2012年7月22日日曜日

弱々しく生きるのが「道」の道理 (野田首相は増税ヒーローを気取るな)




老子曰く、「前進あるのみでなく、あともどりするのが道の動きである。強く生きるのでなく、弱々しく生きるのが道の道理である」。

プロレスの王者のように相手に突進し、威圧し、打ち倒す。この漫画的なヒーローのイメージに皆とらわれている。

しかし、そのプロレスの王者は、ライバルの送り込んだスパイにだまされて、夜の酒場で喧嘩沙汰をおこし、やがて闇に葬られていく。こういう筋書きが一般的です。

人間界の競争はほとんどが悪知恵合戦です。

あれだけ押し出しのよい堂々たる政治家が、裏では実力者にへつらい、媚び、子分、家来、召し使いとなっている。

野田総理もかっこよく 「増税に政治生命をかけます。この言葉に掛け値はない」 などと叫んでいますが、裏では自民党の派閥の領袖、自民党の幹部に電話をして 「3党合意」 を懇願している。官邸機密費を何億円使ったのかと疑わせる。


(野田首相や安住財務相がメディア関係者、評論家に相当カネを配ったのではないかとの疑いがある。特に、読売のワタナベとの裏取引が濃厚。新聞の税率が10%になれば、新聞も売上が激減するだろうに・・・)

野田は財務大臣・総理になって1年や2年で消費税増税の理論が理解できるはずもない。背後には財界と財務省がいる。皆、そう考えている。

政治家をやめても財界と財務省の支援があれば悠々と暮らしていける。生涯エリートだ。野田は自分の一生を消費税増税で買ったといわれてもしようがない。

増税は富裕層から始める。そういうことのできない民主党は有権者を裏切ったといえる。

民主党も、野田を鳩山首相に代えてもう一度やり直しだ。

*** 付録 ***


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