2012年7月1日日曜日

悪口を言われたら喜べ。ほめられたら心配しろ




キリスト曰く、「悪口を言われたら喜べ。ほめられたら心配しろ」。

正しい人のことを世間は煙たがる。正義の人は嫌われる。正論を吐けば、メディアにたたかれる。世の中をよくしようとする信仰心のある正義の人は嫌われるが、天は見ている。神様は正しく評価してくれる。

これが社会の真実です。

逆に利益をもたらしてくれそうな人をほめる。何らかの儲けにつながりそうな人間はほめる。政治的な目的のために、偏った行動をする人をほめる。詐欺師、犯罪者、謀略者のもたらす利益誘導話しを持ち上げる。世の中を悪くしてでも自分の利益をはかろうとする増税政治家を、メディアはたたえる。

これがメディアの真実です。

今の日本の現状で消費税の増税は好ましくない。そういう正論はメディアで歓迎されない。足し算・引き算だけの中学生向けの単純な増税論が幅をきかせる。政府、財務省、首相周辺はさまざまな利益誘導で新聞幹部、評論家、アナウンサーなどを事実上買収している。

逆に、被災地の人々の80%は増税反対。原発避難者も増税反対。非正規労働者、アルバイター、生活保護者、年金生活者も反対。デフレで苦しむ中小零細事業者も反対。

増税賛成は高給取りの国会議員、エリート官僚、大企業社員、メディア関係者だけです。

こういう状態では、メディアに罵られる小沢一郎とそのグループが救世主的にがんばっている、という見方すらできる。

ポイントは、本当に谷垣自民党総裁が、野田首相から解散への合意を取っているかどうかです。それがなければ、消費税の増税をしただけで、谷垣総裁は9月の自民党総裁選挙でその座を追われ、野田首相も9月の代表選挙で代表・総理の座を追われて、後に消費税だけが残ることになる。

まったく、国民には迷惑な二人が表舞台から去ってくれるのは、しかし、悪いことではない。
問題は、税率増加のタイミングを何年間遅らせることができるかになる。




Mt. Fuji over Tokyo