キリスト曰く、「あなた方は雀などより、もっと値打がある」。
信仰心を持って生きる者には、神様が目をかけてくださる。
損得、欲得、自分中心の人間とは異なる。神の目にはその違いがうつっている。
日本国も、普通の国ではない。世界のどの国よりも値打がある。
第二次大戦の前には、世界中が欧米の支配下にあった。中東では旧大国トルコがヨーロッパ/ロシアに屈服し、リビア、エジプト、シリアなどは英仏伊の植民地。イランもイギリスの支配下。インドはイギリスの植民地。パキスタン・スリランカ・ミャンマー・マレーシア・シンガポールはイギリスの植民地。カンボジア・ベトナムはフランスの植民地。インドネシアはオランダ、フィリピンはアメリカの植民地だった。中国はようやく蒋介石の統一がなったが、ロシア(ソ連)、イギリス、フランス、大日本帝国が勢力・利権をもっていた。今やG20の中心国の南アフリカはイギリスの植民地、韓国は日本に併合、ブラジルはポルトガル人の支配国で原住民は虐げられていた。
この中で欧米と同じ産業レベル、科学レベルに追いついていたのは日本だけです。
逆に日本に対する欧米、ヨーロッパ系人種の嫉妬というものがある。
イギリスなどを旅行すると、日本人に、「もうお前ら日本人はヨーロッパから学ぶことがなくなったのか」、などと失礼なことを言うヨーロッパ人がいる。日本人に追い抜かれて悔しいからです。
逆に、「ヨーロッパやアメリカはいつまでも調子に乗るな」、と言える日本人がいるべきです。それだけ、日本と日本人は普通の国でもなければ、普通の民族でもないのです。
しかし、第二次大戦前の日本人はそのような意識がなかった。ただ、自分たちも欧米人と同じレベルになり、「名誉白人」
となって他のアジア人、朝鮮人、中国人を見下す立場になったと思った。これでは、あまりに愚かです。実際に、世界の超大国アメリカと戦争をして無条件降伏した。そして、今度は「名誉アメリカ人」
となることを目指し始めた。
(ソニーなどはアメリカのビジネスマンを会長にする始末。そいう外人が日本のために命をかけるはずがない。パナソニックもアメリカ営業の経験者を重用しすぎた。日本の特殊性を忘れた幹部では日本での営業にマイナス)。
こういう愚かな近代・現代の日本の歴史を見ると、日本は特別な国なのに、十分その使命を意識しなかった。自分のことしか考えなかった。中国やインドをまとめて、その先頭に立って、「アジア合衆国」を作ってでも欧米に(平和的・経済的に)対抗すべきだったかもしれない。
(そのためには日本も世界宗教と固有宗教に分けて考える必要がある。かつては、天皇家も熱心に仏教を学び、奈良に大仏を建てたりしていた。
神道は日本固有の尊い宗教です。しかし、世界を、アジアをリードする日本となるには仏教などの世界宗教をもっと尊び、研究する必要がある。
第二次大戦後は天皇家もキリスト教をよく研究したと言われています。昭和天皇と非常に親しくなったマッカーサー元帥は日本にキリスト教をもっと普及させようとしていた。)
日本の経済・財政・安全保障もこういう観点から考えるべきです。
世界で因習的な、手あかのついたような経済理論、財政方式、防衛体制に盲目的に従うべきではない。
革命的な経済理論、革新的な国家財政の運営、卓越した国家・地域防衛の運用を行うべきです。日本独自の伝統・環境・条件に考慮して。
The National Diet Building, Tokyo