるのではない。むしろ、死後、人間の魂は天国に行く者と、地獄に行く者に別れる。そして、イエス・キリストは、「この世で人の肉体を殺せても、人の魂を殺せない悪魔は恐れるな。むしろ、悪魔に従った魂を地獄で抹殺できる神様を恐れよ」と教える。

つまり、この世とあの世は連続した世界であり、本当の死とは、肉体の死後、地獄で魂が神様に滅ぼされることを意味する。しかし、死後、霊界から天国に入ることを許された魂は、そこで永遠の生命を得る。

そして、天国に入るには、貧乏で信仰をもたなければならない。信仰を持つとは、魂の問題であり、牧師や神父であること、教会のメンバーであることとは関係ない。むしろ、貧乏人は信仰者だと見なされ、霊界から天国に入れられる。つまり、貧乏人であることが、天国に入る最低の条件となる。

その理由は、人間社会では悪魔に魂を売らなければ、1円も入手できないという仕組みになっているということがある。衣食住は、全て、この社会の仕組みの中で得られることになっている。だから、ホームレスであることしか、悪魔の誘惑から逃れる道はないということになる。

ただし、ホームレスでなくとも、神様が十分、貧乏であると認めてくれれば、天国に入れる。ある意味で、信者は信仰の強さに応じて貧しくなる。実際、イエス・キリストも2000年前に宣教していたとき、ホームレスとして生きており、カネは持たず、人々からの施しで生きていた。これは、ブッダの人生も同じです。

たとえ、イエス・キリストの教えを知らなくても、本能的に悪魔を嫌う人間は金持ちの生活には耐えられない。結果として、そのような人間も信仰者のように貧しくなる。だから、貧しさが、信仰をはかる物差しになる。

なお、イエス・キリストは「信仰があれば、山をも動かすことができる」と言っている。今の時代なら、「信仰があれば、コロナに感染しない」ということになる。ただし、コロナ感染者を全て、不信仰者として責めるわけではないが・・・

2021年10月3日日曜日

コロナの影響の見直し:日米欧の腐敗・堕落と中国の危険な覇権への野望

 コロナの発生によって、世界だけでなく日本にも大きな影響が生じた。

コロナの世界大感染(パンデミック)がなければ、アメリカでは白人至上主義者のトランプが再選し、日本では権力に奢った安倍が病気辞任することもなかった。トランプはコロナ対策の不手際で政治の素人ぶりを露呈し、安倍は森友事件関連の批判に加えてコロナ対応が圧力となって、それぞれ2020年に政治の檜舞台から姿を消した。神様は、トランプと安倍にストップをかけるためにコロナを発生させたとも考えられる。

さらに、コロナがなければ東京オリンピックの延期・無観客開催もなかった。オリンピックが予定通り2020年に開催されていれば、外人観光客も多数来日し、日本はオリンピック景気で過熱していたと思われる。そして、貧富の格差がさらに拡大し、多くの日本人が腐敗・堕落した繁栄を享受していたはずです。実際にコロナの影響を受けた代表が、飲食店、観光業、航空業界などのサービス産業だった。

さらに、国内でのワクチン開発、製造もできないというお粗末な医薬品業界・厚生行政が浮き彫りにされ、コロナ患者は入院もできないという医療の一部崩壊を招いた。欧米に比べれば、2桁ほど被害が少なかったとは言え、日本社会の安全神話に陰りがさした。さらに新種のウイルス、変種のコロナが生じたときに、どこまで対応できるかに不安と疑問が生じた。

国際的には中国の軍事的・経済的膨張に対する警鐘となった。

20世紀後半の世界文明を推進してきたのは、欧米・日本を中心とする民主主義国家で、独裁政権の中国ではない。中国は、第二次大戦以後、特に日本との国交回復後、ある意味で甘言をもって日本から資本・技術を勧誘・導入し、また、90年代の日米経済摩擦以降は、アメリカの日本に対するけん制策によってアメリカに優遇され、アメリカから資本・技術を大量かつ安価に取り入れ、果ては、違法に技術の窃盗を行い経済力を拡大させてきた。欧米・日本の民主主義国には、中国が経済力をつければ民主主義化するとの期待が、21世紀まではあったが、香港の民主化勢力弾圧・ウイグル族の弾圧など、むしろ、中国共産党の独裁化を強化した。アメリカのクリントン、ブッシュ、オバマ大統領時代の中国優遇策は完全に裏目に出た。今や経済大国化した中国をトランプは抑えようとしたが、EUや日本と協調しないトランプ政権の政策は効果が疑問視されていた。

そんな中で、中国の世界での覇権を求める動き(一帯一路政策など)にストップをかけたのがコロナだった。WHOへの非協力的な対応など、世界の安全と平和について責任のある態度を取らない中国の姿勢が明確になり、欧米の中国への警戒は一層高まることになった。今年にはイギリスが空母艦隊を太平洋に派遣し、フランスの有力な政治家も台湾を訪問した。

歴史的に見れば、世界で2千万人以上が死亡した100年前のスペイン風邪の後に、大恐慌、第二次大戦が生じた。現在のコロナの死者は500万人弱だが、再び、大恐慌、世界大戦が生じないとも限らない。その要因としては、コロナの発生国の中国が第一に挙げられる。

中国は戦後も何度も、感染症を発生させてきた。中国の急激な都市化と、未整備な環境・衛生対策が野生生物の持つウイルスを人間社会に引っ張り出したと考えられる。さらに、細菌・ウイルスなどを生物兵器に利用しようとする中国の動きは、中国国内でも国外からも監視されていない。ある意味で、コロナは安全保障上の事件だとも言える。

日米欧の民主主義的・先進資本主義国家の腐敗・堕落もコロナで反省を強いられるべきだが、第三次世界大戦の要因となる中国の独善的な独裁体制による世界制覇への動きも、コロナを契機として真剣に警戒し、監視されるべきです。

聖書の研究家でもあった科学者ニュートンは、2060年以降に「世界の終わり」が始まると予言している。第二のコロナが数年後に発生すれば、世界はこの予言に近づく。この危機感が人類に共有されるのが、望まれるべきコロナの影響だということになる。



2021年10月1日金曜日

コロナの教訓:「神を恐れよ!」

コロナが、2020年に勃発することを予言できた者はいない。

2001年には、同時多発テロ、2011年には、東日本大震災が生じ、2021年の今も世界はコロナの大感染に苦しんでいる。特に、日本は10年ごとに厄災に見舞われている。この意味で、2031年にも新たな厄災(首都直下型地震/東南海大津波?)が生じると考えるべきです。

2000年代は、強欲な資本主義と経済のグローバル化を推進するアメリカに脅威を与えたイスラム過激派のテロと、リーマンショックなどの金融危機がアメリカを襲い、アメリカは黒人初の大統領オバマを選んで、ある意味で反省を示した。同時期に日本では、デフレと貧富の格差を20年も放置した自民党政権に代わって、リベラル/サヨク系の民主党が政権をとり、社会的な是正が図られた。

2000年代の末、オバマ政権は金融危機からの脱出のために、巨大な中国市場を考慮して中国優遇策を推進し、中国は経済を拡大しGDPで日本を抜いた。しかし、中国は欧米・日本的な民主主義国家を志向することはなく、中国共産党は独裁化を強めた。その反動もあって、アメリカでは偏った愛国主義を掲げるトランプ政権が成立し、日本では、2011年の福島第一事故での東電・政府の無能ぶりよりも民主党政権の無力ぶりに危機感を抱いた国民は、デフレ解消のアベノミクスを掲げた安倍政権を支持し、政権は再び自民党に戻った。

2010年代には、アメリカはイスラム・テロや金融危機から立ち直ったが、白人至上主義者・政治素人のトランプの無能ぶりが明らかになり、トランプは中国を抑えてアメリカ経済の再成長をはかり、再選を狙った。日本では安倍首相の強権ぶりが国民から嫌われるようになったが、2020年のオリンピック開催予定で日本は沸き返り、オリンピック景気で日本経済も強化されるはずだった。そして、政界無敵の安倍はさらなる再選を狙った。

しかし、2020年の始めにコロナ・ウイルスの世界大感染が中国から始まった。2021年9月末には、世界の感染者の累計は2億3千万人を超え、死者は480万人に迫った(日本では感染累計170万人、死者1万7千人)。アメリカの死者は70万人を超え、アメリカが関わった過去のどの戦争よりも多数の死者を出した。その影響でコロナ対応を批判されたトランプは再選されず、かつて金融危機の後始末で副大統領としてオバマ大統領を助けたバイデンが大統領に当選した。日本では、このコロナの嵐の最中に、安倍首相は病気辞任し、後任の安倍路線を継承した菅首相も不人気で1年間で辞任する。東京オリンピックも無観客ゲームとなり、オリンピック景気は起きなかった。

コロナの影響で、日米の政治体制には大きな影響が出た。しかし、WHOに対する対応などで国際的な評価を落とした中国には、もっと隠れた深刻な影響が出ているものと思われる。2022年の北京冬季オリンピックをボイコットする動きすらある。経済の大国化で政治・軍事的に膨張した中国に対してもコロナは大きな警告だったと思われる。

世界の死者が500万人に近づくコロナは、日米、中国だけでなく人類全体に対する神の警告だと考えられる。100年前には、第一次大戦の末期にスペイン風邪の世界大感染が発生し、第一次大戦は大感染の中で終結しヨーロッパに平和がもたされた。しかし、ドイツではその後、ヒットーラーの独裁化が始まる。そして、アメリカ発の世界大恐慌が始まり、日本は市場を求めて中国大陸に進出し、1941年発の日米戦争の遠因を作った。スペイン風邪は第一次大戦を終結させたが第二次大戦は防止できなかった。

コロナは、腐敗化する日米の政治に大きな影響を与え、暴走しようとする中国に警告を与えたが、第三次世界大戦を防止できるか否かは不明です。ウイルス兵器を使った世界大戦すら考えられる。

いずれにしても、2020年から2021年のコロナの世界大感染は、人類社会の腐敗・堕落に対する神の警告だと考えられる。悪魔は人類を滅亡させずに、果てしなく腐敗・堕落させることを望む。神様は、信仰者が感染死しても天国に入れて救うことができる。神様は死の天使にコロナ・ウイルスを持たせて人間世界に送ることもできる。コロナの教訓とは、「腐敗・堕落した人間社会に怒る神様を恐れよ」ということです。